2009年05月21日

トスカーナの銘醸ルフィーノ社のワイン

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 今年1月22日のワインセミナーは、イタリアワインの特集でした。昨年6月の時と同じく、講師は、コンステレーション・ワインズ・ジャパン株式会社のリチャ・ボエさんです。

 前回のセミナー内容につきましては、こちらをご覧下さい。


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 詳しくは、前回のレポートをご覧頂きたいのですが、イタリアには独自のワイン法があります。

 イタリアワインは、ロッソ(ROSSO)、ビアンコ(BIANCO)と見た目による分類や、トスカーナ産、ピエモンテ産などの生産地による分類など、色々な角度から分類することが出来ます。でも、イタリアワインを語るのに外せないのが、イタリアのワイン法です。DOCG、DOC、IGT、VdTという四つの分類がるのですが、その中で一番上位と格付けされているDOCGワインには、ワインボトルの首の部分に、赤ワインであればピンク色・白ワインであれば黄緑色の交付されたシールを貼られています。


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 こちらは、赤ワインの場合です。


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 内容が重複しますので、今回は、テイスティング頂いたワイン数本について少しだけ詳しくご紹介致します。(こちらのワインは、全てワインズマートでご購入頂けますので、気になったワインがございましたらば、ワイン画像、又はワイン名称をクリックして下さい。)

 さて1つ目は、「ルフィーノ・キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ ドゥカーレ」です。

 今から15年前。ワイン評論家として有名なパーカー氏が、36年熟成したこのワインを飲んだ際に、「もし、ブラインドティスティングしていたとしたら、シャトー・オーブリオンと間違っていたに違いない。」と語りました。それだけ、長期の熟成に耐えうるポテンシャルを持っているということなのだと思います。

 「公爵の為のワイン」の意を持つワイン。100年以上前にスペインの国王がトスカーナを訪れた際に大変気に入り注文した事が由来となっています。

 トスカーナのワインを語るなら、この「ルフィーノ・キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ ドゥカーレ」を是非、飲んで下さい。ご家庭で36年熟成することは無理かもしれませんが、何年か寝かしてみると、より骨格のしっかりした果実味を体感して頂けると思います。


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 2本目は、「ルフィーノ キアンティ」です。

 このワインは、まさにルフィーノ社を代表するワインです。

 その理由は、ルフィーノ創設者であるイラリオとレオポルドによって一番最初に生産されたワインであり、1世紀以上にわたり全てのキャンティの基準となっているからです。歴史ある伝統的な、そして常にキャンティのリーダー的存在として、1歩先を行く高品質なワインが、この「ルフィーノ キアンティ」なのです。

 ルビーレッドの色調。典型的な葡萄酒の香りに始まり、すみれの花や果実の香りもしっかりしており、フィニッシュは白胡椒の少々スパイシーな香りとヘーゼルナッツの豊潤さを感じます。


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 飲みやすくバランスの良い酸味とタンニンに、持続する長い余韻。パスタやピザ、色々なイタリアンメニューに合います。

 このような品質のワインが、この価格で味わえる幸せ。是非、ファンになって下さい。


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 3本目は、「キアンティ クラシコ アツィアーノ」です。

 このワインはキャンティ クラッシコ地区のザノで造られたワインです。ザノは海抜250m、1009年の古文書にもアツィアーノの古名でワインづくりが行われていたことが記されているキャンティ クラッシコ中、最良の土地です。

 サンジョヴェーゼ特有のすみれ、赤いベリー系果実、スパイスの風味にあふれ、ビロードのようななめらかな口当たりが心地良いワイン。あと味にはヴォルナッツやダークチョコが感じられます。

 フランスと1位を争っているイタリアワイン。その中でも、歴史あるルフィーノ社のワインは、品質と比べてかなりコストパフォーマンスの良いワインですので、オススメです。
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2009年05月12日

フランスワインとニューワールドワインの比較

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 2008年12月12日のワインセミナーのテーマは、「フランスワインとニューワールドワインの比較」というテーマでした。

 ワインの生産地として比較的新しいカリフォルニア、アルゼンチン、オーストラリア、そしてチリワインなどの国々をニューワールドと言いますが、葡萄品種毎にフランスのワインとの違いを比較しよう!という内容でした。


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 当日比較されたワインのブドウ品種は次の4つです。

 ◆白ワイン

    1. ソーヴィニヨン・ブラン
    2. シャルドネ

 ◆赤ワイン

    3. メルロー
    4. カベルネ・ソーヴィニヨン

 それでは、葡萄品種の特徴、その葡萄を使ったフランスワイン、ニューワールドワインといった順番で、ご紹介致します。


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 ●ソーヴィニヨン・ブランとは?

