2009年06月20日

日本ワインの、夢。グランポレール

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 「日本自然に向き合い、手間を惜しまず、日本でしか作れないプレミアムワインを造ろう」

 今年1月29日のワインセミナーは、サッポロビール株式会社様の国産ワイン「グランポレール」でした。


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 グランポレールには、3つのコンセプトがあります。

 ●つくり手の顔

 つくり手のワインに寄せる愛情・情熱・思想が伝わり、信頼感とともに、より身近に温もりを感じるワイン。

 ●ぶどうの個性

 品種の違いによる個性の豊かさを楽しむと同時に、国産ワインの品質の高さを実感し、将来への期待感が膨らむワイン。


 そして最後が...

 ●産地の特徴

 日本固有の豊かな自然に育まれたその土地・土壌・気候が生み出す個性(地域特性)を味わい、選ぶ楽しみのあるワイン。

 そもそも、日本はあまりワイン造りがさかんではありませんでした。その理由は、日本は食べるぶどうが主流で、ワイン造りのためのぶどう品種が定着し難い?、無かった?からでした。

 ところが、山梨県を中心として日本でのワイン造りが始まり、現在に至ります。「北海道」「長野」「山梨」「岡山」「ヤキマバレー」の5つの銘醸地の夢、プライドを目指すグランポレールとは、どんなワインなのか。星形のシンボルマークに込められた日本ワインの輝ける星をめざしてという意味。期待が高まるばかりでした。


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 それでは、当日ティスティング頂いたワインを産地と共にご紹介して参ります。(ご紹介するワインは、全てワインズマートからご注文頂けます。商品画像、又は、商品名をクリックして下さい。)


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【VT】  2007
【産地/生産者】日本/勝沼
【規格】    720ml
【品種】    山梨県勝沼産甲州種100%
【タイプ】   白・辛口

甲州のアロマと小樽発酵による柔らかな樽香の絶妙なハーモニー、豊かなボディと穏やかな余韻がお楽しみいただける辛口のワインです。
2004年から勝沼ワイナリー内に新設されたプレミアムワイナリーで樽発酵しています。自在に温度設定の出来る空調付きの発酵室で、ぶどう本来の香りを損なわぬよう、最適の温度で発酵しました。発酵終了後、さらに複雑さを高めるため、酵母等の澱との接触を続けながら(シュール・リー製法)、5ヶ月間樽熟成させています。

甲州種ぶどうの柑橘系のアロマと樽に由来するほのかな樽香がほどよく調和し、辛口でありながら、甲州種ぶどうの柔らかな味わいがお楽しみいただけるワインです。

●山梨の特徴

 日本ワイン発祥の地、山梨。昼夜の寒暖差の大きな盆地では、高温多湿な日本の気候に適合した伝統的な栽培方法である平棚で、日本古来品種の白ワイン用ぶどう・甲州種、山梨生まれの赤ワイン用ぶどう・甲斐ノワール種が栽培されています。比較的少雨で、日照時間が多く、気温の日較差・年較差が大きいのが特徴です。


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【VT】  NV
【産地/生産者】日本 / 北海道 / 余市町
【規格】    720ml
【品種】    北海道余市産ケルナー種100%
【タイプ】   白・辛口

北海道余市で6戸の協働契約栽培農家が丹精込めて育てているケルナー種ぶどうから造られた、辛口のワインです。やや酸度の高いぶどうから、青りんごを想わせるみずみずしくフルーティな香りを引き出し、爽やかでキレのある、すっきりした飲み口の白ワインに仕上げました。

2008年 第6回 国産ワインコンクール:銀賞受賞!

