
桃産地視察レポートその3です。今回は、各農家の方が作られた桃が、どのように出荷されるていくのか、その様子をレポート致します。
産地見学した7月9日は、ちょうど加納岩産の桃の入荷が始まったときでした。そのため、いつもより桃の集荷数も多く、桃を置く場所も延長されていました。
産地見学した7月9日は、ちょうど加納岩産の桃の入荷が始まったときでした。そのため、いつもより桃の集荷数も多く、桃を置く場所も延長されていました。

各ケースには、生産者番号が印刷されています。この番号から、この桃はどの農家さんが作られたものなのかが分かります。

農家の皆様から届けられた桃は、まず、人の目によって選別されます。形が整っているか、色合いはどうかといったことが厳しくチェックされます。プロの目は厳しいながらも、かなり早いスピードでチェックは進みます。
このチェックの結果は、農家の方へのフィードバックされます。
このチェックの結果は、農家の方へのフィードバックされます。

続いて機械による「糖度センサー」のチェックが行なわれます。糖度は、桃の味を決める一番大切な要素ですので、全ての桃がこの機械を通ってチェックされます。赤丸で囲まれた部分がチェックの本体ですが、物凄いスピードで桃が流れてきます。
※糖度については、幾つか抜き出して手作業によるチェックも行なわれます。
※糖度については、幾つか抜き出して手作業によるチェックも行なわれます。

続いてが「着色」及び「形状(大きさ、表面積)」をみるセンサーです。本来は、カバーで覆われているのですが、中が分かり易いように外して頂いております。

チェックされた桃は、バケットが繋がったベルトコンベアーで流れて行きます。桃は、選別された糖度、大きさの場所に来たら、バケットがクルッと回転します。

見学させて頂いた時は、手前のレーンがお休みしていました。
上の写真の真ん中のベルトコンベア部分がバケットです。手前の白い机部分に向かって桃が落ちてきます。白い机には、仕切りがついています。糖度、大きさ別に仕切られているのですが、各センサーと連動している訳です。
上の写真の真ん中のベルトコンベア部分がバケットです。手前の白い机部分に向かって桃が落ちてきます。白い机には、仕切りがついています。糖度、大きさ別に仕切られているのですが、各センサーと連動している訳です。

桃を箱詰めされているところです。ベルトコンベアが自動で仕分けしてくれますので、人は自分のところに落ちてきた桃を箱詰めすることに集中出来ます。
幾つかやり方があるみたいですが、今回の方式はバケット式と言うそうです。
幾つかやり方があるみたいですが、今回の方式はバケット式と言うそうです。

こちらは、上から眺めたところです。箱詰めの作業の方々が、横一列に並んでいます。

このようにして箱詰めされた桃は...。

ベルトコンベアの上を流れて行きます。

こちらは、箱の上蓋を閉める機械です。桃の箱がレーンの真ん中を通過すると...。

このような感じで上蓋が閉じられて流れてきます。

こちらは、特に甘い桃で、「ぴ〜甘(かん)」という等級です。桃の品種によっても異なるのですが、白鳳の場合、糖度14度以上だけが「ぴ〜甘」を名乗ることが出来るのです。お日様が強い日のことをピーカンと言いますが、ピーカンな夏でないと出来ない甘さであることから、これにかけて「ぴ〜甘」と命名されたそうです。

JAフルーツ山梨様では、「かのいわのぴ〜」として桃を売り込まれています。加納岩という漢字ではなくひらがなで、また桃を表す言葉を内部で募集して「ぴ〜」と決められました。「かのいわのぴ〜」は、おいしい桃のブランドなのです。

美味しそうな桃ですね。

こちらは、ギフト用の箱です。紺色をベースに金文字で大きく「ぴ〜」と刻印されています。

こちらは、2個パックです。

このようなタグも作られていました。携帯から、QRコードを読んでアクセスすると、桃の発育状況や、桃に関しての質問コーナーなど、充実したサイトをご覧頂けます。

竹山さん、鶴田さん、飯島さん。当日は、本当にお忙しい中、色々とご案内下さりまして、ありがとうございました。
桃作りに対しての農家の皆様のこだわりと、デリケートだからこそ、より優しく桃を扱われていることが良く分かりました。叉、手作りのPOPや、デザインなどお人柄が伝わってきて、初対面にも関らず、とても親近感がありました。
桃作りに対しての農家の皆様のこだわりと、デリケートだからこそ、より優しく桃を扱われていることが良く分かりました。叉、手作りのPOPや、デザインなどお人柄が伝わってきて、初対面にも関らず、とても親近感がありました。

ぴ〜のデザインTシャツで記念撮影。これから暑い夏で大変だと思いますが、御身体ご自愛下さりながら、頑張って下さい。暑い夏にしか出来ない「ぴ〜甘」がたくさん出来るといいですね。
追伸:本日、浦安本店の入り口で、小さな女の子がニコッと桃を見ながら「ぴ〜」って言っていました。小さなお子さんにも大人気ですよ。
追伸:本日、浦安本店の入り口で、小さな女の子がニコッと桃を見ながら「ぴ〜」って言っていました。小さなお子さんにも大人気ですよ。
全国で梅雨も明け、暑い夏本番となり農家の皆様も大変な時期だと思いますが、御身体ご自愛頂きまして、今後も、美味しい桃のご提供を宜しく御願い致します。
先日も、食育活動で店舗をまわっていたときに、つい桃の売り場が気になってみていると、お客様から直ぐにご質問が飛んできます。産地視察で教えていただいた内容をお伝えすると、へぇ〜といいながら、皆さんお買上下さいました。
お蔭様で19日からの桃販売も大変ご好評を頂いております。
こちらこそ、今後とも宜しく御願い致します。