 ・ボルドーの有名な白ワイン用品種
 ・適した気候−比較的冷涼かつ乾燥
 ・適した土壌−粘土質が多く、石灰岩層があり、保水力のある土地
 ・サンセールですばらしいワイン

 ・香りの高い葡萄。香りの特徴は、「青草のよう」「緑色の果実
 ・この香りは「チオール類」と呼ばれる科学物質で、土壌中の窒素分がその生成に関与。水分は多すぎても、少なすぎても、チオールの生成に悪影響
 ・近年の栽培方法・醸造技術でこの香りを十分に引き出す方法を開発
 ・アロマティックな強さとしなやかさ、新鮮さを実現

 猫のオシッコとも表現される特徴的な香りと爽やかさが特徴的な葡萄ですが、フランス・ロワール地方の軽やかで涼やかなタイプ、それとは対局なボルドー地方のオーク樽で発酵・熟成させた重みのあるタイプがあります。ニューワールドの場合、どちらかのスタイルにナラウことが多いです。

 それでは、当日ティスティング頂いたワインをご紹介致します。(こちらでご紹介するワインは、全てワインズマートでお買い求め頂けます。ワイン画像及びワイン名のリンクをクリックして下さい。)


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【VT】      2006
【生産国】     フランス
【産地/生産者】  ボルドー
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【ぶどう品種】   ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
【飲み頃温度】   8〜10℃

 青草やグレープフルーツ、軽い薫製の香りと、後味に感じるかすかな 苦みが特徴。
甘味と酸味の絶妙なハーモニーが魅力のワイン。
白身魚の香草焼き、アサリのワイン蒸し、スモークチキンに良く合います。


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【VT】      2007
【生産国】     チリ
【産地/生産者】  クリコ・ヴァレー
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【ぶどう品種】   ソーヴィニヨン・ブラン
【飲み頃温度】   8〜10℃

 クリコ・ヴァレーの厳選されたぶどうを使用しています。
繊細な酸味とライムのような味わいがエレガント。
魚介料理、鶏肉料理、野菜料理、鶏の水炊き、焼き鳥(塩)に良く合います。


 続いてはシャルドネ。

 ●シャルドネの特徴は?

 ・世界でトップクラスのワイン用葡萄の一つ
 ・適応性が高く、世界中のあらゆる葡萄産地で栽培。しかし、冷涼な気候の方がシャルドネの真価を発揮

 ・フレッシュさを楽しむワイン
 ・ブルゴーニュやシャンパーニュのように貯蔵させるワイン

 ・ボディがしっかしているのでオーク樽で発酵・熟成に適。シャルドネの風味はオーク樽の風味として理解されていることも

 ・シャルドネの香りはライムの花・桃・洋ナシ・アカシアの蜂蜜・柑橘の香り・バター・トースト・ナッツ

 シャルドネは、産地や醸造法で表情を変える世界を制覇した白のアイドルです。冷涼なフランスのシャンパーニュ地方では、ライムや青リンゴの香りとなり、温暖なオーストラリアのリヴァーランドで栽培されたワインは、パイナップルなどトロピカルフルーツの香りが顕著に出ます。

 早生な性質で、気候が温暖すぎると酸が抜け、輪郭のぼやけたワインになりかねません。シャルドネの栽培には、ニューワールドでも、比較的涼しい土地が選ばれるのもそういった理由があるからです。


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【VT】      2006
【生産国】     フランス
【産地/生産者】  アルデッシュ
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【ぶどう品種】   シャルドネ
【飲み頃温度】   8〜10℃

