2008年09月12日

サウス・オーストラリア州の魅力

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 8月7日のワインセミナーは、「オーストラリアの銘醸地 サウス・オーストラリア州の魅力に迫る」というテーマでした。


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 講師は、オーストラリアワイン専門のインポーター(輸入会社)であるファームストン株式会社の桐岡さんと高田さんでした。

 セミナーの内容を、当日のプレゼン資料をもとにご紹介致します。


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 オーストラリアワインはその広大な土地における、多種多様な気候、土壌、そして様々なバックグラウンドを持つワインメーカー達により造りだされています。

 世界各国から注目を浴びている、オーストラリアワインが造られるブドウの栽培地は、南緯30度から43度までの広大な範囲に及んでいて、ヨーロッパ種の最良のブドウがそれぞれの適した気候のもとに栽培されています。そこではブドウは充分に育ち、ブドウ畑にあてる土地はヨーロッパでは夢想だにできないほどのスケールの大きさで手に入ります。そして病害に侵されていないブドウを毎年大量に収穫することができるので、ワイナリーでは常に経済的で安定した量の原料を得ることができるという、好条件がそろっています。

 このように魅力的なオーストラリアワインの中で、生産量が50%近くになる南(サウス)オーストラリア州のワインについて、ご紹介致します。


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 南オーストラリア州の特徴は、アデレード周辺から南の沿岸部にて葡萄が栽培されています。1800年代半ばに植樹された木々の葡萄が今も使用されています。

 代表的な地区としては、バロッサヴァレー、マクラーレンヴェイル、クナワラ、アデレードヒルズなどとなります。


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 また、南オーストラリア州の主要品種は、シャルドネ、リースリング、ヴィオニエ、シラーズ、カベルネなどとなっています。


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 南オーストラリア州のワインについてのご説明が終わって、ティスティング セッションとなりました。


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 まず、最初にティスティング頂いたワインは、南オーストラリア州バロッサヴァレー地区にあるワイナリー、クカトゥーリッジ ワインズです。

 オーストラリアの本物の味を」をテーマに、オーストラリアの特徴であるフルーティさを活かしながら、複雑味とうまく適合させる事を目標にワイン造りを進めています。

 クカトゥーリッジは1991年にフライングワインメーカーとしても有名なジェフ・メリルによって設立されました。この名前はワイナリーのすぐ裏にある山の尾根(リッジ)に、オウム(クカトゥー)が多く住んでいたことから付けられました。設立後すぐにシャルドネの人気に火が付き、後を追う様にカベルネ/メルロー、スパークリングレッドも多く売れ始めました。中でもスパークリングレッドは、1999年にロンドンインターナショナル ワインチャレンジでスパークリングレッド オブ ジ イヤーのトロフィーを受賞し、その名を世界へ知らしめました。クカトゥーリッジの印象的なラベルは、南オーストラリア在住のアーティスト、ラッセル・モリソンによるものです。

 それでは、ティステイング頂いたワインをご紹介致します。



【VT】      NV
【産地/生産者】  南オーストラリア(SA) バロッサヴァレー産
【規格】      750ml
【タイプ】     スパークリング辛口

品種:シラーズ45% カベルネ・ソーヴィニヨン33%
   コロンバール7% その他15%
アルコール度数:12%

 黒ブドウ主体(約89%)の為、ほのかに淡いピンク色をしています。桃やイチゴといった果実の華やかなアロマで、酸味とのバランスも取れています。
辛口でコクのあるクリーミーな味わいをご堪能下さい。

 最近では...
【ワイン王国No.45】 ¥2,000以下スパークリングワイン特集において
★★★★★(5つ星)を獲得しています。



【VT】      2007
【産地/生産者】  南オーストラリア(SA) 産
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

品種:シャルドネ100%
アルコール度数:13.2%

 特徴:パイナップルやメロン、ピーチなどトロピカルフルーツ満載の香りが印象的です。
またオーク樽からくるバニラ香とクリーミーなニュアンスがフルーティな味わいに複雑味を与えます。

 最初に爆発的な人気を得たのがこのシャルドネ!!!
ニューワールドのシャルドネ
らしく果実味たっぷりで適度なオーク香が人気の秘訣。

 またワインメーカーのポリシーとして “魅力的な【品質・価格・デザイン】”を重視しており、生産量が増えても味を落とさず、お求めやすい価格で、また印象に残るような新鮮なラベルを常に心掛けています。

 シャルドネ品種ですがボルドータイプの瓶を使用しているのもその1つです!



【VT】      2005
【産地/生産者】  南オーストラリア(SA) バロッサヴァレー/マクラーレンヴェイル産
【規格】      750ml
【タイプ】     赤ミディアムボディ

品種:シラーズ98.6% ヴィオニエ1.4%
アルコール度数:13.5%

 甘いプラム、クローヴ、胡椒などの複雑な香りの中に、微かにオークを感じます。
 スパイシーながらも微量ブレンドされたヴィオニエが香り花のような印象を与え、余韻をエレガントに仕上げた飲み易いワインです。

 オーストラリアの代表品種のシラーズ。 「オーストラリアワイン」のイメージと言っても過言ではない商品です。また最近オーストラリアでトレンドになりつつある白ブドウ:ヴィオニエをブレンドしています。シラーズ単一ではスパイシー過ぎたり、重いタイプのワインが多く造られる中、エレガントなワインを追求した結果生まれたブレンドです。

 2007年ジャパン・ワイン・チャレンジにおきましてブロンズメダル受賞!


