
2014年12月3日に静岡県西部、浜名湖の北縁にある三ヶ日みかんの産地視察をしました。一昨年に引き続き2回目の産地視察でした。

三ケ日の特徴は、早生品種(12月中旬ぐらいまで販売されているみかん)よりも、青島という越年して販売する品種に力を入れている点にあります。視察させて頂いた12月3日のお話では、早生品種が1万5千tに対して、青島は2万6千tの収穫を予測しているとのことでした。
不思議だったのが、青島みかんの収穫は、年内の12月25日ぐらいで終える予定とのことでした。年明けに販売するから、それまで樹木に生らしているのかと思えば、それは違いました。それは、「青島みかん」が、早生みかんと違って果皮が厚く、豊富な酸味があることによります。収穫した時点では、酸が強いのですが、貯蔵している間に果肉が熟成し、だんだんとまろやかになります。そして、ちょうど美味しくなるのが年明けしてお店に並ぶ頃という訳です。
不思議だったのが、青島みかんの収穫は、年内の12月25日ぐらいで終える予定とのことでした。年明けに販売するから、それまで樹木に生らしているのかと思えば、それは違いました。それは、「青島みかん」が、早生みかんと違って果皮が厚く、豊富な酸味があることによります。収穫した時点では、酸が強いのですが、貯蔵している間に果肉が熟成し、だんだんとまろやかになります。そして、ちょうど美味しくなるのが年明けしてお店に並ぶ頃という訳です。

実際に収穫前の青島みかんを試食させて頂きました。するとどうでしょう。昨年よりも美味しいといいますか、甘味も強く感じました。先にご説明したように年内の青島みかんは、酸が強いのですが、温暖化の影響で、糖度の乗り方が変わってきているとのことでした。

組合事務所でお話を伺ったときに、凄いなぁ〜と感じたのは、組合が、生産から収穫までを、農家の方に対して、大変、丁寧にご指導、関与されていることです。
市場の動向に関係なく、指導員が畑ごとにみかんのサイズを指導することで、隔年障害(みかんが多くなった翌年は、収穫量が大幅に減る問題。)をなくして、毎年、安定した収穫量を確保したり、腐れを出さないといったことを含めて、計画的に生産されています。
実際に園地をみても分かるのですが、新しく植樹された園地がきちんと区画割りされて出来ている点が、将来にわたり、計画的にみかんを生産されていることを感じます。つまり、新しい畑が出来ているということは、その畑を担う生産農家の方々が育っているということです。
共選所(農家の皆さんが収穫されたみかんを持ち寄り、みかんの品質を検査、選別して出荷する場所)の近代化についても、群を抜いたものがあります。詳しくは、昨年のレポートをご覧下さい。
みかんを作ることに農家の方々のパワーをかけられるように配慮し、オートメーション化出来る部分は、省力化する。そして、適正に品質を管理して、それをお金で還元する仕組みです。
「美味しいみかんを作る」、この命題に真摯に向き合っている産地が、三ケ日の姿だと思います。
市場の動向に関係なく、指導員が畑ごとにみかんのサイズを指導することで、隔年障害(みかんが多くなった翌年は、収穫量が大幅に減る問題。)をなくして、毎年、安定した収穫量を確保したり、腐れを出さないといったことを含めて、計画的に生産されています。
実際に園地をみても分かるのですが、新しく植樹された園地がきちんと区画割りされて出来ている点が、将来にわたり、計画的にみかんを生産されていることを感じます。つまり、新しい畑が出来ているということは、その畑を担う生産農家の方々が育っているということです。
共選所(農家の皆さんが収穫されたみかんを持ち寄り、みかんの品質を検査、選別して出荷する場所)の近代化についても、群を抜いたものがあります。詳しくは、昨年のレポートをご覧下さい。
みかんを作ることに農家の方々のパワーをかけられるように配慮し、オートメーション化出来る部分は、省力化する。そして、適正に品質を管理して、それをお金で還元する仕組みです。
「美味しいみかんを作る」、この命題に真摯に向き合っている産地が、三ケ日の姿だと思います。
ラベル:青島みかん