 あえてステンレスタンクでの熟成しました。
そのため、さわやかな香り、すっ きりとした口当たりです。
白身魚のフライ、寿司、生牡蠣等に良く合います。


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【VT】      2007
【生産国】     アメリカ
【産地/生産者】  カリフォルニア
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【ぶどう品種】   シャルドネ
【飲み頃温度】   8〜10℃

 パイナップルやヴァニラを思わせる豊かな香り、トロピカルフルーツ のニュアンスとフルーティーで心地よい酸味を持つ後味のよいワインです。
ポテトコロッケ、春巻、シーザースサラダに良く合います。


 ●メルローの特徴

 ・世界中の全く違う様々な生育条件や気候に問題なく適応
 ・力強く早熟なこの品種は、ボルドー地方でよく成熟
 ・カベルネに比べてタンニンが少ない、また果実味が豊か
 ・果実味維持のため、水分供給が維持される、粘土石灰質が良い

 ・特徴は、美しく深みのある赤色、少しスパイスの効いたアロマ
 ・まろやかなタンニンによる、力強くそれでいて繊細な骨組み
 ・カベルネ・ソ−ヴィニヨン種を引き立たせるため、メルロ種がよくブレンドされる

 メルローは、ふくよかでタンニン柔らか、なめらかな飲み心地が持ち味です。ボルドー原産の葡萄品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンと比べると1週間以上成育が早く、小鳥のツグミ(フランス語でメルル)が真っ先についばむことから、この名がついたとされています。
 成育が早い反面、熟期を迎えると急激に酸が減少するため、ある程度涼しい気候の法が育て易いです。湿潤な気候でも比較的うまく育つことから、日本の長野県塩尻市一帯でも、成功しています。


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【VT】      2006
【生産国】     フランス
【産地/生産者】  ラングドック・ルーション
【規格】      750ml
【タイプ】     赤・ミディアム
【ぶどう品種】   メルロー
【飲み頃温度】   14〜16℃

 鮮やかで深みのある赤色。
プラムのような果実味豊かなアロマが特長的です。
焼肉、すきやき、バーベキュー等に良く合います。


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【VT】      2007
【生産国】     チリ
【産地/生産者】  コルチャグア・ヴァレー
【規格】      750ml
【タイプ】     赤・ミディアム
【ぶどう品種】   メルロー
【飲み頃温度】   16〜18℃

 プラムやベリーの凝縮した香りとスパイス香をもち、力強くやわらかな味わいが特徴です。
トンカツ、薄切り牛肉のソテー、焼き鳥(たれ)に良く合います。


 ●カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴

 ・世界中で広く栽培されている品種。メドック地方では。メルロー種とのブレンドによって最適な味わい

 ・メルローに比べIBMP(青ピーマン臭)が多いので、できるだけ早くこれが減少するようなコンディションが好ましい
 ・それには石の多い、水はけのよい土壌が適
 ・このような土壌は、ボルドーの左岸、メドックの特徴である
 ・晩熟な品種で、温暖な気候が必要
 ・長期間の熟成が期待できるその素質が世界中で評価を得た

 世界各国で栽培される人気者、それがカベルネ・ソーヴィニヨンです。赫々のしっかりした長熟型で、フランスのボルドー地方がその起源とされています。最新の研究では、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブラン(白品種!)が自然交配したものと見なされています。

 小粒で果皮の厚い実を結びます。若いうちは渋味が強く感じられることも。

 温暖で乾燥した気候と水はけのよい土壌を好む品種ですが、比較的適応性が高く、ボルドー以外でも世界各地で栽培されています。

 ボルドーでは、ほとんどのワインがソフトなメルローなどの他品種とブレンドされますが、米国やチりでは、単一品種名が表記されたヴァラエタルワイン(ラベルに単一品種名が表記されたワイン)として醸造されることが多いです。


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【VT】      2006
【生産国】     フランス
【産地/生産者】  ラングドック・ルーション
【規格】      750ml
【タイプ】     赤・ミディアム
【ぶどう品種】   カベルネ・ソーヴィニヨン100%
【飲み頃温度】   14〜16℃