●北海道の特徴

 北海道・余市。海を見下ろす、起伏の豊かな傾斜地に広がるぶどう畑。平均気温・日照時間がドイツの銘醸地と類似したこの地で、1984年よりぶどう栽培をはじめたサッポロは、余市産ケルナー種ぶどうのパイオニア的存在です。6戸の協働契約栽培農家の、18haの畑でドイツ系品種を中心に栽培し、好条件が重なった年には貴腐ぶどうも収穫。世界のワインコンクールで、数々の賞に輝く注目の産地です。

 ケルナー種の特徴は、独特のアロマと心地よい酸味をもつ白ワイン用品種です。

 本州に比べて非常に冷涼でありながら、北海道内では温暖で、凍害の心配もない恵まれた気候が特徴です。梅雨がないことも長所となっています。


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【VT】    2006
【産地/生産者】日本 / 長野県 / 古里
【規格】    720ml
【品種】    メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
【タイプ】   赤ミディアムボディ

ブラックベリーやラズベリーなどの華やかなアロマ、シルクのようにキメ細かいタンニンとボリューム感のある、見事な果実味の赤ワイン。
落ち着いたブーケと樽香、柔らかなタンニンとまろやかな余韻が魅力です。2つの品種を主体に絶妙なバランスでブレンドしました。

●長野の特徴

 小諸から中野市に至る、千曲川流域に位置する古里(ふるさと)。サッポロの自社ぶどう畑である「古里ぶどう園」では、1975年の開園以来さまざまな品種の適正が試され、たどり着いたのがカベルネ・ソーヴィニヨン種をはじめとするフランス系品種。気象条件が整えば、貴腐ぶどうも収穫される個性豊かな土地です。世界のワインコンクールでの受賞など、その品質は高い評価として実を結び始めています。

 夏季の最高気温が低く、寒暖差があり、降水量が少ないまさにこだわり抜いた気候を備えています。古里は、長野の中では温暖な気候でカベルネ種にも適しています。


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【VT】    2007
【産地/生産者】日本/岡山
【規格】    720ml
【品種】    岡山県産マスカット・オブ・アレキサンドリア種100%
【タイプ】   白

アレキサンドリアは果実の女王と呼ばれ、岡山県を代表する高級ぶどう品種です。
リラックス効果があると言われている、アレキサンドリアの香り成分(リナロール)に着目し、その成分の研究と香りの最大化、及びリラックス効果の検証に取り組んだ研究成果によって生まれたワインです。

甘美で高貴なマスカット香とオレンジなどの柑橘系果実を想わせる爽やかな香りが調和した、心地よい上品な甘さが魅力の薫り高いワインです。

●岡山の特徴

 ぶどう生育期の平均気温は21.8℃と温暖。風も穏やかなこの地は、果実の女王マスカット・オブ・アレキサンドリア種、日本独自の赤ワイン用ぶどうマスカットベリーA種の名産地です。ことにマスカット・オブ・アレキサンドリアはエジプト原産で雨を嫌い、ガラス温室で徹底管理。岡山ワイナリーで、それぞれのぶどうの特徴を活かして、フルーティさを最大限に表現したワインに磨かれていきます。

 マスカット・オブ・アレキサンドリア種は、ジューシーでみずみずしい果肉の白ワイン用品種です。

 全国で最も晴天日が多い岡山。瀬戸内特有の温暖な気候が、マスカット、白桃など全国一の高級フルーツの生産を支えています。


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 当日は、上記4種類の他、第6回国産ワインコンクール銅賞受賞のグランポレール キュヴェセレクション ルージュ 2005のティスティングもして頂きました。このワインは一般販売はされず、飲食店専用に販売されているワインです。

 でも、このワイン。ただ、ティスティング頂いたわけではありません。ある実験?のために登場したのです。


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 実は、グランポレール キュヴェセレクション ルージュ 2005は、アッサンブラージュワインといって、幾つかのワインをブレンドして造りあげたワインです。

 一つは、岡山県産マスカットベリーA種です。この他に山梨県産甲斐ノワール種、山梨県産ヤマソーヴィニヨン種の3種類のブレンドです。


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 そこで、御客様に自分の好みのワインをつくる実験をして頂いたのです。


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 ブレンド前の原酒をご試飲頂ける楽しさと、自分好みのブレンドをつくる楽しさで当日の会場は、大盛り上がりでした。
posted by ワイズマン at 13:12| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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