2008年04月22日

ブルゴーニュワインの魅力

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 今回のワインセミナーは、「ブルゴーニュワインの魅力を探る」というテーマで、開催されました。


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 講師は、ワインコンサルタントとしてもご活躍されている田中康博さんでした。過去の講師の中でも、一番、躍動的に会場を歩かれていました。お客様との会話を楽しまれているご様子で、質問やらアドバイスもビシバシされていたのが印象的でした。

 とても、田中さんのセミナー内容を網羅することは出来ませんので、ブルゴーニュワインのポイントだけ簡単にレポートさせて頂きます。


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 ■ブルゴーニュ地方の土壌について

 氷河期以前には海だったブルゴーニュ地方は、アフリカとヨーローッパの大陸プレートがぶつかって出来ました。大きなプレート同士がぶつかって出来たため、成分の異なる土壌がパイ皮のように複雑に重なり合っています。
 そのため、ブルゴーニュ地方は同じ地区や村であっても、そして同じぶどう品種であっても畑によってテイストの違いが大きく出ます。

 ■ブルゴーニュの主要品種は3種類

 ブルゴーニュワインに使用される主要品種は、3種類しかありません。

 1.ピノ・ノワール
  カベルネ・ソーヴィニヨンと人気を二分する葡萄品種です。渋みが少なく酸味があり、豊かな果実の風味が特徴です。なめらかな舌触りで繊細かつ複雑な香りを持っています。但し、この品種は病気に弱く、冷涼な気候を好むため、栽培面積はそれほど広くありません。

 2.ガメイ
  フルーティーな味わい。渋みも少なく、さわやかなワインになります。明るいルビー色で、いちごやすみれの香りがします。

 3.シャルドネ
  世界中あらゆるワイン生産国で栽培されている、白品種のアイドル。適応能力がきわめて高く、冷涼なフランスのシャンパーニュ地方でも、温暖なオーストラリアのリヴァーランドでも栽培可能です。

 ブルゴーニュのワインは、ぶどう品種が少ないこと、またブレンドされることは稀で、単一品種により醸造されます。単一品種なだけに、土壌や気候の小さな違いもワインに大きく影響し、それがブルゴーニュのワインの魅力となっています。


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 ■ブルゴーニュの品質区分(AOC)

 AOCは、フランスの法律で厳格に定められている品質基準で、ワインの場合は、以下の9項目を満たす必要があります。(生産地域、品種、最低アルコール度数、大収穫量、栽培法、剪定法、醸造法、熟成法 、試飲検査 )

 AOC製品の印として、ワインのラベルには必ず「Appellation Contrôlée」または「Applacion d'Origine(生産地)Contrôlée」の表示を入れなくてはなりません。生産地の部分には、「Bordeaux(ボルドー)」などの地域名称、「Médoc(メドック)」などの地区名、「Margaux(マルゴー)」などの村名が入ります。ブルゴーニュ・ワインの場合は、さらに「Romanée Conti(ロマネ・コンティ)]」などの畑名まで入ります。(AOCの格付でいうと、下から、「地域名称」、「地区名称」、「村名名称」、「1級畑名称」、「特級畑名称」となります。)

 具体的な一例として、ヴォーヌ・ロマネー村の特級畑ロマネ・コンティが、何故高いのか。それは、法律で年間1100本しか生産してはいけないことが定められているためです。

 今回ティスティング頂いたジョセフ・ドルーアン社の魅力は、家族経営を大切にし、自社畑はすべてビオデイナミー農法(究極の有機栽培)に徹することでテロワールが活かされていることにあります。また、ブルゴーニュAC格付けのみ醸造する信念。徹底した品質管理。(樽材の自社乾燥、SO2、微生物、ワインタイプ別の安定性、コルクから充填に対する酸化防止の徹底など)

 そういったことが認められ、全フランス26の3ツ星レストラン中、23店が取扱われている今があります。

 それでは、ティスティングワインについて、ご紹介致します。画像をクリックすると、ご購入頂けます。


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ラベイ・ブルゴーニュ シャルドネ
【VT】      2006
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口
ぶどう品種:シャルドネ

