
「親子ヒゲタ醤油工場見学ツアー」レポートその2です。
工場とは別の、体験教室の部屋に案内頂きました。工場見学も終わり、しょうゆ搾り体験の開始です。バスでのクイズや工場見学を通して、好奇心も最高潮になっています。
その部屋では、しょうゆの原材料を実際に触ったり、顕微鏡で拡大して見ることが出来ました。
工場とは別の、体験教室の部屋に案内頂きました。工場見学も終わり、しょうゆ搾り体験の開始です。バスでのクイズや工場見学を通して、好奇心も最高潮になっています。
その部屋では、しょうゆの原材料を実際に触ったり、顕微鏡で拡大して見ることが出来ました。

大豆や小麦、塩といった原材料や、諸味(もろみ)を実際に触り、ニオイを嗅いでみて、工場見学で学んだことを振り返ります。
見て触れる原材料は、しょうゆづくりの順番で並べられていました。
見て触れる原材料は、しょうゆづくりの順番で並べられていました。

@しょうゆの原材料の主役、大豆は、蒸します。

A小麦は、こげを作らないようにいった後、砕きます。
B@、Aの材料を混ぜ合わせるときに、麹菌(こうじきん)を入れて混ぜると、しょうゆのもととなる「麹(こうじ)」になります。
B@、Aの材料を混ぜ合わせるときに、麹菌(こうじきん)を入れて混ぜると、しょうゆのもととなる「麹(こうじ)」になります。

C麹(こうじ)をつくったら、水に溶かした塩を入れ、よく混ぜ合わせます。合わさったものを「諸味(もろみ)」と言います。

こちらは、仕込んだばかりの状態です。まだ、各素材のつぶつぶ感が残っているように見えます。
諸味(もろみ)は、だいたい6カ月の間、湿度に気をつけたりかきまぜたりして、ほぼ毎日のように世話をしないといけません。
諸味(もろみ)は、だいたい6カ月の間、湿度に気をつけたりかきまぜたりして、ほぼ毎日のように世話をしないといけません。

諸味(もろみ)の中では、麹菌(こうじきん)の働きにより、酵母が発酵しています。ぷくぷくという音と共にしょうゆを美味しくしてくれます。

発酵はだいたい3ヶ月ぐらいで終わります。さらにそのままつづけて3ヶ月ほど時間をかけて、熟成させます。この間に、諸味(もろみ)はどんどん味や香り、色が良くなっていきます。
そして次の工程が、「搾り(しぼり)」となります。
そして次の工程が、「搾り(しぼり)」となります。

今回の搾り体験では、枠の中に布を敷き、その中に熟成させた諸味(もろみ)を入れることから始まります。

布を敷いた枠の中に、お玉を使って諸味(諸味)を入れます。

諸味(もろみ)を敷き詰め終えたら、布を順番に畳んで蓋をします。

一人一人、工場の方が後ろからサポートして下さいました。

はい! 上手に畳めました。1枚目が終わったら、その上に2段目を積んでいきました。

何段か重なった段階で、上の諸味(もろみ)の重さでそのままでも、しょうゆが搾り出されてきました。

全員の作業が終わったら、一番上に重石を置きました。

重みによって搾り出された液体(正確には、しょうゆの元で、まだしょうゆではありません)が、チューブを通って下の容器に溜まりました。

みんなで少しずつ舐めてみることに。
「おいしい」との歓声が、お子さんだけでなくお母さん方からもあがっていました。
実際には、このしょうゆの元に火入れといって、火を通して殺菌します。(麹菌(こうじきん)の活動を停止させる)
この火入れをすることで、味やかおり、色がより良くなります。
「おいしい」との歓声が、お子さんだけでなくお母さん方からもあがっていました。
実際には、このしょうゆの元に火入れといって、火を通して殺菌します。(麹菌(こうじきん)の活動を停止させる)
この火入れをすることで、味やかおり、色がより良くなります。

しょうゆ搾り体験が終わってから、隣接する資料館を見物しました。

ヒゲタしょうゆ様の歴史を学びながらも、皆さんの興味は、お土産コーナーへ。特殊な用途のしょう油や、ぬれせんべいなどが人気のようでした。

ヒゲタしょうゆ工場の皆様とお別れをし、犬吠埼マリンパークにバスは移動です。
犬吠埼マリンパークでは、まず昼食となりました。
犬吠埼マリンパークでは、まず昼食となりました。

