
2014年8月2日に雪印メグミルク株式会社様による「チーズで簡単イタリアン! 楽しいクイズと料理教室」が開催されました。
前回のレポート(2013年の様子)に引き続き、2014年版では、どのように進化したのか、その違いを中心にレポートしたいと思います。
さて、レポートに入る前に少しだけ紹介させて下さい。2014年夏季親子料理教室から、お客様のエプロン等を、制作させて頂きました。お子様は、コックコート(調理人が着用する白衣)に帽子、そしてライトグリーンのエプロン、ご父兄様用には、エプロンと三角巾です。ご参加頂きましたお客様からも、「かわいい」とご好評を頂いております。
前回のレポート(2013年の様子)に引き続き、2014年版では、どのように進化したのか、その違いを中心にレポートしたいと思います。
さて、レポートに入る前に少しだけ紹介させて下さい。2014年夏季親子料理教室から、お客様のエプロン等を、制作させて頂きました。お子様は、コックコート(調理人が着用する白衣)に帽子、そしてライトグリーンのエプロン、ご父兄様用には、エプロンと三角巾です。ご参加頂きましたお客様からも、「かわいい」とご好評を頂いております。

それでは、当日の様子を振り返ってみましょう。
全体の構成は、昨年と同様でした。授業、お買い物、調理実習、ご試食という流れです。今回のレポートでは、この授業の部分にスポットを当てたいと思います。
全体の構成は、昨年と同様でした。授業、お買い物、調理実習、ご試食という流れです。今回のレポートでは、この授業の部分にスポットを当てたいと思います。

まず、授業の中でのクイズの数が増えました。易しい問題から、難しいものまで。トリビア的な要素も多く含まれていました。
このブログを読まれている皆様も、この問題をお考え下さいね。
このブログを読まれている皆様も、この問題をお考え下さいね。

クイズが出題されると、お子様と親御様との会話が盛んになります。簡単な問題の時は余裕のお顔ですが、知っていないと分からない問題も出題されました。

牛の乳の数の問題は、正解されましたでしょうか?

とても楽しそうですね。正解されたみたいです。
ガッツポーズをとるお子様や、立ち上がれるお子様もいらっしゃいました。
ガッツポーズをとるお子様や、立ち上がれるお子様もいらっしゃいました。

また、別の問題です。牛の体重を問うクイズです。上の写真は、昨年のものです。スライド上に、牛と人が秤の上に乗せられ、体重がどれぐらいになるのかを示しています。

上の写真は、2014年バージョンです。司会の牛子さんが、体格の良いスタッフを前に呼び出しました。「さて、牛と、この体格の良いおじさん、どちらが重いでしょうか?おじさんだと思う人〜!」 誰も手があがりません。「牛さんだと思う人〜!」 ハーイ! と皆さんが手をあげられました。
「それでは、このおじさんと牛子さんの2人 対 牛さんではどうでしょう?」 すると、若干のお子様は、2人の人の方が重いと予想された方が出てきました。牛子さん1人が加わったところで、びくともしない牛さんですが、真剣に悩まれているところが、かわいいですね。
演出的にも、スライドで表示するよりも、実際の人間(立体)と比較した方が、イメージが湧きやすいと思います。まず、この1点が改善されたポイントだと思います。
「それでは、このおじさんと牛子さんの2人 対 牛さんではどうでしょう?」 すると、若干のお子様は、2人の人の方が重いと予想された方が出てきました。牛子さん1人が加わったところで、びくともしない牛さんですが、真剣に悩まれているところが、かわいいですね。
演出的にも、スライドで表示するよりも、実際の人間(立体)と比較した方が、イメージが湧きやすいと思います。まず、この1点が改善されたポイントだと思います。

次は、昨年も登場したクイズです。

雪印メグミルク様お手製の道具も登場しました。
「誰か、代表で牛乳を数えてくれるお友だちはいますか〜?」
この時点で、会場全体は、一体感をもった雰囲気が出来ています。積極的に、前に出てきてお手伝いをして下さいました。ぐ〜んとのびた牛乳パック。
「誰か、代表で牛乳を数えてくれるお友だちはいますか〜?」
この時点で、会場全体は、一体感をもった雰囲気が出来ています。積極的に、前に出てきてお手伝いをして下さいました。ぐ〜んとのびた牛乳パック。

「それでは、みんなで何本あるか数えてみましょう。ハイ、1!、2!、3!・・・。 といった感じで、会場のお子様たちの掛け声が始まりました。一体感の作り方が上手いと思いました。

本数を数え、次は、牛の種類によって、採れる乳量の違いがあることが示されました。ここまでの流れで、お客様は、「うん、なるほど!」といった感覚で知識を吸収モードになっています。

ここで別の質問となりました。「ホルスタイン種の牛からは、白い牛乳がでます。では、茶色のジャージー種の牛さんからは、どんな色の牛乳が出てくるでしょう?」
牛子さんは、ここで間を置きます。
牛子さんは、ここで間を置きます。

