
ワインセミナー第2回目(1月24日開催)のレポートです。内容が盛りだくさんですので、2回にわけて報告させていただきます。
セミナーは、ワイナリーのベリンジャーの概要と、本題のワインと料理の相性についての大きく2部構成の内容でした。1回目のレポートでは、ベリンジャーの概要といいますか、実際にセミナーを受講する中で、感心させられた部分を抜き出してみたいと思います。
セミナーは、ワイナリーのベリンジャーの概要と、本題のワインと料理の相性についての大きく2部構成の内容でした。1回目のレポートでは、ベリンジャーの概要といいますか、実際にセミナーを受講する中で、感心させられた部分を抜き出してみたいと思います。

ベリンジャーは、1876年に、ドイツ系移民であるジェイコブ・ベリンジャー 氏とフレデリック・ベリンジャー 氏 の二人がナパ・ヴァレーの中心地、セント・ヘレナのすぐ北に造ったワイナリーです。現在ではカリフォルニア州全体で約4,000haの畑を所有し、生産本数は年間800万本にも及びます。講師を務めて下さった古本さんは、ベリンジャーの思いを次のように語られました。
ワインにもっとふれていただきたい。
気軽にワインを楽しんでいただきたい。
だから、ベリンジャーのワインは、価格帯に関係なく、全てのワインが安定した品質をもっており、そこがお客様のご支持に繋がっているのだと思います。
ワインにもっとふれていただきたい。
気軽にワインを楽しんでいただきたい。
だから、ベリンジャーのワインは、価格帯に関係なく、全てのワインが安定した品質をもっており、そこがお客様のご支持に繋がっているのだと思います。

上の写真は、ベリンジャーでワインを生産されている女性の紹介です。彼女は、もう20年のベテラン。「もう分からないことはないでしょう?」と古本さんが質問したところ、次のような返事が返ってきました。「わたしは、まだ20回しかワインを作っていないわ。」ワインの原料となるぶどうは、1年に1回しか収穫出来ません。その年の天候、土の状態などの影響で、ワインの出来も変わってきます。彼女は、北半球だけでなく、南半球でもワインを作れば、年に2回作れると貪欲にワインに対する情熱を語られたそうです。何事もそうなのですが、一つのことをどう捉えるか。その捉え方、考え方の違いによって、今後の成長が違ってくると思います。ベリンジャーのワインは、こういった精神が生産者の皆さんに流れているのだと思います。だからこそ、栄枯衰退の激しいカリフォルニア・ワイン界において、常に安定した実力を発揮し続けているのでしょう。

次回は、本題のワインと食事の相性についてのレポートを致します。「ワインによって食事の味は変わらないが、食事はワインの味を変えてしまう」このキーワードから始まります。