2008年11月25日

りんご作りの厳しさ その2

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 青森のりんご産地訪問レポートその2です。

 弘果市場のいたるところに上記のはり紙がありました。

 「あきらめないで!! 〜NEVER GIVE UP〜 霜害・雹害支援キャンペーン」です。こちらから、詳しい内容をご覧頂けます。

 これは、弘果市場様からのメッセージです。

 平成3年の台風19号の被害の時は、全国から絶大なる御支援をいただき、青森りんごは再生復活いたしました。今回の被害も規模が甚大なことから、消費者皆様の支持が必要不可欠という小売とお客様に対してのメッセージ。

 もう一つは、被災園地の適正防除・肥培管理をしっかり行い、「あきらめないで」味の乗ったおいしいりんご作りをしましょうという生産者の方々へのメッセージが込められています。

 しかし、今年一番深刻なのは、「つる割れりんご」が大量に出来ていることでした。


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 市場を後にして生産者の外川さんのリんご園を訪問させて頂きました。

 収穫時期の大変お忙しい時に、貴重なお話をして下さいまして、ありがとうございました。


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 こちらのりんご園でも、今年は「つる割れりんご」が多いとのお話でした。


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 「つる割れりんご」がどうして出来るのかは、実は解明されていないそうです。色々な原因が考えられているのですが、一番有力なのが、累計の降水量が多いことのようです。

 今年は、夏日がなく、8月以降大雨が続きました。りんごのツル付近に割れが生じている「つる割れりんご」が、霜害・雹害りんごよりも多く発生しています。これが農家の方々を悩ませています。

 「つる割れりんご」は、水分や糖分をたくさん吸収して育つとき、果実の充実(膨張)に皮の成長が追いつかないため、つる付近の皮が割れてしまったりんごです。大型の果実に現れやすく、樹上で十分に熟した証でもあり、地元の人々の間では「美味しい」と好まれているそうです。


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 こちらは、雹害にあったりんご。りんご園を見回ると、「つる割れりんご」より少ないと言えども、多く見られました。


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 こちらは、JA津軽みらい様でご説明頂いた時の写真です。選果されて避けられた「雹害りんご」と「つる割れりんご」です。


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 八百屋さんの責任者も、自身の目で、厳しい自然を感じた瞬間です。


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 こちらは、「雹害りんご」の断面です。雹によってへこんだ箇所を取り除けば、特に問題ありません。むしろ、ミツがたくさん入っておいしいりんごでした。


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 こちらは、「金星の雹害りんご」です。サンふじりんごの様に、赤い果皮だと雹害の後が、あまり目立たないのですが、黄色の果皮の「金星」は、とても痛々しく映りました。

 正直、りんごが可哀想に思えたし、逆に生命を感じました。

 たった1日、訪問して見た僕でさえ、これだけの衝撃を受けたのですから、手塩に掛けて育てられた生産者の方々にとって、どんなに大きな衝撃だったのか、計り知ることは出来ません。

 実際に試食させて頂いたのですが、本当に瑞々しくて美味しいりんごなんです。


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 今年の青森りんごは、幾多もの厳しい自然と闘いながら、困難に負けずに育ちました。見た目は悪いけど、生産者の方々の愛情が込められたりんご。

 ワイズマートでは、今回の産地訪問を通じて、何か産地の方々を応援出来ないかと考えました。

 そこで、この度、被害にあわれた、生産者の皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、「雹害りんご」「つる割れりんご」の販売を強化し、この2つの商品の販売1個95円につき、5円の義援金を「JA津軽みらい」様を通じて、生産者の方々にお渡ししたいと思います。

 義援金対象の販売期間は、11月25日(火)から12月1日(月)の一週間とさせて頂きます。販売個数のご報告は、12月6日(土)号のチラシ紙面及び店頭、ワイズフォーラムえにて提示させて頂き、12月8日(月)に産地へ送金させて頂きます。
posted by ワイズマン at 09:30| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地視察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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