 チェリーなどの赤い果実を思わせるスパイシーな香りが特徴です。
カベルネ種特有の端正な風味が楽しめます。
ハンバーグ、すき焼き等に良く合います。


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【VT】      2007
【生産国】     アルゼンチン
【規格】      750ml
【タイプ】     赤・ミディアム
【ぶどう品種】   カベルネ・ソーヴィニヨン(有機栽培ぶどう)
【飲み頃温度】   15〜17℃

 有機栽培ぶどう100%から造られたワインです。
アルゼンチン有機認証機関アルヘンサート認定です。
カシスやブルーベリーなどの果実の香りとスパイスのニュアンスに特徴があります。
肉じゃが、タンドリーチキン、お好み焼きに良く合います。


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 それでは、最後にお客様アンケートから、ご紹介致します。

・濃厚なチーズと赤ワイン、ベストマッチです。

・同品種の飲み比べは、とても勉強になりました。今まで気が付かなかった発見があり、楽しかったです。

・オーソドックスなフランスワインは当然おいしいが、ニューワールドのワインもおいしいものが多かったです。

・ニューワールドとフランスの比較。前からしてみたかったので、大変興味深く、お話をうかがいました。同じ葡萄品種でも、全く別物のような味わいになり、ワインの奥深さを感じました。

・品種毎の飲み比べが出来て、説明も詳しくとても良かったです。

・同じ品種のぶどうでも、ワインになると出来上がりが違うことが分かりました。


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2009年04月21日

パリ・コレ公認スパークリング ロジャーグラート その2

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 パリ・コレ公認スパークリング ロジャーグラートのレポートその2です。

 今回は、当日ティスティング頂いたワインのご紹介です。(こちらでご紹介したワインは、全てワインズマートでお買い求め出来ます。商品画像、ワイン名をクリックすると別画面が開きます。)


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【VT】      2006
【生産国】     スペイン
【生産地】     ペネデス
【ぶどう品種】   ガルナッチャ60%、モナストレル40%
【規格】      750ml
【タイプ】     ロゼ・やや辛口・泡
【格付】      DOカヴァ

独自の製法で得られる美しいピンク色のスパークリングワイン。
透明感のある少しオレンジがかった薄い赤色をしています。
色のイメージ通りの新鮮なさくらんぼのような甘いフルーツの香りのある、甘酸っぱい印象のさっぱりとした辛口ワインです。
シーザースサラダ、オニオンリングフライ、エスニック料理、エビチリや酢豚などの中華料理、牛タン塩焼きとの相性が抜群です。


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【VT】      2004
【生産国】     スペイン
【生産地】     ペネデス
【ぶどう品種】   マカベオ50%、チャレッロ30%、パレリャーダ20%
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口・泡
【格付】      DOカヴァ・グランレゼルヴァ

ベネデス地区でトップクラスのぶどう3種類を贅沢に使用した辛口スパークリングです。
それぞれのぶどう品種の持ち味を生かし、心地よいフルーティさとやわらかな酸味が見事に調和しています。
明るく淡い黄色。洋梨、レモンの香りがします。
平均18ヶ月のビン内熟成を経て、出荷されます。
サラダに良く合います。


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【VT】      2004
【生産国】     スペイン
【生産地】     ペネデス
【ぶどう品種】   チャレッロ40%、マカベオ25%、パレリャーダ25%、シャルドネ10%
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口・泡
【格付】      DOカヴァ・グランレゼルヴァ

色は金色。
レモン、グレープフルーツなどの柑橘系の香りが上品な特定地域で生産されたぶどうで造る本格的シャンパン製法のスパークリングワインです。
きめ細やかでしっかりとした泡立ち。フルーツジュースのような素直な味わいで、やんわりとした辛口です。泡瓶詰め後、地下30m、全長1kmにもなるセラーで48ヶ月熟成しました。
前菜、サラダなどに良く合います。


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【VT】      2005
【生産国】     スペイン
【生産地】     ペネデス
【ぶどう品種】   チャレッロ30%、マカベオ35%、パレリャーダ35%
【規格】      750ml
【タイプ】     白・やや甘口・泡
【格付】      DOカヴァ

一番絞りのみを贅沢に使用した大人気カヴァのやや甘口タイプ。
淡い黄色でレモン、グレープフルーツなどの柑橘系の香りがします。
ぶどうの皮と茎をしっかり取り除き、ぶどうの一番絞りのみをしようしているため苦味は少なく、ぶどうの持つフルーティーさが口一杯に広がり、ほのかな甘みが余韻として残ります。
18ヶ月熟成されてから、出荷されています。
焼き菓子、フルーツとの相性が抜群です。