こちらは、お子様のメニューで、お子様が好きなおかずがワンプレートに並べられています。写真を撮らせて頂いたのがちょっと遅くて、メインのハンバーグかコロッケでしたか、どちらかが無くなっています。

大人は、海鮮丼と天ぷら。お昼から、とても豪勢な内容でした。

そして、デザートは絶品のロールケーキ。このロールケーキは、ただのロールケーキではなく、おしょうゆが入っているんです。ただ甘いだけでなく、かといっておしょうゆが物凄く主張しているわけでもないのですが、大人のデザートといったロールケーキ。人気があるのも頷けます。

食後は、ぬれせんべい作りが始まりました。

この白いせんべいは、既に一度焼かれているそうです。両面に少し焦げ目がついたらOK。

おしょうゆが入ったバットに焼いたせんべいをしたせば、完成です。

お子さん達だけの参加で、一人2枚ずつ焼いて頂きました。

お母さん方も、参加したそうな雰囲気が伝わってきましたが、そこは我慢。間もなく始まるイルカーショーに向けて、予定は進行していきます。
このぬれせんべい、僕もいただいたのですが、焼きたてということもあり、おもちにおしょうゆをつけて食べている感覚でした。とても美味しかったです。
このぬれせんべい、僕もいただいたのですが、焼きたてということもあり、おもちにおしょうゆをつけて食べている感覚でした。とても美味しかったです。

イルカショーが始まるまでの少しの間、水族館をみたり、お土産を買ったり自由行動。

イルカショーでは、日本一狭い?プールの中で、ダイナミックな演技が演じられました。

水しぶきも高く上り...。

お客様は、少し水をかぶって。
楽しい犬吠埼マリンパークを後にしました。
楽しい犬吠埼マリンパークを後にしました。

そして、本当に最後。地球の丸く見える丘展望館で、水平線を観察。当日は、少し曇っていたので、良く分かりませんでしたが、晴れている日は、360度広がる水平線を眺めることで地球の丸さを体感出来るそうです。

しょうゆクイズに始まり、しょうゆ工場見学やしょうゆ絞り体験。ねれせんべいに、水族館、イルカショーなど、本当に1日盛りだくさんの内容でした。
帰りのバスの中で、1日を振り返っての感想を聞いていると、お子様たちの知識の吸収力や好奇心、すさまじい集中力が伝わってきました。理屈でなく、スポンジのように知識を吸収していく姿は、羨ましくもあります。夏休みの自由研究、上手く出来るといいですね。
帰りのバスの中で、1日を振り返っての感想を聞いていると、お子様たちの知識の吸収力や好奇心、すさまじい集中力が伝わってきました。理屈でなく、スポンジのように知識を吸収していく姿は、羨ましくもあります。夏休みの自由研究、上手く出来るといいですね。
@×
室町時代と考えられます。
A×
しょうゆ工場は、大正時代初期には約
12,000工場もありました。現在でも約
1,000社以上ののしょうゆ製造会社があり ます。
B○
歴史的に見ると、しょうゆの原料である
「大豆」「小麦」、それに「塩」の産地 である穀倉地帯や塩田に近かったこと、
また原料や製品の輸送に便利であった海 やくぁによって産地が消費地につながっ ていることも大きな理由です。
C×
しょうゆを作るのに大切な原料は、
「大豆」です。
D○
Cの「大豆」含めて「小麦」「食塩」が
大切な原料です。
E×
醸造期間は、昔は1年以上かけて作って
いましたが、現在では約6ヶ月で作り
ます。
F○
海水は4%弱、しょうゆ(こいくちしょ
うゆ)は約16%の塩分濃度です。
それなのにしょうゆが塩からく感じない のは、しょうゆには多くの成分が含まれ
塩味をやわらげているからです。
G○
しょうゆには、約300種類もの香りの
成分が含まれています。
H×
現在では、世界の多くの国で使われるよ うになり、日本の調味料から世界の
調味料として拡大をつつげています。
I×
しょうゆは、熱・光・空気に弱いもの
です。開栓後は、冷蔵庫に保存し、なる べく早く使いきることが理想です。
J○
しょうゆの対比効果といわれるもので す。アイスクリームだけでなく、甘い
煮豆の仕上げに少量のしょうゆをかける と、甘みがいっそう引き立ちます。
くれぐれもかけすぎないように!
当日は、朝早くからお疲れ様でした。
もうすぐ、2学期が始まりますが、何人かのお子さんは、夏休みの自由研究として発表されると思います。
僕も、あれからおしょう油に対しての見方が少しだけ変わりました。