 全体的な特徴はマコネから、いきいきとした骨格はシャブリから、ボディはリュリイ、複雑さはシャサーニュ・モンラッシェからと、様々なエリアのぶどうのブレンドに由来されています。あさりのワイン蒸し、天ぷら、白身魚のムニエルに良く合います。


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ラベイ・シャブリ
【VT】      2006
【規格】      750ml
【タイプ】     
ぶどう品種:シャルドネ

 淡い黄金色、爽やかなシトラス系の香りに青リンゴやミント、レモングラスを想わせる香り。いきいきとしたクリーンで上品な酸、バランスが良く、フィニッシュに心地よいミネラルをしっかりと感じることが出来ます。〈自社畑〉生牡蠣、鶏の水炊き、お寿司に良く合います。
ラベイとはフランス語でミツバチのこと。自然にやさしい無農薬の葡萄畑だからミツバチも集まると言う意味合いを込めたネーミング。誰よりもシャブリの地を知り尽くすドルーアン。シャブリ本来の特徴を遺憾なく発揮した真髄といえる逸品です。


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ボージョレ ヴィラージュ
【VT】      2006
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ライトボディ
ぶどう品種:ガメイ

 明るい紫色、スミレやボタンの花やラズベリーのような香りがあります。絹のように滑らかな舌触りで豊かな果 実味が長く余韻に残ります。テロワールやミクロクリマの特徴をうまく引き出して、快活で魅力的なワインに仕上げています。カプレーゼ、ソーセージ、鶏肉のトマト煮に良く合います。


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ラベイ・ブルゴーニュ  ピノ・ノアール
【VT】      2005
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ
ぶどう品種:ピノ・ノアール

 ラズベリーやさくらんぼなど赤い果物いっぱいの香り。フレッシュな果実味、エレガントな酸味、やわらかなタンニンを持ちブルゴーニュの典型的スタイルとしてお手本になっています。主にコート・ド・ボーヌの畑から手摘みにより収穫、選別し造られます。カマンベール(白カビ系チーズ)、ローストチキン、スモークサーモン、フィレステーキに良く合います。
90年代より本格的なビオディナミに取り組んでいるドルーアン。発酵も自然酵母のみで行うという徹底さ。あくまでもテロワールにこだわる造りをお試しください。


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ショレイ レ ボーヌ
【VT】      2005
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ
ぶどう品種:ピノ・ノアール

 日本では、なかなか目にする事の少ないこのワインですが、本国フランスでは、レストラン需要が高く、入手困難なレアアイテムとなっています。
ローストチキン、肉のグリル、ブリー(白カビ系チーズ)に良く合います。


 最後にお客様のご感想を、抜粋させて頂きます。

・講師の先生がすばらしかった。すごい経歴の持ち主なのに庶民的な生活レベルの話もあり、入り易かった。ためになる話がポンポン出てきて、とても勉強になった。是非、田中先生のお話を聞きたいと思った。今回のショレイ レ ボーヌ、是非、購入して家でゆっくり楽しみたい。充実した講習ありがとうございました。

・講師の方がとても面白くて良かったです。土壌や製法によっても、香りや味わいに違いが出ることが分かりました。白ワイン、赤ワインが合う料理、食材の合わせ方も色々と試せていけたらと思います。

・田中先生がとてもおもしろかったです。弟子にしてもらいたいと思いました。ありがとうございました。

・ジョセフ・ドルーアンという非常に良い造り手を紹介して頂いて良かった。今後、ワイズマートで購入したい。

・有機農法による赤ワイン ショレイ レ ボーヌは、非常に良かったです。

・色や味は分かるような気がしますが、香りがなかなか分かりません。香りが中心になるセミナーなんてやっていただけないでしょうか?

・普段は、ドイツワインのフルーティな甘みのものを好んで飲んでますが、ブルゴーニュワインの奥深さを知りました。一度にこんな種類を飲むことはないので、色の違い、香りの違い、味の違いを堪能出来てすごく参考になりました。ありがとうございました。(チーズもおいしかったです!!)

・最後のショレイ レ ボーヌは、とても端正な「学習院初等科の1年生女子」って感じで良かったです。追加で友人を連れて来たいです。ありがとうございました。

・優秀なレベルの高い講師のお話が大変面白かった。今後もレベルの高いレクチャーを聞きたいと思う。


posted by ワイズマン at 10:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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