 当日は、ロジャー・グラート社との比較として、ブヴェ・ラデュベ社の発泡酒もテイスティングして頂きました。

 ブヴェ・ラデュベ社は、フランス代々の国王に避暑地として愛された美しい土地・ロワール地方。1851年にブヴェ・ラデュベ社はエチエンヌ・ブヴェと美しい娘ラデュベの結婚を期にこのロワール地方・サミュール地区に誕生しました。

現在、ブヴェ・ラデュベ社はこの地区で最古のスパークリングワインメーカーの一つなっています。


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【VT】      2006
【生産国】     フランス
【生産地】     ロワール地方
【ぶどう品種】   シュナンブラン90%、シャルドネ10%
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口・泡
【格付】      AOCソミュール

サファイアの名を持つ宝石のように美しい輝きのロワール産スパークリングです。
色は淡いゴールド。フレッシュな柑橘系フルーツのアロマを持ちます。
やわらかなアタック。フレッシュな苦みと柑橘系果実の味わいがバランスよく感じられます。長い余韻が特徴です。
白身魚のカルパッチョ、刺身、チキンサラダに良く合います。


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【VT】      2006
【生産国】     フランス
【生産地】     ロワール地方
【ぶどう品種】   シュナンブラン80%、シャルドネ20%
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口・泡
【格付】      AOCソミュール

カンヌ国際映画祭など華やかなシーンを彩る高級スパークリングです。
色は、淡いゴールドにほのかに琥珀のニュアンス。パイナップルなどエキゾチックなフルーツのアロマに樽香のアクセント。
やわらかなアタック。
フレッシュな苦みと柑橘系果実の味わいがバランスよく感じられます。
長い余韻が特徴です。
白身魚のカルパッチョ、刺身、チキンサラダに良く合います。


 それでは、お客様アンケートから一部、ご紹介致します。ロジャー・グラート社とブヴェ・ラデュベ社の比較も、お客様がどのように感じられたのか、ご覧下さい。

・2時間があっという間に過ぎてしまいました。ユーモアたっぷりのお話の中にもきっちりポイントを押さえて説明して下さいました。

・本音トークが楽しかったです。カヴァ・ロゼ・ブリュットは、女性好みで良いと思いました。

・ロジャーグラート大好きです。いつも友人達と飲んでいます。今までロゼしか飲んだことがなかったので、色々なカヴァが飲めて楽しかったです。

・とても楽しくわかり易く、ご説明して頂きましたので、産地に行ってみたくなりました。

・カヴァ・ロゼ・ブリュットは、他のロゼに比べ赤に特徴がありました。ブヴェ・ラデュベ キュヴェトレゾール・ブリュットは、白ワインのような味わいで、本当に美味しく感じました。
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2009年04月20日

パリ・コレ公認スパークリング ロジャーグラート その1

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 昨年12月4日のワインセミナーは、「パリ・コレ公認スパークリング ロジャーグラート」でした。

 スパークリングと言えば、フランスのシャンパーニュが有名です。

 スペインで造る本格的発泡酒カヴァも、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式による製法で、それだけ手が込んでいるにも関らず、お手軽なお値段になっているのが特徴です。


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 カヴァは、世界二位の地位を築き、その中でもロジャーグラートは、本場パリの2008年パリ・エイメリック・フランソワ春夏コレクションのアフターパーティー公認スパークリングワインとして提供されました。


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 それでは、まず始めに、ロジャー・グラード社について簡単にご紹介致します。

 ロジャーグラート家がぶどう作りを始めたのは、18世紀初期に溯ります。当時、ぶどう作りは、大きな農家ならどこでも手がけており、ぶどうの収穫祭は、社会的行事とも言えるもので、小麦の収穫祭や豚の屠殺行事と並んで、農事には重要な意味を持ち、村中がその喜びを盛大に祝いました。

