2008年11月10日

ロースマウント ワインセミナー その2

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 ローズマウント ワインセミナーのレポートその2です。

 今回は、「ワインとチーズの相性」についてレポート致します。

 上の写真は、カマンベール、ハードチーズ、ブルーチーズといった色々なチーズと、リンゴです。


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 当日は、アレックスさんから、大変細やかなチーズについてのご説明がありました。例えば、英国のチェダーチーズは、チーズの中に含まれる水分を吐き出していくことで、塩分を高める作り方をしていますとか...。

 (ここでチーズについてご説明すると長くなってしまいますので、今回は、割愛させて頂きます。チーズにつきましては、チーズセミナーのレポートがございますので、そちらをご覧下さい。

 チーズセミナーその1 チーズセミナーその2)


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 さて、ここからが本題です。今回は、赤3本、白3本の計6本のワインをティスティングして頂きました。その6本のワインを、味わいの違いで分かり易くしたのが以下の図です。


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 図は、熟成度の違い(フルボディー、ライトボディー)、辛口か甘口なのかの違いによって分類されています。それぞれの色付きの範囲は、そのワインが持つティストの範囲を示します。

 (番号とワインの対応は以下の通りです)

 @ ダイヤモンド カベルネ・ソーベニョン
 A カベルネ・メルロー
 B ダイヤモンド シャルドネ
 C ライクロフト シラーズ
 D ライクロフト シャルドネ
 E セミヨン・シャルドネ


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 次にこのグラフをご覧下さい。

 これは、ワインの味わいを分解し、グラフ化したものです。ワインの味わいを、「塩分」「旨味」「酸味」「糖分」といった4つに分類します。そして各々の分類(例えば「塩分」)が、どのような要素でどれぐらいの割合で構成されているかを示しています。

 上のグラフ(ライトボディーの白ワイン)を例に「塩分」に着目してみると、塩分を構成している要素は、酸味20%強、甘み50%、果実味30%弱となっていることが分かります。

 それでは、フルボディーの白の「塩分」はどうでしょうか?(白でフルボディー、ライトボディーといった使い方は、あまりしないかもしれませんが、説明の都合上、ご容赦下さい。)


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 フルボディーの白の場合、「塩分」に着目してみると、果実味40%強、甘み30%、酸味25%、苦味3%ぐらいになっています。

 ライトボディーと比べると果実味が増え、その分、甘みが減っています。また、酸味も若干増えていますが、熟成が進んでいる分、苦味の要素が入ってきます。

 「塩分」以外の「旨味」、「酸味」、「糖分」についてはより多くの苦味成分が影響していることがライトボディーの白と比べると分かります。


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 続いては、赤ミディアムボディーのグラフです。下の赤フルボディーのグラフと比較してご覧下さい。


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 そして結論です。
 ベリンジャーのセミナーでの、「食事との相性」と共通しています。

 ワインの重さとお料理の重さ(濃厚な味か、淡白な味かの意)をバランス良くしないと、ワインと料理、いずれか一方が勝ってしまいバランスが崩れるというものでした。

 チーズの場合も同じで、チーズの持つ個性とワインの個性が同じベクトルを向いていないとチグハグになってしまうということです。ですから、旨味成分の多いカマンベールチーズには、同様に旨味成分の多い白のライトボディーのワインが似合うということなのです。


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 この図は、アレックスさんが、ローズマウントのティスティング頂いたワインと色々なチーズの相性をマッピングしたものです。

 勿論、個人個人によって味覚は異なりますので、必ずしもこれが正解ではないのですが、漠然と相性を模索するのではなく、理論に基づいて実践すると、その違いが良く理解出来ると思います。


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 また、直接セミナーとは関係ないのですが、スタフドオリーブ(グリーンオリーブの種を取り除き、中にピ赤ピーマンを詰めたもの)を、ご試食頂いたのですが、ワインとの相性もぴったりで、お客様からも大変、ご好評を頂いておりました。


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 このような瓶(140g入)に入って300〜400円ぐらいですので、是非、お買い求め下さい。

 それでは、当日、ティスティング頂いたワインをご紹介致します。こちらでご紹介するワインは、全てお買い求め頂けます。各ワインの画像、もしくはワイン名のリンクからお買い求め下さい。


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【VT】      2006
【産地/生産者】  南東オーストラリア
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

品種:セミヨン、シャルドネ
 パーセル毎にオークで熟成。薄い麦わらとグリーンがかった色合いです。軽い柑橘系の香り、セミヨンからくるさわやかな青草の香りがします。
 味わいは、生き生きとしてやわらかく滑らかな舌触り。桃と柑橘の味わいにバランスのよい酸味が口いっぱいに広がります。


