
2016年8月3日(水)にUCC上島珈琲株式会社様による「食育KIDS コーヒーセミナー」が開催されました。
開催場所となった、東京都港区新橋にあるUCCコーヒーアカデミー東京校は、講義室、ショールーム、ティスティングカウンター、ロースティングルームからなり、各種セミナーや、本格的にコーヒーを学びたい方へのカリキュラムが実践されています。
それでは、当日の様子を振り返ってみましょう。
開催場所となった、東京都港区新橋にあるUCCコーヒーアカデミー東京校は、講義室、ショールーム、ティスティングカウンター、ロースティングルームからなり、各種セミナーや、本格的にコーヒーを学びたい方へのカリキュラムが実践されています。
それでは、当日の様子を振り返ってみましょう。

UCCコーヒーアカデミー東京校の講義室です。大型スクリーン、TVモニターがあり、どの席からも映像が見れるようになっています。
講義室の道に面した側は、ガラス張りとなっており、通行の方々が、小さなお子様の授業の様子を興味深そうに眺められていました。
講義室の道に面した側は、ガラス張りとなっており、通行の方々が、小さなお子様の授業の様子を興味深そうに眺められていました。

講義室の中には、豆挽き器をはじめ、抽出機器など沢山陳列(実際に使用する目的で)されています。


当日は、「まめ学」(人と世界を結ぶコーヒーものがたり)という冊子を頂きました。このテキストの内容に即して、授業は進められました。

講師は、UCCコーヒーアドバイザーの中平さんです。
ポイントを大変分かりやすく、教えて下さりました。
ポイントを大変分かりやすく、教えて下さりました。

最初は、DVD映像を観ながら、コーヒー農園のお話、コーヒー鑑定士(コーヒーの品質チェックをする人)のお仕事について、日本に運ばれてきたコーヒー豆を、火で煎る焙煎について学びました。

例えば、コーヒー鑑定士さんについて少しだけ詳しくお話すると。
コーヒー鑑定士さんは、コーヒー豆の検査をします。検査内容は、豆の大きさ、香り、悪い豆の選別をしたり、味をチェックと多義に渡ります。コーヒーのティスティングの様子が動画で流れていたのですが、次から次へとチェックしていく様子は、まるで正確な機械のようでした。コーヒーの味覚に敏感であるために普段の食事にも味の濃いものは避けるなど気を使われているそうです。
コーヒー鑑定士さんが合格を出したコーヒー豆だけが日本にやってくるのです。
コーヒー鑑定士さんは、コーヒー豆の検査をします。検査内容は、豆の大きさ、香り、悪い豆の選別をしたり、味をチェックと多義に渡ります。コーヒーのティスティングの様子が動画で流れていたのですが、次から次へとチェックしていく様子は、まるで正確な機械のようでした。コーヒーの味覚に敏感であるために普段の食事にも味の濃いものは避けるなど気を使われているそうです。
コーヒー鑑定士さんが合格を出したコーヒー豆だけが日本にやってくるのです。

コーヒーに関するDVD映像が終わると、隣りのショールームの先にあるロースティングルームに向かいました。

ガス熱風式焙煎機があり、実際に生豆を焙煎する工程を体感しました。

代表のお子様が、焙煎機に生豆を投入されました。

焙煎途中も、豆を取りだし、焙煎の具合を確認します。

焙煎が終わってからは、焙煎豆と生豆との見た目の違い、匂いの違いを知りました。また、焙煎豆をかじってみて、その味を確かめました。

焙煎が終わり、講義室に戻り、いよいよ中平さんの講義の始まりとなりました。

最初に教えて頂いたのは、コーヒーをおいしくいれるポイント。
ポイントは、一度に全部のお湯を注ぐのではなくて、3回に分けること。そして、その3回の前に実は、蒸らしのための注ぎがあることを教えて頂きました。
ポイントは、一度に全部のお湯を注ぐのではなくて、3回に分けること。そして、その3回の前に実は、蒸らしのための注ぎがあることを教えて頂きました。

