
オリーブオイルセミナーが、7月2日に開催されました。それでは、大変人気の高かったセミナー内容につきましてレポートさせて頂きます。

講師は、日清オイリオの中島さんでした。写真を撮ることがご趣味だそうです。イタリアやスペインなど、現地でご自身が撮影されたお写真を使われての講義は、ユニークな語り口と合わせてお客様からもご好評でした。

それでは、具体的な内容に移ります。
1.オリーブオイルのトリビア と 日本のオリーブ
・オリーブオイルは平和と知恵のシンボルとしてよく用いられます。国連旗では、世界地図を囲むようにオリーブの葉が描かれていますし、古代オリンピックでは、オリーブの冠がメダルの代わりでした。
・日本へ渡来したのは、安土桃山時代のこと。ポルトガルの宣教師により持ち込まれました。その後、明治末の試験栽培で小豆島のみで成功し、現在に至ります。小豆島では、42ヘクタールで93万トン生産されています。(平成13年のデータ)小豆島が地中海式気候だからこそ、可能としているのですが、生産量が増えません。これは、オリーブの木に実がなるためには、20年かかりますが、小豆島に10年に1度ぐらいの間隔で大きな台風がやってくるため、育たないからです。
1.オリーブオイルのトリビア と 日本のオリーブ
・オリーブオイルは平和と知恵のシンボルとしてよく用いられます。国連旗では、世界地図を囲むようにオリーブの葉が描かれていますし、古代オリンピックでは、オリーブの冠がメダルの代わりでした。
・日本へ渡来したのは、安土桃山時代のこと。ポルトガルの宣教師により持ち込まれました。その後、明治末の試験栽培で小豆島のみで成功し、現在に至ります。小豆島では、42ヘクタールで93万トン生産されています。(平成13年のデータ)小豆島が地中海式気候だからこそ、可能としているのですが、生産量が増えません。これは、オリーブの木に実がなるためには、20年かかりますが、小豆島に10年に1度ぐらいの間隔で大きな台風がやってくるため、育たないからです。

オリーブの代表的な産地は、スペインとイタリアです。この2つの産地の違いは以下の通りです。
・スペイン
出来るだけ遅く収穫して、実を熟させる
苦味や辛味は一般的に弱い
栽培地域が限定されるため、栽培品種も幅が狭い
・イタリア
出来るだけ早く摘んで、特殊なオイルを作る
風味のバリエーションが多彩で幅広い
苦味や辛味は強めだが幅が広い
南北に長い国土のため地域によって様々な品種のオリーブが栽培されており、風味の多彩さに繋がっている
・スペイン
出来るだけ遅く収穫して、実を熟させる
苦味や辛味は一般的に弱い
栽培地域が限定されるため、栽培品種も幅が狭い
・イタリア
出来るだけ早く摘んで、特殊なオイルを作る
風味のバリエーションが多彩で幅広い
苦味や辛味は強めだが幅が広い
南北に長い国土のため地域によって様々な品種のオリーブが栽培されており、風味の多彩さに繋がっている

また、オリーブオイルには幾つかの種類があります。
オリーブは収穫されると...
水洗い
↓
すり潰し、練り込み
↓
油と水を分離
↓
ろ過
↓
バージンオリーブオイル
といった順序でつくられます。
オリーブの実が収穫されてから、直ぐに絞るか、時間をおいてしまうかでオリーブオイルのレベル?が違ってきます。時間が空いてしまうと酸度が大きく(=痛んでいる)なってしまいます。
バージンオリーブオイルは酸度の大きさによって次のように分類されます。
エキストラバージョン(酸度 0.8以下)←新鮮!
バージン(同 2.0以下)
オーディナリー(同 3.3以下)
ランパンテ(同 3.3以上)
エキストラバージョン(は、オリーブ果実が持つ、フルーティな風味や辛味などが強く、使用したオリーブの品種や、産地の違いがはっきりしています。パンにつけたり、肉料理や魚料理の仕上げにさっとかけたり、野菜と和えたり、「生」で使い、風味を楽しむためのオリーブオイルです。
また、バージンオリーブオイルを精製して、味や香りを無くしたオリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルを加え、風味付けしたオイルをピュアオイルと言います。風味はほのかに感じられますが、軽いの手軽に使えます。炒め物などの普段の調理にも手軽に使えるのが特徴です。
また、色々な品種のオリーブを混ぜて造ることで、味わいの深いオリーブオイルが造られます。
次回は、オリーブオイルのティスティングや、お料理についてレポート致します。
オリーブは収穫されると...
水洗い
↓
すり潰し、練り込み
↓
油と水を分離
↓
ろ過
↓
バージンオリーブオイル
といった順序でつくられます。
オリーブの実が収穫されてから、直ぐに絞るか、時間をおいてしまうかでオリーブオイルのレベル?が違ってきます。時間が空いてしまうと酸度が大きく(=痛んでいる)なってしまいます。
バージンオリーブオイルは酸度の大きさによって次のように分類されます。
エキストラバージョン(酸度 0.8以下)←新鮮!
バージン(同 2.0以下)
オーディナリー(同 3.3以下)
ランパンテ(同 3.3以上)
エキストラバージョン(は、オリーブ果実が持つ、フルーティな風味や辛味などが強く、使用したオリーブの品種や、産地の違いがはっきりしています。パンにつけたり、肉料理や魚料理の仕上げにさっとかけたり、野菜と和えたり、「生」で使い、風味を楽しむためのオリーブオイルです。
また、バージンオリーブオイルを精製して、味や香りを無くしたオリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルを加え、風味付けしたオイルをピュアオイルと言います。風味はほのかに感じられますが、軽いの手軽に使えます。炒め物などの普段の調理にも手軽に使えるのが特徴です。
また、色々な品種のオリーブを混ぜて造ることで、味わいの深いオリーブオイルが造られます。
次回は、オリーブオイルのティスティングや、お料理についてレポート致します。