2009年11月24日

青森津軽のつる割れりんご

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 今年は、11月10日から、青森のりんご産地視察に行って参りました。今回は、そのりんごについてレポートします。


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 当日は、生憎のお天気でした。今にも雨が降りそうなどんよりとした雲り空です。ちょっと気持ちが沈む中、りんご園地に到着しました。

 りんごの園地に「うわっ!」と歓声。バイヤーの声です。

 今までの沈んだ気持ちがどこかに拭き飛ばされました。

 そうです。今年のりんごは、本当に色付きがよく、見るからに美味しそうだったからです。


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 ポツリポツリと雨が降ってきましたが、そんなこと関係ありません。園地に訪れたみんなが、あまりのりんごの美しさに感動していました。

 昨年は、雹害(ひょうがい)などの影響で大変なことになっていた青森のりんご。そのことを思い出すと、余計に今年のりんごの美しさが嬉しくなり、より感動したのだと思います。


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 1つ、りんご農家の方から美味しそうなりんごを選んで頂きました。

 農家の方が、素手で2つに割って下さりました。物凄い握力です。そのことにも驚いていたのですが、りんごの中身はさらにびっくり!

 こんなに蜜が入っていていいの?と思うぐらいたっぷり入っています。我慢出来なくて、すぐにガブリと頂きました。

 蜜がたくさん入っていてジューシーで甘い。それでいて果肉もシャキシャキしっかりしています。本当に美味しかったです。


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 農家の皆さんを記念にパチリ。

 当日は、小雨が降る中でしたので、雨合羽を着て作業をされていました。お忙しい中、色々とありがとうございました。


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 続いて、りんごの選果場(果物の出来や大きさを選別する場所)に伺いました。

 上の写真は、桃やみかんの選果場でも見たことがる糖度センサー。ベルトコンベアーにのったりんごを瞬時に判断し、選別していきます。


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 センサー(機械)でチェックした後は、1つ1つ人の目でのチェックが入ります。大きさ、色の具合、傷などの状況を的確に見極めていきます。


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 こちらは、選果場に隣接する貯蔵用の冷蔵庫の扉です。ふじりんご(サンふじりんご含む)のように貯蔵用のりんごは、低温でこの中で出荷の出番を待ちます。

 そして、この日は、JAの方々と夕ご飯を食べながら、りんごのことについて色々と教えて頂きました。


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 場面も、日にちも変わりまして。

 上の写真は、市場の様子です。並んでいる木箱の中は、全てりんごです。

 実は、ここにおさまりきらずに、外にも並んでいました。


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 こちらは競りの様子です。

 木箱のひとかたまり(だいたい20箱ぐらいでしょうか?)毎に、競りをします。よくテレビでも見かける光景ですが、1つの競りにかかる時間は、数秒です。

 一緒に同行していた青果会社の方も、その競りのスピードと仲買人の皆さんの目利きの素晴らしさに感心されていました。


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 競りが終わった後、ぐるっと幾らで落札されたのか見てまわりました。上の写真は、見渡した中で一番高値がついていたりんごです。

 確かに色、艶、形、どれをとっても抜きん出ていました。

 具体的な金額は差し控えさせて頂きますが、一番安値の評価されたりんごとは、20倍以上もの差がついていました。


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 写真だと分かり難いかもしれませんが、左と右で種類が違います。

 片方が、「サンふじりんご」、もう片方が「ふじりんご」です。どちらか分かりますか?

 元々は同じふじりんごの木ですが、りんごに袋を被せて育てたのが「ふじりんご」、袋を被せず太陽の光をそのまま受けて育ったのが「サンふじりんご」です。

 色づきをよくする為に袋をかけて作られた「ふじ(有袋ふじ)りんご」のことをいいます。ある程度実が大きくなった段階でりんごに袋をかけます。収穫する少し前に袋をとると、人間が日焼けするのと同じ原理でりんごも綺麗に色がつきます。ただし、袋をかけている間りんごの実には太陽が当たらないので、袋をかけないで栽培したりんごより味が落ちると言われています。

 これに対して、袋をかけることなく栽培したふじを「サンふじ」(無袋ふじ)といいます。色つきは多少悪くなり、枝などにあたってキズも出来やすいのですが、太陽の光をいっぱい浴びて美味しいりんごができると言われています。

 ここで正解です。左が「サンふじりんご」、右が「ふじりんご」です。


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 この日は、5万8千箱もの取引があったみたいです。


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 競りが終わると、各仲買人さん毎のトラックに向けて、フォークリフトを自在に操った皆さんが、木箱を運びます。


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 10分後には、この状態です。競り、運送全てがテキパキとしたスピードで実施されている様子に驚きました。


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 最後に今年のりんごの状況です。

 今年の青森は、7月が冷夏でした。その為、あまり大きくなれずに、小玉傾向となりました。果物が小玉傾向というのは、愛媛のみかんや奈良五條の柿でも同じでしたので、果物全般の傾向と言えるかもしれません。

 また、雹害(ひょうがい)や台風の被害もほとんどなく、見た目も美しいりんごとなりました。8月に雨が多く降り、その後、お天気にも恵まれたため、蜜がたっぷり入ったおいしいりんごに育ちました。

 本日から、ワイズマート全店で、青森のつる割れりんごを販売しております。産地の皆さんが、好んでおいしいと召し上がっているりんごです。見た目は少し悪くても、美味しくてお値頃なつる割れりんごをどうぞ、お召し上がり下さい。

 先ほども、本店売場を眺めていたところ、「このりんご、美味しいのよね。」とお買上げ下さったお客様がいらして、何だか嬉しかったです。
posted by ワイズマン at 12:42| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地視察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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