2009年09月03日

夏休み親子で手作りジャム料理教室 その2

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 「夏休み親子で手作りジャム料理教室」のレポート その2です。

 上の写真は、ジャム作りのメイン材料のいちごです。このジャム料理教室のために、広島からお持ち頂きました。アヲハタ株式会社の皆様、本当にありがとうございました。

 いちごは、一番ジャム作りに適した時に収穫したもの。砂糖をまぶし漬けて冷凍しておいたものです。部屋の温度で溶けて水分が出ています。


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 ここからは、いちごジャムの作り方をご紹介します。

 手順@ 下ごしらえしたいちごを、鍋に入れます。


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 手順A なべを火にかけ、ゆっくりと弱火で徐々に加熱していきます。


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 手順B 全体が沸騰してきたら、いちごが膨らむので、火を弱めて、いちごの中の空気を追い出します。

 そのまま弱火で5分ぐらい煮込みます。

 いちごのジャム作りのポイントはここ!

 いちごの中に含まれる空気を完全に追い出すことが、おいしいジャムを作るポイントだそうです。他の果物では、この空気の追い出しはなく、いちごだけが必要だそうです。

 加熱されたいちごは、元の倍以上の大きさにふくらみますが、空気が抜けると次第に小さくなります。


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 手順C いちごの空気抜きが終わり、しぼんで小さくなったら、グラニュー糖を入れます。


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 手順D 沸騰したら火を弱め、さらに煮詰めます。グラニュー糖が固まりになっていたり、底に残っていると、カラメルのように焦げてしまうので、よく溶かします。


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 少しずつジャムらしくなってきました。


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 ここで登場した新兵器が「糖度計」です。

 ワイズマートの青果でも、糖度計があります。青果の糖度計は、20ぐらいまで計測できます。甘い桃でも糖度は15度。ですので、糖度20ぐらいまで計測できれば十分です。

 ところが、今回登場した糖度計は、糖度80まで計測出来るものでした。


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 糖度計の使い方は、赤丸の部分に計測したいもの(今回はジャム)をのせ、蓋をしめて覗きます。


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 中には、目盛りが表示されていて、糖度が表示されます。


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 この糖度計には、お子さんだけでなく、お母様方も興味津々でした。

 余談ですが、糖度計をみているときは、片目をつむる方、この女の子のように寄り目になるお子さんなど、人それぞれでした。


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 糖度計で計測すると、最初、70度を超えていたものが、ジャムを煮詰めてくうちに下がっていくことが分かりました。

 そのことを、途中、何度も確認することで実感出来ました。


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 手順E ペクチン(食物から採れるゲル化剤)を入れます。


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 さらにトロッとしてきて、完全にジャムになってきました。


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 手順F ヘラを使って、白いアク?を取り除きます。このアク?は食べても問題ないのですが、ジャムの色目を綺麗にする意味でも、取り除きます。


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 取り除いたアク?を、美味しそうになめる女の子。僕も舐めてみたのですが、ソースせんべいなどにつけたら美味しそうな味でした。

 手順G 15分程、放置し、いちごに糖分を浸透させます。

 お客様には、この間、アヲハタジャムのご紹介ビデオをご覧頂きました。


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 ビデオの内容は、ジャム作りに対してのこだわり。材料の果物の栽培に始まり、一番ジャム作りに適した時に収穫する。工場も、原料の近くにあり、機械化される部分、一つ一つ手間がかかっても人手をかけている様子がご紹介されました。

 以下は、アヲハタジャム作りにおけるポリシーです。


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 ジャム作りに戻ります。

 手順H いよいよ仕上げです。強火で加熱し、沸騰しはじめたらレモン果汁を入れます。


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 ヘラに上手く沿わせて、レモン汁を入れられています。


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 手順I とろっとした粘度になったら火をとめ、表面に浮いている泡を取り除きます。


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 手順J ジャムが冷めると扱いづらくなります。熱いうちに、手早くビンに詰めます。熱いので注意して下さい。また、瓶とキャップは事前に温めておきます。


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 手順K キャップを軽く締め、少しゆらすと、上部の空気が暖められます。いったんキャップを弛め(シュッと音がします)、素早く締め直します。

 上部の空気を暖めて追い出すことで、酸化を防いだり、保存性を高めることができます。(シュッと音がしたら成功です)

 ビンに詰めたジャムを、お湯に浸け殺菌し、あら熱をとってから水で冷却して完成です。

 レポートは、次回に続きます。
posted by ワイズマン at 09:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 親子料理教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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