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【VT】      2006
【産地/生産者】  南東オーストラリア
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

品種:セミヨン、シャルドネ
 パーセル毎にオークで熟成。薄い麦わらとグリーンがかった色合いです。軽い柑橘系の香り、セミヨンからくるさわやかな青草の香りがします。
 味わいは、生き生きとしてやわらかく滑らかな舌触り。桃と柑橘の味わいにバランスのよい酸味が口いっぱいに広がります。


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【VT】      2006
【産地/生産者】  ニューサウスウェールズ州・ハンターバレー地区
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

品種:シャルドネ100%
 やや緑がかった麦わら色。シャルドネからくるメロンやライム、蜂蜜の香りがあるややコクのあるワインです。
口に含むと、ピーチやメロンのような生き生きとした果実味と、香ばしいオーク樽の香が立ち上がり、心地よい後味へとつながります。
白身の肉やシーフードなどと良く合います。
豊かな果実香、心地よい酸味と十分なコクを持ったベストセラーワイン。


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【VT】      2006
【産地/生産者】  南東オーストラリア
【規格】      750ml
【タイプ】     赤ミディアムボディ

品種:シラーズ
 オークで熟成させました。
 色合いは、紫色がかったプラム色。スパイス、ラズベリーやプラムの香りが溶け込み、バニラの香りが立ち上がります。
 味わいは、スパイスやプラム、ラズベリーからくるクリーンでフレッシュな風味、そして長い味わいを持つワインです。


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【VT】      2006
【産地/生産者】  南東オーストラリア
【規格】      750ml
【タイプ】     赤フルボディ

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
 小さいパーセル毎にオークで12ヶ月熟成させました。
 色合いは、深いルビー色。
 カシスやチェリーといったカベルネの特徴的なフルーティーな香りがします。
 ソフトでフルーティーな味わいが鮮やか。フルーツのフレーバーが繊細なタンニンとともにフィニッシュへと続きます。


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【VT】      2006
【産地/生産者】  南オーストラリア州・マクラーレンヴェール地区
【規格】      750ml
【タイプ】     赤ミディアムボディ

  品種:カベルネ・ソーヴィニヨン55% メルロー45%
 黒すぐりやプラムの香り、複雑でしっかりとした骨格とビロードのような柔らかな飲み口です。
メルローの熟したカシスやプラムの風味が出会います。
 熟練した果実の取扱い、発酵前のマセラシオン(かもし)、発酵最終段階での果皮の取り除きなどのコンビネーションにより、果実味を最大限に生かした、ソフトなタンニンのワインになります。
 幾層にも重なった果実味のおいしさと余韻の長い後味が、パスタや肉料理に良くマッチします。


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 それでは、お客様アンケートの中から一部、抜粋してご紹介致します。

・ワインもチーズも色々と試せてなかなか貴重な体験でした。少々、難しかったのですが、楽しかったです。

・オーストラリアンワインに興味があったので、大変、面白かった。講師の方が、大変背が高く、ハンサムで良かった。

・ワインの種類とチーズの種類の相性でワインの味がすごく変わることにおどろきました。やぎのチーズは初めて食べたのですが、とても衝撃的でした。チーズにはちみつをつけて食べるなんてびっくりです。

 ※ブルーチーズのようにくせのあるチーズに蜂蜜を合わせることでマイルドにすると、また違った美味しさに出会えます。今回のセミナーでも、蜂蜜をつけてご試食頂いておりました。

・味(食べ合わせの説明)が分かり易かった。チーズとの食べ合わせ面白かったです。多様な味のワインが試飲出来てよかった。ナチュラルチーズの説明もあったので、勉強になりました。

・マチュアな印象。滑らかなご説明で大変分かり易かったです。
 ブルーチーズを赤ワインと合わせてびっくり!!
 自分には少しタンニンが強くてダメかも...と思ったワインも、ブルーチーズと頂くとおいしくて、何度もおかわりして堪能しました。
 チーズとハチミツが合うというのも初めて知りまして、ワインをうっとり頂きました。デザートワインだけでなく、食事にも合わせて楽しみたいと思いました。どうもありがとうございました。

 ワインの感想
 1位:リフロフト・シャルドネ(香りが華やか)
 2位:ダイヤモンド・カベルネ・ソーヴィニヨン(チーズと合う)
 3位:ライフロフト・シラーズ(セクシーなアロマ)
 4位:セミヨン・シャルドネ(バランスの良い味)
 5位:ダイヤモンド・シャルドネ(蜂蜜をつけたチーズと合っておいしい)
 6位:カベルネ・メルロー(私には樽の香りが強くて苦手。でもブルーチーズと合わせるとおいしい)
posted by ワイズマン at 09:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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