
5月29日のワインセミナーは、イタリアワインの特集でした。講師は、コンステレーション・ワインズ・ジャパン株式会社のリチャ・ボエさんです。彼女は、イタリアのネイティブですが、大変、日本語がお上手でした。
今回ご紹介頂いたのは、ルフィーノというワイナリーです。そもそも、イタリアは、気候的、地理的にぶどう栽培に適した条件を備えています。常にフランスと生産量、輸出量の世界一を競っているワイン大国でもあります。イタリア二十州全てで赤・白・ロゼ・スパークリングのワインが作られ、それぞれの州で特徴あるワイン造りが行われています。
イタリアワインの始まりは、紀元前800年頃。イタリア南部シチーリアでぶどうが栽培され、ワイン造りが始まりました。次第にイタリア全土へと拡がり、文学や美術など宮廷文化の発展とともに人々に愛飲されるようになりました。
ところが、ヨーロッパ経済の中心が、フランス、ドイツ、英国に移ると、その名声と生産量が落ちてしまいます。
今回ご紹介頂いたのは、ルフィーノというワイナリーです。そもそも、イタリアは、気候的、地理的にぶどう栽培に適した条件を備えています。常にフランスと生産量、輸出量の世界一を競っているワイン大国でもあります。イタリア二十州全てで赤・白・ロゼ・スパークリングのワインが作られ、それぞれの州で特徴あるワイン造りが行われています。
イタリアワインの始まりは、紀元前800年頃。イタリア南部シチーリアでぶどうが栽培され、ワイン造りが始まりました。次第にイタリア全土へと拡がり、文学や美術など宮廷文化の発展とともに人々に愛飲されるようになりました。
ところが、ヨーロッパ経済の中心が、フランス、ドイツ、英国に移ると、その名声と生産量が落ちてしまいます。

しかし、1963年、これまでの伝統的なワイン造りを基準とした「ワイン用ぶどう果汁とワインの原産地呼称保護のための規則」を制定、ワイン造りの新たな歴史をスタートしました。
イタリアのワイン法=DOC法(Denominazione di Origine Controllata)は、上からDOCG・DOC・IGT・VdTに格付けされます。
D.O.C.G ・・・「統制保証原産地呼称」18銘柄
葡萄品種も原則としてイタリア固有種が中心です。
D.O.C. ・・・「統制原産地呼称」約240銘柄
各地方の主要なワイン生産地ごとに与えられる 評価で。葡萄品種は外国原産のものも多く認定されています。
I.G.T. ・・・「地理的表示」100地域
上記2つのカテゴリーに属さないが、各地方の特色を持ったワインです。
V.d.T. ・・・「テーブルワイン」いわゆる「ヴィーノ・ダ・ターヴォラ」のことです。
外国産ワインとのブレンドは禁止されていますが、一般的な日常ワインのほかに「スーパートスカーナ」と呼ばれるトスカーナ地方の銘醸ワインのような規格にとらわれない革新的な高品質ワインもこれに含まれます。
このイタリアのワイン法は、その土地で栽培されてきた品種を用いてワインを造ることが基本とされているため、キャンティのようにその質にピンからキリまであるようなワインが一括してDOCGにランクされ、逆にサッシカイアのような高品質ワインがVdTにランクされるなど、必ずしも格付けとワインの品質が一致していないという難しさがあります。(そのため、中には格付けと値段との乖離も顕著なワインもあります。)
例えば、トスカーナ地方では、土壌と相性のよいカベルネ・ソーヴィニヨン種を植えて、良質のワインを造ろうとする動きが活発です。こうして造られたワインは、当初、格付け最下位のVdTや下位のIGTとして生産されていましたが、品質の良さから世界的に評価され、DOCに認定されるものもでてきています。ワイン法もこのようにして、改正されています。
イタリアのワイン法=DOC法(Denominazione di Origine Controllata)は、上からDOCG・DOC・IGT・VdTに格付けされます。
D.O.C.G ・・・「統制保証原産地呼称」18銘柄
葡萄品種も原則としてイタリア固有種が中心です。
D.O.C. ・・・「統制原産地呼称」約240銘柄
各地方の主要なワイン生産地ごとに与えられる 評価で。葡萄品種は外国原産のものも多く認定されています。
I.G.T. ・・・「地理的表示」100地域
上記2つのカテゴリーに属さないが、各地方の特色を持ったワインです。
V.d.T. ・・・「テーブルワイン」いわゆる「ヴィーノ・ダ・ターヴォラ」のことです。
外国産ワインとのブレンドは禁止されていますが、一般的な日常ワインのほかに「スーパートスカーナ」と呼ばれるトスカーナ地方の銘醸ワインのような規格にとらわれない革新的な高品質ワインもこれに含まれます。
このイタリアのワイン法は、その土地で栽培されてきた品種を用いてワインを造ることが基本とされているため、キャンティのようにその質にピンからキリまであるようなワインが一括してDOCGにランクされ、逆にサッシカイアのような高品質ワインがVdTにランクされるなど、必ずしも格付けとワインの品質が一致していないという難しさがあります。(そのため、中には格付けと値段との乖離も顕著なワインもあります。)
例えば、トスカーナ地方では、土壌と相性のよいカベルネ・ソーヴィニヨン種を植えて、良質のワインを造ろうとする動きが活発です。こうして造られたワインは、当初、格付け最下位のVdTや下位のIGTとして生産されていましたが、品質の良さから世界的に評価され、DOCに認定されるものもでてきています。ワイン法もこのようにして、改正されています。

