2011年11月18日

親子で学ぼう〜レモン学校〜 その1

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 2011年10月8日に株式会社ポッカコーポレーション様による「親子で学ぼう〜レモン学校〜」が開催されました。

 3月11日の東日本大震災により、春の親子料理教室が全て中止となり、また、夏の親子料理教室も開催されませんでした。ですので、今年、初めての親子料理教室となりました。今までは、春休み、夏休みの長期休暇中の開催でしたので、この時期、お客様にご応募頂けるのだろうか?正直、不安な面もございましたが、その心配は杞憂に終わりました。とても多くのお客様からご応募下さいまして、中には、定員16組のところ、112組ものご応募を頂いた親子料理教室もございました。

 ご参加頂けなかったお客様には誠に申しわけございませんが、このブログで、少しでも、当日の内容をお伝え出来たらと思います。また、来年も開催時期は未定ですが、各種セミナーを開催させて頂く予定ですので、楽しみにお待ち下さい。

 それでは、当日の様子を振り返ります。


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 前半は、レモンについて学ぶ授業から始まりました。


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 授業には、レモンの忍者「レモンじゃ」が一緒に参加してくれました。彼の使命は、「味は曲者?でも使えばクセになるレモン果汁を世の中に広めるために、日常生活に忍び込んだ忍者。」です。


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 レモンの祖先にあたる果物は中国南部もしくはインダス文明周辺が起源といわれ、中近東を経てヨーロッパへ渡りました。古代ヨーロッパではレモンは観賞用の植物でしたが、中近東ではアラブ人による「医食同源」思想のもとにレモンを使った料理やシャーベットがあり、それらが地中海の国々へ伝わりました。

 10世紀半ば、東地中海海岸でレモンの栽培が始まり、11世紀半ばにはエジプトの市場でもレモンが売られていたと記録が残っています。11世紀〜13世紀、十字軍によってレモンの果汁を飲む習慣や調理法がヨーロッパ中に広がりました。(イタリアとフランスの国境にあるレモンで有名な街マントンでは、毎年2月には特産品のレモンやオレンジを使ってオブジェを作るレモン祭りが催されています。)1493年にはコロンブスによってアメリカにも渡ります。

 そして、大航海時代、航海中に患う壊血病の予防としてビタミンCを多く含むレモンが重宝されます。18世紀、キャプテン・クックは乗組員たちにオレンジ、レモン汁などを定期的に摂取させ、その後、イギリス海軍は船にレモンの積載を義務づけるようになります。世界中へ食物を広めたこの時代の船乗りの健康を支えたレモンは、その伝播と共に、人類の食生活の発展に貢献したといえるのです。


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 ところで、レモンじゃから秘伝の術を伝授。

 レモンには9つの秘伝の術が隠されています。詳しくは、こちらをご覧下さい。

 その秘伝の術の中から「色鮮の術」を紹介します。

 いちごの赤い色は、アントシアンという成分によるものです。


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 このアントシアニンを含んだ溶液に、ポッカレモンを数滴たらしてかき混ぜてみます。


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 するとどうでしょう。向かって右側のコップが、ポッカレモンを混ぜたものですが、赤色が鮮やかになりました。

 これは、ポッカレモンの原料であるレモンには、クエン酸という食材の色を鮮やかにする働きがあるからです。アントシアニンは、酸性の場合に鮮やかな赤色になります。


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 レモンの術(効能)を幾つか学んだ後、楽しみなクイズが始まりました。


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 第一問です。正解は、分かりませんが、今回の親子料理教室のテーマからするとサービス問題だと言えます。


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 親御さんも、クイズに積極的に参加されていますね。

 勿論、正解は、「レモン」です。


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 第二問です。「クエン酸と仲がいい栄養素は?」

 う〜ん、今回の親子料理教室に参加したお子様たちの中心は、小学校低学年以下です。問題が少し難し過ぎるような気がしますね。

 でも、お客様には、レモンじゃの秘伝書(虎の巻)が配られていたから、なんてことないのでした。こちらは、「補給の術」となります。


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 レモンには、カルシウムを吸収しやすくする「キレート作用」があります。これは、レモンに含まれるクエン酸がカルシウムなどのミネラルを溶けやすい形に変えてくれるからです。


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 そこで、牛乳に含まれるカルシウムをより吸収し易くするレシピ「レモンラッシー」のご紹介がありました。作り方は、とっても簡単。牛乳、ポッカレモン、はちみつを上図の比率で混ぜるだけです。


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 その他、レモンの起源などの復習問題などもあり、みんなでレモンのことをたくさん学びました。

 僕も、ポッカレモンは、紅茶にレモンを搾る代わりに使うだけでした。でも、この授業を受講していくうちにレモンの使い道は、それだけではないよ?と教えられた感じです。

 そして、レモンを使った調理実習へと移り、レモンの効果を実感することとなります。


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 お料理をする前に、食材のお買物です。


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 3人1組のチームに分かれてお買物する前に、自己紹介をします。


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 親子料理教室の人気コーナーが、この子供達だけでのお買物です。このお買物でお友達と一緒に協力し、行動することで、急速に仲が良くなり、調理実習もチームでの一体感が生まれる原動力となります。


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 お料理教室を開催しているビルの1階、2階はお店になっています。参加されたお子様たちは、色々なお店のお客様です。普段、ご利用下さっているお店とは違うお子様が殆どですので、目的の食材がどこにあるのか知りません。


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 手がかりは、このお買物リストだけです。


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 また、必要な食材を探すだけがお買物ではありません。計算機を使って、お金がオーバーしないように確認しないといけません。


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 店内を探し回り、目的の食材を発見。


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 買い忘れた食材がないか、みんなでチェック。


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 全部揃っていることが確認出来たら、いよいよレジでお会計です。計算機の合計と、レジの金額が一致して一安心。子供達だけだから不安もありますが、達成感もいつものお買物とは違うようでした。

 レポートは、次回に続きます。
posted by ワイズマン at 15:57| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 親子料理教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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