2008年04月16日

甲州ワインのこだわり

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 今回のワインセミナーは、国産ワインのワイナリー勝沼醸造様のブランド「アルガーノ」のティスティングでした。ワインセミナー最多の9本のティスティングです。


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 こちらが、講師の有賀さんです。

 何て言えばいいのでしょう。

 全てのワインセミナーを受講してきましたが、有賀さんのお人柄とでもいいましょうか。今までの中で、一番、ワインに対しての情熱とこだわり、そしてワインに対しての優しさみたいなものが伝わってきました。実際、僕と同じように感じたお客様が多くいらっしゃったようで、アンケートにも以下のように書かれています。

 ・先生の情熱がとても伝わりました

 ・熱意がとても伝わってきた

 ・特に甲州ワインのおいしさ、楽しさをお話されている時は、熱がこもっていてよかったです

 ・本音の話が聞けた

 ・日本のワインを広めよう、伝えようのハートが良い

 ・勝沼醸造さんのことについて詳しくわかって良かったです。会社のポリシーとか...

 この他にも、ご説明が分かりやすかったとの感想がたくさんあったのですが、今までのセミナーで、「ハート」とか「熱意」とかいう言葉が書かれたことはありません。それだけ、有賀さんの思いが、皆さんに十分、伝わったのだと思います。

 ちょっと変わった出だしとなってしまいましたが、勝沼醸造様のレポート1回目は、ワインに対するこだわりと工夫についてレポート致します。


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 いきなり本題です。勝沼醸造様のワインに対する考えは、上記の通りです。

 「ワインは、産地の風土性を楽しむもの」

 日本の風土で、日本固有の甲州ぶどうを使って、どうやったら世界に通用するワインが作れるか、また、日本で生まれたワインだから和食との相性が合って当たり前。そういったポリシーのもと、甲州ぶとうの白ワインに特化したチャレンジが始まります。


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 まず最初に、勝沼という土地柄についてご説明します。


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 甲府盆地東の扇状地に位置する勝沼。


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 盆地ということもあって、昼と夜の寒暖の差が激しい土地柄です。


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 一つ一つのぶどう畑は、とても小さいそうです。そのため、世界一高い農業コストにも繋がっています。このコストを肯定化するためには、量より質のプレミアムワイン作りを追求する必要があります。


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 ただ、残念なことに、ワインと言えばフランスとの意識が浸透しているのでしょうか。国内需要は低いそうです。そこで、勝沼醸造様は、まず、海外に日本のワインを広め、そこで評価されることで、国内でも評価されるようになることを考えました。


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 そのためにも、日本固有のぶどう、甲州で勝負することに意味があるのだと思います。

 ただ、甲州には一つ問題がありました。それは、他のぶどう品種と比べて味がうすいということです。味が薄いということは、樽に負けてしまうので、樽での熟成が出来ないということを意味します。

 どうやってこの問題を克服したのか。それは、次のような製法でした。

 まず、果汁エキスをステンレスに入れて凍らせます。凍った部分のみを捨て、残った部分を使うのです。オレンジジュースなどを凍らせた時に味の濃い部分と、氷だけの部分に分かれるのと同じですね。

 こうすることで、樽に負けない濃厚なワインが完成しました。

 次回は、こうして作られた甲州ぶどうのアルガーノシリーズについて、レポートしたいと思います。
posted by ワイズマン at 10:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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