2008年03月18日

スパークリングワイン

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 3月6日のワインセミナーは、スパークリングワインのティスティングでした。

 ワインは、大きく以下の4つに分類されます。

 @スティル・ワイン
  ごく普通のワイン。ブドウの果汁を発酵させ、炭酸ガスを含まない状態で製品化したワイン。

 Aスパークリング・ワイン
  ガス圧3気圧以上のワイン。

 Bフォーティファィド・ワイン
  醸造工程中にアルコール度数40度以上のブランデー、またはアルコールを添加して、ワインのアルコールを16から20度程度に高め、味にこくをもたせ保存性を高めたもの。(シェリー、ポート、マディラ、マルサラなど)

 Cフレーヴァード・ワイン
  ワインに薬草・果実・甘味料・エッセンスなどを加え、独特の風味を添えた物。(ヴェルモット、デュボネ、サングリアなど)


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 今回の講師は、アサヒビール株式会社の市川さんです。大変、落ち着いた雰囲気で進行しました。

 今回のテーマ、スパークリング・ワインが国によって呼び方や製法の基準が違うこと、それらが法律で定められていることのご説明がありました。

 例えば、シャンパーニュと名乗れるワインは、フランスのシャンパーニュ地方で瓶内二次発酵で造られた発泡酒で、20度で5気圧以上なければならないといった感じです。もし、同じフランスでも、シャンパーニュでなければ、クレマンと呼び名が変わってしまうのです。


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 続いて、スパークリングワインの表示と残糖分の関係についてのご説明。スパークリングワインは、二次発酵させる際に糖分と酵母を加えるのですが、このとき加える糖分の量によって、辛さが変わってきます。全く糖分を加えないものもあるそうで、その場合は、とても辛いものになります。


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 最後にスパークリングワインの製法についてのご説明。

スパークリングワインの二次発酵をどのように行うのか。手間がかかるのは、スティル・ワインを瓶詰めし、糖分と酵母を加え、密封し、瓶内で二次発酵を起こさせる方式。瓶1本1本でこの作業を行うので大変手間がかかり、値段も高価になります。

 もう一つ、スティルワインを大きなタンクに密閉し、その中で二次発酵を起こさせる方式。一度に大量に造れるので、コストが抑えられます。

 ここまでの講義が前半部分でした。次に各スパークリングワインのティスティングと、最後にアサヒビール様の番組「世界銘酒紀行」の上映となりました。

 次回は、ティスティングされたスパークリングワインについて、色々な逸話を交えてご紹介させて頂きます。




posted by ワイズマン at 10:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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