DOCGに認定されたワインにはこのようなピンクのシールが、全ての瓶に貼られています。よく見ると「DOCG」の文字がご覧頂けると思います。

ティスティング頂いたのは、ルフィーノ社のワインです。ルフィーノ社は、イタリアワインの代名詞「キャンティ」の名を世界に広めた最大の功績者として知られる伝統ある銘醸です。ワインだけでなく、上質なオリーブ オイルも造られています。
トスカーナ地方の古くからある名酒たちをさらに磨きあげる伝統的なワインメーカーとして伝統を重んじる姿と、フランス系のシャルドネ種やカベルネ・ソーヴィニヨン種などを使用した新しいジャンルに挑戦する革新的な姿と2つの顔を持つルフィーノ社です。
それでは、具体的にティスティングワインについてご紹介致します。イタリアのワイン法を意識して、産地、使われているぶどう品種、価格帯をみながらご確認されると面白いと思います。
こちらでご紹介させて頂いたワインは、全て1本からお買い求め頂けます。リンク先のワインズマートを宜しくお願い致します。価格は、こちらでチェックして下さい。
トスカーナ地方の古くからある名酒たちをさらに磨きあげる伝統的なワインメーカーとして伝統を重んじる姿と、フランス系のシャルドネ種やカベルネ・ソーヴィニヨン種などを使用した新しいジャンルに挑戦する革新的な姿と2つの顔を持つルフィーノ社です。
それでは、具体的にティスティングワインについてご紹介致します。イタリアのワイン法を意識して、産地、使われているぶどう品種、価格帯をみながらご確認されると面白いと思います。
こちらでご紹介させて頂いたワインは、全て1本からお買い求め頂けます。リンク先のワインズマートを宜しくお願い致します。価格は、こちらでチェックして下さい。
麦わら色の色調。果実味の中に摘みたての野の花やりんご、イチジク等のフレッシュな香り。
しっかりした酸、果実の香り、ストラクチャーにより、活き活きとしながらも、スムーズな飲み口です。余韻は長く、香りも華やかで、スライスしたアーモンドを連想させます。
オルヴィェートがDOC指定を得た12年前、1959年にファースト・リリース。
しっかりした酸、果実の香り、ストラクチャーにより、活き活きとしながらも、スムーズな飲み口です。余韻は長く、香りも華やかで、スライスしたアーモンドを連想させます。
オルヴィェートがDOC指定を得た12年前、1959年にファースト・リリース。
麦わら色。リンゴや野の花、レモンの果汁や焼きたてのパンを思わせるような、新鮮で果実味にあふれた香り。
フィニッシュには、すばらしいミネラル感を感じます。ミディアムボディで、香り高くエレガント。繊細で、桃の花や、搾ったグレープフルーツジュースのような果実味が長く残ります。格付けは、I.G.T.です。
フィニッシュには、すばらしいミネラル感を感じます。ミディアムボディで、香り高くエレガント。繊細で、桃の花や、搾ったグレープフルーツジュースのような果実味が長く残ります。格付けは、I.G.T.です。
ルビーレッドの色調。
典型的な葡萄酒の香りに始まり、すみれの花や果実の香りもしっかりしており、フィニッシュは白胡椒の少々スパイシーな香りとヘーゼルナッツの豊潤さを感じます。
ボディーは、ミディアムでバランス良く長い余韻が感じられます。伝統的イタリア料理に幅広くマッチする、サンジョベーゼの快活さを活かしたワインです。20世紀初めから100年以上の歴史を持つ製品です。
以前、キアンティは、白ぶどうを加えることで飲み易さを追求していました。(黒ぶどう+白ぶどう造っていました)今は、法律が変わって黒だけでも作れるようになりました。
キアンティの格付けは、D.O.C.G.です。
典型的な葡萄酒の香りに始まり、すみれの花や果実の香りもしっかりしており、フィニッシュは白胡椒の少々スパイシーな香りとヘーゼルナッツの豊潤さを感じます。
ボディーは、ミディアムでバランス良く長い余韻が感じられます。伝統的イタリア料理に幅広くマッチする、サンジョベーゼの快活さを活かしたワインです。20世紀初めから100年以上の歴史を持つ製品です。
以前、キアンティは、白ぶどうを加えることで飲み易さを追求していました。(黒ぶどう+白ぶどう造っていました)今は、法律が変わって黒だけでも作れるようになりました。
キアンティの格付けは、D.O.C.G.です。
ルビーレッドの色調。
小さなベリーフルーツやチェリー、プラムなどの繊細な果実味にあふれ、キアンティ・クラシコ・サンジョヴェーゼの典型といえます。ブーケはヴァニラや白胡椒の豊かな香りで、フィニッシュには熟した果実のニュアンスを感じます。
ミディアムボディで、果実味を中心に程よいタンニンと香り豊かなバランスがきれいにまとまっています。熟したチェリーやプラム、ウォールナッツやダークチョコレートが感じられます。
格付けは、D.O.C.G.です。
小さなベリーフルーツやチェリー、プラムなどの繊細な果実味にあふれ、キアンティ・クラシコ・サンジョヴェーゼの典型といえます。ブーケはヴァニラや白胡椒の豊かな香りで、フィニッシュには熟した果実のニュアンスを感じます。
ミディアムボディで、果実味を中心に程よいタンニンと香り豊かなバランスがきれいにまとまっています。熟したチェリーやプラム、ウォールナッツやダークチョコレートが感じられます。
格付けは、D.O.C.G.です。