「実は、コーヒー牛乳なんです!」と牛子さん。
お客様の反応は、「えっ、そうなんですね。(*_*)」と皆さん、とても素直に受け取られていました。
すると牛子さんが、「ここは、ボケですよ。つっこんで下さらないと。(笑)」
何名かの大人のお客様も苦笑いされておりました。僕は、心が汚れているためか、「そんな筈ないやん。」と心の中でツッコミを入れていました。
お客様の反応は、「えっ、そうなんですね。(*_*)」と皆さん、とても素直に受け取られていました。
すると牛子さんが、「ここは、ボケですよ。つっこんで下さらないと。(笑)」
何名かの大人のお客様も苦笑いされておりました。僕は、心が汚れているためか、「そんな筈ないやん。」と心の中でツッコミを入れていました。

ここでコーヒー牛乳のパッケージから、次のクイズの流れに繋がります。
「よ〜く、パッケージを見て下さいね。コーヒー牛乳の真ん中には、「乳飲料」と書いてあります。少しでも牛乳以外のものが含まれた場合は、「牛乳」と表記してはいけないんです。ですから、コーヒー牛乳は、牛さんのお乳だけではないということが分かりますね。」
「よ〜く、パッケージを見て下さいね。コーヒー牛乳の真ん中には、「乳飲料」と書いてあります。少しでも牛乳以外のものが含まれた場合は、「牛乳」と表記してはいけないんです。ですから、コーヒー牛乳は、牛さんのお乳だけではないということが分かりますね。」

続いて、牛乳のパッケージを示して、牛乳100%だから「牛乳」と表記されていることが示されました。このほかにも、カルシウムを強化するために加えた牛乳も、「牛乳」の表記がないことを教えて頂きました。但し、「牛乳」の表記がないから、その商品が悪いものだという意味ではありませんよというご説明もありました。
そして、牛乳の特性の1つ、牛乳を飲むとカルシウムを摂取出来るというお話に繋がります。
そして、牛乳の特性の1つ、牛乳を飲むとカルシウムを摂取出来るというお話に繋がります。

まずは、カルシウムの役割のご説明があります。

続いて、1日に推奨されている摂取量が示されます。たとえば、10歳のお子さんの場合、1日700mgのカルシウムを採ることが必要とされています。

では、どのような食事を食べれば、700mgのカルシウムを摂取出来るのでしょうか。
例えば、学校給食を例にあげます。この写真の食事で採れる量は・・・。
例えば、学校給食を例にあげます。この写真の食事で採れる量は・・・。

およそ350mgです。給食1回で、1日の半分の量が賄えるんですね。
でも、今は夏休み。給食がありません。
でも、今は夏休み。給食がありません。

ハンバーガー屋さんで、ハンバーガーのセットを注文しました。

ハンバーガーセットでは、49mgのカルシウムしか採ることができません。給食の献立が、いかに健康を考えているのか分かります。
でも、ハンバーガーセットも、一工夫すると劇的に変化します。
でも、ハンバーガーセットも、一工夫すると劇的に変化します。

ハンバーガーを、チーズバーガーに変更します。チーズの原料は、牛乳です。ですから、チーズを追加するだけで、カルシウムは161mgまで大幅に増えました。
でも、給食の350mgには遠く及びません。
そこで、更に工夫をします。
でも、給食の350mgには遠く及びません。
そこで、更に工夫をします。

飲み物を、ジュースではなくて、牛乳に変更します。すると、合計で370mgと、給食と同じカルシウムを摂取出来るようになりました。
このような感じで、牛乳に関するクイズは進みます。1つのクイズが次のクイズに繋がり、大きなストーリーになっています。そして、全てのクイズを通じて、自分たちが伝えたいことを、お客様にメッセージとして理解して頂けるように構成されています。
今、地球上の人類全ての胃袋を満たすことが出来ない現状があります。食糧は、無限ではありません。ですから、好き嫌いなどの理由で残したり、無駄にしてはいけないのだと思います。また、動物であれ、植物であれ、人が食べるときには、その命をいただいているという意識をなくしてはいけません。昨年も、今年も、クイズの内容は改善されていましたが、伝えたいメッセージは不変でした。
それは、牛乳は人間のために作られるのではありません。牛乳をつくるのは、赤ちゃんのいるお母さん牛だけです。お母さんは、赤ちゃん牛のために牛乳を作っているのであって、その牛乳を人に分けて頂いているという意識を持たなくては駄目ですよというメッセージです。
レポートは、次回に続きます。
このような感じで、牛乳に関するクイズは進みます。1つのクイズが次のクイズに繋がり、大きなストーリーになっています。そして、全てのクイズを通じて、自分たちが伝えたいことを、お客様にメッセージとして理解して頂けるように構成されています。
今、地球上の人類全ての胃袋を満たすことが出来ない現状があります。食糧は、無限ではありません。ですから、好き嫌いなどの理由で残したり、無駄にしてはいけないのだと思います。また、動物であれ、植物であれ、人が食べるときには、その命をいただいているという意識をなくしてはいけません。昨年も、今年も、クイズの内容は改善されていましたが、伝えたいメッセージは不変でした。
それは、牛乳は人間のために作られるのではありません。牛乳をつくるのは、赤ちゃんのいるお母さん牛だけです。お母さんは、赤ちゃん牛のために牛乳を作っているのであって、その牛乳を人に分けて頂いているという意識を持たなくては駄目ですよというメッセージです。
レポートは、次回に続きます。