2008年07月26日

ローズマウントのワインとお手軽おつまみのマッチング

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 ローズマウントのワインセミナーレポートの続きです。

 ●世界のワインってただ5つ?
 タイプ1  デザートワイン
       甘味のあるワイン

 タイプ2  果実味のあるワイン
       オークが使われていないワイン
       (又はタンニンの少ないワイン)

 タイプ3  オークの味がする白ワイン

 タイプ4  果実味が有るオークで軽く仕上げたワイン

 タイプ5  オークの味が強いワイン
       渋みのあるワイン
       (タンニンが中程度〜強い)

 ワインを5つのタイプに分類して、食事とのマッチングを確認します。今回、ご用意させて頂いたのは、「トマト」、「お刺身」、「サラダ」、「チーズ」、「チョコレート」、「お塩」、「ピザ」、「ソーセージ」「カルボナーラ」です。


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ローズマウント ダイヤモンド リースリング 2006
【VT】      2006
【産地/生産者】  ニューサウスウェールズ州・ハンターバレー地区
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口
【品種】      リースリング100%

 ピュアな果実味を保つためにステンレスタンクで熟成させて造りました。バラの華やかさにライムの香り、オレンジマーマレードとバラの風味が口の中に長く残ります。


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 ここでのマッチングは、赤身のお刺身です。

 まず、何もつけないでお刺身を食べてみます。う〜ん、やはりおしょう油をつけて食べたいですね。次にダイヤモンド リーズリングを飲みながら、お刺身を食べてみたらどうでしょう。これが良く合うんです。ワインの爽やかな酸味がお刺身とベストでした。


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ローズマウント ダイヤモンド シャルドネ 2006
【VT】      2006
【産地/生産者】  ニューサウスウェールズ州・ハンターバレー地区
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口
【品種】      シャルドネ100%

 やや緑がかった麦わら色。シャルドネからくるメロンやライム、蜂蜜の香りがあるややコクのあるワインです。
口に含むと、ピーチやメロンのような生き生きとした果実味と、香ばしいオーク樽の香が立ち上がり、心地よい後味へとつながります。


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 ダイヤモンド シャルドネと相性が良いんのは、カルボナーラです。タンニンの渋みが、味覚が重い食べ物とバランスを良くまとめてくれます。試しにこのダイヤモンド シャルドネで、お刺身を食べてみたところ、食事とのバランスが崩れておいしくありませんでした。ワインとお料理のバランスを合わせることが大切だと理解出来ます。


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 ダイヤモンド シャルドネは、甘いものとの相性も良かったです。


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ローズマウント カベルネ・メルロー 2006
【VT】      2006
【産地/生産者】  南オーストラリア州・マクラーレンヴェール地区
【規格】      750ml
【タイプ】     赤ミディアムボディ
【品種】      カベルネ・ソーヴィニヨン55% メルロー45%

 ここからは、赤ワインです。

 ワインの味わいには、口に含んだ瞬間、舌の真ん中を通過している時、喉を通過した後の3つのタイミングがあります。このローズマウント カベルネ・メルローは、メルローの弱点をカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドすることで克服しています。メルローはまろやかな味わいを持っていますが、酸味が残りません。カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドすることで、幾層にも重なった果実味のおいしさがつくられ、また、タンニンの重厚な味わいや酸味を、後味の長い余韻として楽しませてくれました。

 普通、赤ワインは、白ワインと比べて熟成させるのが基本ですが、オーストラリアで流行しているのは、なるべくすぐに飲めるモダンなワインだそうです。ローズマウント カベルネ・メルローは、モダンワインを目指して造られたものです。このワインに合うのは、ピザや、チーズです。


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ローズマウント ダイヤモンド シラーズ 2005

【VT】      2005
【産地/生産者】  ニューサウスウェールズ州・ハンターバレー地区
【規格】      750ml
【タイプ】     赤フルボディ
【品種】      シラーズ100%

 深いルビー色で、スパイスのリッチな香りをもつワインです。長い余韻の後に柔らかいフィニッシュがあります。ワインはアメリカンオークの樽で熟成され、香ばしくソフトな深みと、表現力豊かな果実のフレーバー、しっかりとしたタンニンが加わります。ローズマウント シラーズは、桑の実やプラムのような濃厚なフレーバーに、スパイシーな風味を持ちます。

 このワインに合うのは、ステーキやピザ、サラミなど。

 今回のセミナーは、お手軽おつまみとワインのマッチングを、実際に体験しながら学べる内容でした。

 ワインの歴史は、3500年。その土地とワインの相性が良いのは、長い歴史の中で、ワイン、ぶどうが改善されてきたためです。つまり、その土地でとれる食べ物に合うように改善されてきたとも言えます。

 最後に、お客様アンケートから一部、ご紹介させて頂きます。

・値段が手頃で主婦には嬉しい限りです。四角いビンの持ち易さは、インパクト、話題性があると思いました。デイリーワインとして赤、白を両方、夕食に出せると思います。

・食事の組み合わせが体感出来たのが良かった。

・ローズマウントは、新しい事、数多くの事に工夫していることが良く分かった(ワインの造り方、ボトルの形など)。オーストラリアワインは果実が強く、口当たりが柔らかい。食事に合わせ易いと感じた。

・食とワインの合わせ方について、実際に色々と試すことができて有意義でした。これからも色々とチャレンジしてみたいと思います。

・オーストラリアワインはあまり飲んだことがなかったけどおいしかった。コストパフォーマンスがすごく高いと感じた。

・生産地の歴史や国民性、土地の特性から出来たワイン。料理が先にあって考えて造られたワイン。そうした視点にたったワイン造りがとても興味深かった。後天的にワイン好きになった者としては、とても共感出来て面白かったです。

・「食べ物との相性」という観点で物凄く分かり易かったです。しょうゆなしの刺身とか、キャベツとか、おもしろいですね〜。

・ブレンドしたワインのすばらしさを色々な料理と合わせたことでよく分かった。ボトルにまで工夫されているワインを初めて見た気がする。

・質疑応答が充実していてとてもよかったです。講師の方のレベルの高さを感じました。とても有意義な時間を過ごせたと思います。

・その国の方の話が聞けるので、とても楽しい。




posted by ワイズマン at 15:30| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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