2015年01月09日

2014年10月食育レシピ『きのこをたっぷり入れてきのこチャウダー』

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 2014年10月に開催された北綾瀬店の食育レポートです。

 この時の食材は、キノコでした。実際には、今はプラントで1年中生産されているので、秋の味覚がどうかは微妙なところもあります。どうやら、秋の味覚として知られる「マツタケ」がそのイメージを定着させているのかもしれません。ただ、自然界のきのこは、その他の多くの食べ物と同じように、秋は実りの季節であり、最も多くのキノコが発生します。

 食材として扱ったキノコは、3種類。

 「ぶなしめじ」は、歯切れがよく、風味にも味にも癖がないため、色々な料理に活用出来ます。

 「えりんぎ」は、歯ごたえがよく、マツタケにも似ていると言われます。食材そのものの香りには乏しいため、種々の味付け・香り付けをして食べます。バターでソテーしたり、和食や中華の具材としても広く使われます。

 「マイタケ」は、このキノコを食べて踊った人々が出たから、その名前がついたという説や、自然界ではとても貴重なキノコで、発見したときに思わず舞ってしまうほど嬉しかったという説など、諸説あります。

 「マイタケ」の栄養素は、水溶性のため、調理した際に煮汁として出てしまいます。ですので、煮汁も召し上がれる「鍋物」「味噌汁」「炊き込みご飯」などの料理が向いています。また、水溶性で煮たときに色が出てしまうため、白いスープなどに普通の「まいたけ」を使うと色が濁ってしまいます。雪国まいたけ様では、「白まいたけ」も栽培されており、見栄えが気になる料理の場合にお使い下さい。それと、「まいたけ」には、たんぱく質を分解する酵素が含まれているため、生のまま茶碗蒸しに入れると固まらなくなってしまいます。一度、ボイルするか、電子レンジで過熱すると、茶碗蒸しが固まるようになります。

 キノコ全般に言えることは、キノコに含まれる成分は水溶性ですので、洗わないで下さい。どうしても気になる場合は、、流水にサッと軽く流す程度にしてください。

 また、注意点としては、キノコは、加熱食材ですので、必ず加熱調理してお召し上がりください。

 と、キノコについて、長々と書いてしましましたが、これからが、食育のレポートとなります。


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 ディスプレイは、このようにワインに合うお食事をイメージしていました。


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 一品目は、「きのこチャウダー」です。貝のかわりにキノコ(ぶなしめじ、エリンギ)をたっぷり入れました。エリンギの食感や見た目は、スープの中に入っていると、ホタテに似ているかもしれませんね。


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 二品目は、「きのこのアヒージョ」です。アヒージョとは、オリーブオイルとガーリックで、素材をじっくり弱火で揚げ煮した料理のことを指します。具材を味わうのは勿論、旨みが出たオイルにバケットをひたして食べます。


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 今回は、ガーリックのかわりに、こちらのパスタ用のオイルソースを使いました。


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 「きのこのアヒージョ」は、あまりお客様に認知されていないためか、ご試食をおすすめしてみても、遠慮される方が多かったですが、召し上がられた方からは、「美味しいわね。温まるわ。」と嬉しいお言葉を頂きました。


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 おばあちゃんとお買物にいらした兄妹さん。美味しそうに2品とも完食されていました。小さな妹さんは、「きのこチャウダー」をおかわりされていました。


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 店舗のレポートには、2品とも、あまり手間がかからない料理でした。お子様たちが、美味しそうにきのこチャウダーを召し上がられていたので、こちらも嬉しくなったとありました。
posted by ワイズマン at 10:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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