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 続いてのワイナリーは、フォスターズ ワイン エステイツ。南オーストラリア州クナワラ地区のワイナリーです。この地区で有名な“テラ・ロッサ”と呼ばれるユニークな土壌で育った、凝縮性に富んだブドウを使い、希少価値のあるプレミアムワインを生産しています。特にマイクル シラーズとジョン・リドック カベルネ・ソーヴィニヨンは良いヴィンテージにしか造られない偉大なワインです。

 スコットランド人の開拓者、ジョン・リドックが南オーストラリア州クナワラの地に葡萄園を開いたのが1891年。その後、印象的な3つの切妻型の屋根を持つワイナリーを1896年に建設し、クナワラにおける最初のワイン生産者となりました。1901年にジョン・リドックが亡くなった後、1951年にメルボルンでワイン販売業を営んでいたサミュエル・ウィン、デヴィット・ウィン親子が最高品質の赤ワインの生産を目指す為に、ジョン・リドックが創設した葡萄園とそのワイナリーを購入し、偉大なワインを造り始めました。彼らが自らの名前を冠した「ウィンズ クナワラ エステイト」はサウスコープワインズの所有となった今もこの地区で最大最古の自社農園として知られると共に、その製品はクナワラ地区の「テラロッサ」で生産される最も典型的で高品質なワインとして、オーストラリア国内だけに留まらず、世界的にも高い評価を得ています。



【VT】      2007
【産地/生産者】  南オーストラリア(SA) クナワラ産
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

品種:シャルドネ100%
アルコール度数:13.4%

 熟した桃やメロンを思わせる豊かな果実味と、ナッツやバター、バニラの風味が混ざり複雑で凝縮された味わいです。十分な酸味が全体のバランスを良くし、シャルドネの個性が分かりやすく表現されています。

 ウィンズ・クナワラ・エステイト(WYNNS COONAWARRA ESTATE)

 1891年にスコットランド人:ジョン・リドック氏がブドウ園を開き、5年後ラベルのような切妻型の屋根を持つワイナリーを建設。クナワラにおける最初のワイン生産者となりました。
 1951年にサミュエル&デヴィットウィン親子がワイナリーを購入し、自らの名前を冠した ウィンズ・クナワラ・エステイトとしました。所有者が変わってもこの地区特有の「テラロッサ」で生産される最も典型的で高品質なワインとして高い評価を得ています。
 ちなみに今でも最高級のカベルネから造られるワインは、創業者である「ジョン・リドックに」敬意を表し、ワインの名前につけております。


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 続いてのワイナリーは、ミトロです。ミトロは、1999年にフランクとシモーネ・ミトロ夫妻によって、南オーストラリアのマクラレン・ヴェイルに設立された家族経営のワイナリー。南オーストラリア マクラーレンヴェイル地区にあります。

 3世代続く栽培家の家系に生まれ、卓越した経験を持つ「フランク・ミトロ氏」がその妻と共に設立。その2年後、彼らのワイン造りにとても共感した、若き天才醸造家「ベン・グレッツァー氏」がワイン造りに参加し、また世に名前が知れ渡ったワイナリーです。
「個性を持ち、ハンドクラフトにこだわり、情熱を注ぎ、品質に妥協しない」というワイン造りをポリシーに、世界的に評価の高い商品です。



【VT】      2006
【産地/生産者】  南オーストラリア(SA) マクラーレンヴェイル産
【規格】      750ml
【タイプ】     赤フルボディ

品種:シラーズ100%
アルコール度数:14.9%

 オーストラリアワインらしいパワフルなシラーズ。産地の個性であるユーカリやチョコレートの風味に、ブラックベリーやエスプレッソのニュアンスが特徴で、新鮮なプラムと、甘草を思わせる味わいです。素晴らしく長い余韻をお楽しみ下さい!

 「ザ ワイン アドヴォケイト」にて  パーカー・ポイント 91点獲得!!!


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 ティスティングの他にも、スクリューキャップの利点や、正しい開け方のご説明がありました。

 特に開け方については、あまり知られていないと思いますので、こちらでもご紹介させて頂きます。

 【スクリューキャップボトルの開け方】

 @一方の手でボトルの下部を持ち、ラベルを自分から離した位置にして、もう一方の手でキャップの切り込み線より下の部分を掴んで固定します。

 Aボトルの重みを利用して、キャップを動かさずにボトルを自分の側に回転させます。

 B「カチッ」という音がするまで回します。ボトルが開くとともにラベルの正面がお客様の目の前に向けられます。

 Cボトルをまっすぐ持ち、キャップの切り込み線のところで固定していた手でスクリューキャップを回転させて完了です。


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 最後にお客様アンケートの中から、一部、ご紹介させて頂きます。

・今回のセミナーに参加してシラーズの印象がとても変わりました。これまで野暮ったさというか、過剰な果実の風味が強すぎるというイメージでしたが、作り方、ブレンドによって、大きく変わるということを実感出来ました。
 また、今まであまり知らなかったオーストラリアの各地区の特性についても、少しずつ理解出来たように思います。ありがとうございました。

・オーストラリアワインの魅力が感じられました。正直言って、ハズレがありませんでした。どれもおいしかったです。ありがとうございました。

・味の違いがはっきりと分かる楽しいセミナーでした。気候の違い、土の違いが生み出す味の方向、自由な発想によるブレンドなど、オーストラリアワインの魅力に触れられたお時間でした。

・時間の経過によっての味の変化の違いが体感出来て面白かったです。
posted by ワイズマン at 09:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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