具体的に少し書くと
コーヒー1杯のお湯が160ccだとすると、最初に20ccのお湯を中心から静かに注ぎ20秒蒸らします。蒸らすことで、コーヒーに含まれるガスが放出されるため。ガスを出すことで、コーヒーとお湯がなじみやすくなり、お湯の通り道ができます。つまり「蒸らし」は、コーヒーのおいしい成分を十分に引き出すための大切な工程なのです。
次にお湯80ccを「の」の字を描くように静かに注ぎます。(1回目)
更にお湯40ccも同様に(2回目)、最後にお湯20ccを注いで(3回目)出来上がりとなります。
コーヒー1杯のお湯が160ccだとすると、最初に20ccのお湯を中心から静かに注ぎ20秒蒸らします。蒸らすことで、コーヒーに含まれるガスが放出されるため。ガスを出すことで、コーヒーとお湯がなじみやすくなり、お湯の通り道ができます。つまり「蒸らし」は、コーヒーのおいしい成分を十分に引き出すための大切な工程なのです。
次にお湯80ccを「の」の字を描くように静かに注ぎます。(1回目)
更にお湯40ccも同様に(2回目)、最後にお湯20ccを注いで(3回目)出来上がりとなります。

「蒸らし」を行った注ぎ方と

「蒸らし」を行わなかった時のコーヒーの状態の違いです。

実演講義が終わり、お子様たちが、おいしいコーヒーの入れ方に挑戦しました。

慎重に、丁寧に。
美味しいコーヒーを入れるために真剣です。
美味しいコーヒーを入れるために真剣です。

また、小さなお子様には、カフェインレスのコーヒーを使ってチャレンジして頂きました。

また、コーヒーが苦手なお子様にオススメ。牛乳や生クリームなどを沢山いれて、オリジナルのミルクコーヒーの作り方もチャレンジして頂きました。

中平さんが、お客様がコーヒーを入れている様子を見守りながら、色々なお話をして下さいました。
個人的に面白いなぁ〜と感心させられたのが、味覚の話。
人の舌には、「甘い」「旨い」「しょっぱい」「すっぱい」「苦い」といった味覚を感じるためのセンサーが備わっているのですが、30代〜40代になるとこのセンサーの数が1/3まで減ってしまうそうです。
【甘味・塩味・旨味】は人間が生きていくうえで不可欠な栄養素、エネルギー・ミネラル・タンパク質を見抜くシグナルとなるもので、本能的に好む味とされています。母乳にもこの3つの成分が含まれています。
一方、【苦味・酸味】については毒物や腐敗物などを見抜くシグナルであるといわれています。体が小さな子供は、大人よりも、こういったシグナルに敏感である必要があります。
この話を聞いて、なるほど、大人になって味の好みが変わったなと実感することが良くあるのですが、こういった体のつくりに起因していたと合点がいったのです。
個人的に面白いなぁ〜と感心させられたのが、味覚の話。
人の舌には、「甘い」「旨い」「しょっぱい」「すっぱい」「苦い」といった味覚を感じるためのセンサーが備わっているのですが、30代〜40代になるとこのセンサーの数が1/3まで減ってしまうそうです。
【甘味・塩味・旨味】は人間が生きていくうえで不可欠な栄養素、エネルギー・ミネラル・タンパク質を見抜くシグナルとなるもので、本能的に好む味とされています。母乳にもこの3つの成分が含まれています。
一方、【苦味・酸味】については毒物や腐敗物などを見抜くシグナルであるといわれています。体が小さな子供は、大人よりも、こういったシグナルに敏感である必要があります。
この話を聞いて、なるほど、大人になって味の好みが変わったなと実感することが良くあるのですが、こういった体のつくりに起因していたと合点がいったのです。

全部で、4つのアレンジコーヒー作りに挑戦して頂いたのですが、中平さんの軽快なトークもあり、会場は熱気に包まれていました。

面白かったアレンジコーヒーが、ブラックで簡単シェカラートです。
ブラック無糖のリキャップ缶中身半分に、砂糖5〜10g+氷少々を入れて、バーテンダーさんみたいにシェイクして完成です。専用のシェーカーがなくても、楽しみながら出来るなんて、アイデア勝利です。
ブラック無糖のリキャップ缶中身半分に、砂糖5〜10g+氷少々を入れて、バーテンダーさんみたいにシェイクして完成です。専用のシェーカーがなくても、楽しみながら出来るなんて、アイデア勝利です。

シェイクした後にお洒落なグラスに注いだらカクテルみたい。

お子様も楽しそうにシェイクされていました。

出来たコーヒーのお味はどうだったかな?
きっと美味しいに違いありません。
きっと美味しいに違いありません。

お客様もご満足頂いていた様子でしたが、講師の中平さんが本当に嬉しそうでした。

普段は、大人のお客様を相手にしているので、お子様とのふれあいがとても、新鮮で、楽しかったそうです。是非、次回も実現しましょうと心強いお言葉を頂戴しました。

コーヒーの生豆をみて、実際に焙煎し、またコーヒーのおいしい入れ方のポイントを実感し、沢山のアレンジコーヒーレシピを学ぶ。とても盛り沢山の内容でした。
