2017年07月27日

福島の桃の産地視察に行って来ました!

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 ワイズマートでは、今年も山梨県加納岩産の桃『ぴ〜一番』を、オススメの桃として販売しております。

 今回は、桃のもう1つの名産地である福島の園地を視察に行って参りました。僕自身は、今年は加納岩の園地には行っておりません。(バイヤー及び別の担当者は、今年も加納岩に伺いました)

 それでは、桃についての豆知識と、『山梨県加納岩の桃』と『福島県の桃』の違いにフォーカスしてレポートさせて頂きたいと思います。


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 2017年7月25日園地にて記念撮影。園地をご案内下さったJAふくしま未来の齋藤さん、当社バイヤー、卸関係の皆さんです。

 さて、まずは桃に関する豆知識。これまでも、ワイズフォーラムでレポートさせて頂いた内容となります。

 桃と一言で言っても、大きく2つに分かれます。

 1つは、果肉が柔らかくジューシーな『白鳳系(はくほうけい)』と果肉がしっかりとした歯ごたえのある『白桃系(はくとうけい)』です。

 また、桃には、とても多くの品種があり、7月上旬から8月下旬ぐらいにかけて1週間ぐらいの間隔で品種が切り替わって収穫されていくというイメージです。


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 特に加納岩でオススメしていたのが『白鳳系』の桃です。勿論、加納岩にも『白桃系』の桃も存在します。

 一方、福島の桃というと、僕の中では、加納岩の白鳳系が終わったぐらいから、お店に並びだすというイメージでした。その点についても、今回は、確認しております。


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 いきなり、園地の写真です。

 この園地を見た瞬間、加納岩との違いに気付きました。違いについては、後述しますが、まずは、今年の福島の桃の概況についてお知らせします。

 今年は、東京も空梅雨でしたから、何となく予想は出来たのですが、実際のデータを拝見してびっくりしました。7月の1〜5日に28ミリの雨が降った限り、6日〜15日までは、全く雨が降っていません。昨年比だと約1/3しか雨が降っていません。また、気温も高い。最低気温は、昨年が20度以下なのに対して、今年は22度〜25度。最高気温も、昨年は27度なのに今年は、29度〜35度もあります。

 JAふくしま未来の齋藤さんのお話によると、最高気温が30度を超えるようになると、桃の木も、実よりも、本体の木自身を守るようになってしまうので、果実まで養分が行かなくなってしまうそうです。

 福島の園地では、『はつひめ』、『日川白鳳』、『暁星』といった白鳳系の桃が、7月上旬から中旬ちょっと過ぎぐらい迄に収穫されます。雨不足による干ばつの影響で『日川白鳳』で前年3割減、『暁星』で前年2割減という状況とのことでした。

 このままだと福島の桃でメインの『あかつき』、『まどか』が心配だったのですが、産地視察で訪れた7月25日の前日から、ちょうど良い感じの雨が降り、最高気温も29度ぐらいになりました。この二つの要因により、桃の玉サイズも大きく、甘い桃になりそうと一安心とのことでした。


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 さて、園地に入って一番に感じた違いについてレポートします。

 僕は、素人なので間違っているかもしれませんが、加納岩の園地と比べて、明らかに葉のついている量が違います。


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 こちらが、過去に訪れた加納岩の園地の様子です。桃にも太陽の光を多く受けるために、ある程度の葉は残しつつも、空が見えています。ですから、園地に入り、桃の木を見ても、赤い桃の実が所々に見えていました。


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 先ほどと同じ写真で申し訳ないですが、福島の桃の園地は、外から見ても桃が殆ど見えません。桃の葉で覆われている感じです。


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 でも、木の下に入ってみると、桃がたわわに実っています。

 また、今回視察した桃の品種は、『あかつき』という白桃系の桃ですので、そういった違いがあるのかもしれません。加納岩の『白鳳』のように袋も被せていません。

 後で調べた結果、袋をかけるかけないの違いは、桃の品種にも依存することが分かりました。袋をかけないと桃の実に亀裂が入ってしまう品種もあります。それぞれにメリットとデメリットがあり、袋をかけない方が甘みのある品種を栽培することが可能ですが、その分、見た目でリスクを負います。有袋は、桃の表面を強風や強い日差しから保護しますので、自然の傷や亀裂などを最小限に抑えることが可能ですが、甘み、旨みでやや劣るそうです。

 この園地では、『あかつき』、『まどか』は、無袋で栽培されています。


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 桃の葉の数が多い理由には、桃の果実に袋をかけないから、強風や強い日差しから保護する目的があるのかもしれません。また、葉が多い方が、光合成する量も多くなるため、それだけ桃の果実に養分が行き届き、美味しい桃になるそうです。

 JAふくしま未来様としても、農家の皆さんに美味しい桃を栽培するための指導をされているそうです。実がしっかりしているものを選び、それ以外の果実は摘果(枝から落とすこと)し、収穫時期についても細かく伝えています。

 葉と葉の隙間からは、太陽の輝かしい光が降り注いでいました。


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 また、地面には、反射シートが敷かれているところは、加納岩と同じでした。

 果物って難しいなぁ〜と思うのは、品種の違い、その風土の違いなどにより、最適解は異なるということです。また、単純に機械化の作業に出来ないため、全ての作業工程に人手を要するということです。視察させて頂いた園地の広さは、1町歩(ちょうぶ 約3000坪)あるとのこと。見渡す限り、桃の木ばかり。勿論、『あかつき』だけではなく、『川中島白桃』といった有袋が必要な桃など、多数の品種を栽培されており、その品種毎に適した栽培をされています。実際に農家の方にはお会い出来ませんでしたが、手間を惜しまず、しかもこんなに広い園地を管理されていることには、頭が下がる思いでした。


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 この『あかつき』が収穫されるのは、8月5日ぐらいの予定です。その頃には、玉も大きく、赤々として美味しい桃に成長していると思います。ワイズマートでも、今年は、『あかつき』、『まどか』について品種をご紹介させて頂きながら、一番美味しい時期に大きく販売させて頂きます。


posted by ワイズマン at 19:50| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地視察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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