2010年05月06日

「水育(みずいく)親子わくわく出張教室」

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 2009年11月23日にサントリー様による「水育(みずいく)親子わくわく出張教室」が開催されました。

 「水育(みずいく)」って何でしょう。ワイズマートで毎月第3火曜日に実施しているのが食育です。「水育」は字の通りお水に関しての学習なんだろうということは予想出来るのですが...。

 企業コピーが「水と生きるSUNTORY」、それでは、「水育」とは何か、当日の様子を振り返ってみましょう。


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 人間の体の大部分が水で出来ていることは、何となくご存知だと思います。

 生まれたばかりの赤ちゃんだと体重の約75パーセント、こどもで約70パーセント、男女や年れいの違いはありますが、大人の男の人の場合、約60パーセントが水だそうです。例えば、体重が36キログラムの子だと、約25キログラムが水ということになります。


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 当日は、代表のお友達に模造紙の上で横になってもらい、体のラインに沿って等身大の人型を描きました。


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 輪郭の中をクレヨンで色分けしながら、実際にどれぐらいの水が、体の中に含まれて入るのかビジュアル的に理解する試みをしました。


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 人は、水を取らないと死んでしまいます。体内の水が不足した状態を脱水症状と言いますが、そうなると幾つか問題が発生します。

 一つは、体温調整が出来なくなります。

 また、尿が出なくなり、捨てなければいけない老廃物が、体内にたまってしまいます。

 そして、血液の流れが悪くなり、全身の機能が障害を起こします。

 血液の流れが悪くなるということは、人が水をとることと大きく関係しています。それは、血液も水で出来ているからです。

 血液は、体のすみずみまで栄養と酸素を運び届け、また体中からいらなくなったものを外に出すために運んでくる、という大切な働きをしています。体重の約13分の1が血液であり、血液の約3分の1を失うと命が危険になります。そんな大切な血液の半分以上が血しょうという液体でできています。そして、血しょうのほとんどが水でできています。体に必要な栄養や酸素は、この水分にのせて運ばれているのです。


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 そのように、人にとっても非常に大切な水は、地球にどれぐらいあるのでしょうか?

 そこで、楽しいゲームが用意されていました。

 上の写真は、何をやっていると思いますか?

 名づけて「地球キャッチボール」です。(笑)


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 地球型ボールを使って、キャッチボールをしました。

 キャッチしたときに、自分の親指はどこにある・・・!?

 ほとんどの人が海の部分をおさえていました。

 地球にはそれだけ海がたくさんあるんだね。だから、地球は水の星とも呼ばれています。人類が始めて月に降り立ったとき、「地球は青かった」との名言がありますが、これも水の惑星地球を象徴しています。


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 地球に水はたくさんある。じゃあ、自由に好きなだけ使えってもいいじゃん。

 実は、地球に存在する水のほとんどが海水であり、実際に利用できる水は0.2%程度に過ぎません。海水のままでは、人は飲んだり、生活のために使うことが出来ないのです。


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 しかし、地球には、自然があり、土砂や木の根が雨水をろ過して、きれいな水に変えてくれます。

 地球には、緑がたくさんあって、土の中にも根がたくさんはられている山や森は、スポンジみたいにたくさんの水をためることが出来るんだって!

 そのろ過の様子を、ペットボトルで再現することになりました。


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 地球の自然を再現したペットボトルを通った泥水が、きれいな水になって下に落ちてくる様子を確認しました。


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 ろ過されたきれいな水をみて、子供達の目もキラキラ輝いています。

 泥水がこんなに透明できれいな水になるなんて!自然の力ってすごい!


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 ここまで「水」について色々と学びました。最後は、水には色々な種類があるということを学びました。


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 2つの水を飲み比べて、その違いをまとめました。まるで、ワインのティスティングみたいです。


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 お子さん達は、それぞれ思ったこと、感じたことなど、2つの水の違いをまとめました。お隣のお友達の答えが気になるみたいですね。


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 水には、大きく含まれる成分で軟水と硬水の2種類に分かれます。雨水が自然を通してろ過されることは、先に書きましたが、その土地土地で土に含まれる成分が変わってきます。

 マグネシウム、カルシウムを多く含むものを硬水、その逆を軟水といいます。日本の水のほとんどは軟水で、飲料水、お料理に適しています。(上の画像をクリックすると日本で販売されているミネラルウォーターの特徴がまとめられておりますので、ご覧下さい。)


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 ワイズマートでは、食に関わる数多くのセミナーを開催してきましたが、「水」にスポットをあてたセミナーは、初めてでした。

 当日、参加されたおこさん達、お母さん達が、どのように感じられたのか、アンケートからご紹介致します。

【お子様達より】

・水が大切なものだと思った。血も水なんて初めて知った。たのしかったのは、ちきゅうのボールをキャッチしたこと。

・どろ水がたのしかったです。

・ちきゅうぼうるがたのしかった。

・ゲームがたのしかった。

・軟水と硬水の出来方が岩によって違うこと。体内の水の量が70%だったことを初めて知りました。

・わたしたちが使える水がすごく少なくてびっくりしました。これから、水を大切に使いたいと思います。

・地球キャッチボールが楽しかったです。

・初めて知ったことは、ちきゅうは水が多いのに、すぐつかえる水はちょっとしかないということ。あと、ボールの投げるやつが楽しかった。

・ゲームとろ過実験が楽しかった。

【親御様達より】

・大切な水のことを学べていい勉強になりました。実験は楽しそうでした。

・参加型の内容だったので、子供達が楽しみながら、話を聞けたと思います。

・地球ボールのキャッチ。実際にキャッチしてデータを集計すると、陸と海の比率がだいたい本物の比率と同じになったのはびっくりしました。

・サントリーさんの水に対する取り組みの深さを知りました。一番身近な水に対しての教室でしたが、これから、もっともっとキレイな水が飲めるように、他人任せではなくて、今日から出来る取り組みを実践していけたらと感じました。

・机の上の勉強だけでなく、自分で見たり触ったりして得たものは、印象に残っているかと思います。体の中の水分が、生まれた赤ちゃん〜お年寄りまで変化していくことを初めて知りました。

・どういうことを勉強するのか、最初不安そうでしたが、グループ毎の作業や色々な実験もあったので良かったと思います。

・子供にとってすごく分かり易い説明の仕方で、おどろくとともに、素晴らしいと思いました。
posted by ワイズマン at 18:53| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子料理教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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