 1860年、この古い農家にナルシス・カナルス・リボットが、深さ10mの広いスペースを有するカヴァ・サン・ジョルディ(酒蔵)を造りました。

 カナルスは、次第にフランスのシャンパーニュで作られる不思議な魅力を持つ飲み物に注目するようになります。

 きらめき起こる細やかなゴールドの泡、グラスの中で繰り広がる美しい光景、そして口に含んだ時の快い刺激と味わいに魅了されたのです。

 そして1882年、単なる発泡ワインとしてではなく、伝統を誇り、最も洗練され、最も磨き抜かれたシャンパーニュで行われているシャンパン製造法に厳格に従い、最初は個人用としてシャンパン造りを試みました。

 それが個人的楽しみから、公のものへと取って代わるまでには、さほどの時間はかかりませんでした。


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 ロジャーグラートのセラーは、カタルーニャ・モデルニスモ後期の建築スタイルを誇る建物で、この様式特有の美しさを賛えています。


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 ロジャーグラートのセラーは、カタルーニャ・モデルニスモ後期の建築スタイルを誇る建物で、この様式特有の美しさを賛えています。

 100年もの間、選びぬかれた何千本ものボトルが眠る、この地中深くのセラーは複雑な構造を持ち、まるで地球内部を走るめぐる動脈にでも入り込んだような神秘的な錯覚をおこさせます。

 上の写真は、ロジャーグラードの地下セラーです。地下30mで温度は15度に保たれています。

 シャンパーニュのセミナーでもご紹介致しましたが、CAVAも同じ製法です。

 第一次発酵終了後、糖分と酵母を加え瓶詰めして2次発酵に入ります。次に、横に寝かしていた瓶を次第に瓶口が下に向くよう数週間かけて酵母を瓶口に集めます。瓶口に酵母が集まったら、急冷却して除去します。

 これだけ手間がかかるのは、スパークリングワインの中でも、シャンパン、同じフランスのソーミュール・ムスーとカヴァだけです。


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 ロジャーグラート社には幾つかのこだわりと誇りがあります。

 グランキュヴェが、2007年ブリッッセル国際コンクールで金賞受賞したのをはじめ、ゴールド・ブリュットも2005年マンダスヴィニ国際コンクールで銀賞を受賞。先述どおり、2008年パリコレ公認発泡酒として認定されるなどの名誉があります。

 これらは、偶然にして得られたものではありません。

 例えば、ロゼブリュットは、黒葡萄(ガルナチャ、モナストレル)の夜間のナイトピッキングによる本格ロゼです。10時間のマセラシオン(目的とする成分を抽出移行させるために、あるものを別のものに漬け込むこと)で色調を得、15度Cの低温発酵を実施、繊細でかつフルーティーな香りを生み出しています。シャンパンでも、この黒葡萄方式を実施しているのは、僅かです。

 また、所在地がアルトペネデス(300m以上の高地)の地の利で、チャレロ、パレリャーダ、シャルドネー、ピノなど多様な葡萄を獲得出来ています。

 瓶内シュールリー熟成は、法規制(ノンヴィンテージ9ヶ月、ヴィンテージ〜18カ月)とされていますが、ロジャーグラートは、ロゼを12〜18カ月、グランキュヴェを48ヶ月長期熟成させ、泡の繊細さや味わいのバランスを大切にしています。


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 セミナーの中では、ロジャー・グラート社についてのご説明の他に、発泡酒(スパークリングワイン)についての講義もされました。

 例えば、本格的発泡酒には、甘、辛表示があるということ。糖分含量によって発泡酒には、幾つかの表示がありますが、通常食事に合うのはブリュットという糖分15g/L以内のものだそうです。


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 また、発泡酒の味わい方についての講義。

 温度は6〜8度Cに調整し、グラスはフルート型か白ワイン型を用意します。

 飲み方には決まりが無いかもしれませんが、まず、泡の状態を見ます。

 底から立ち昇る泡の粒が小さいか、大きいか、またその泡がすぐ消えるか、かなりの間立ち昇るか、そういったことから製法の違いが判ります。

 次に香りを嗅ぎます。花や果実、ミネラル、更にパン等の香りなど。

 最後に味わいを見ます。重要ポイントは酸味とボディのバランスです。


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 また、面白いところでは、発泡酒の開栓について、お客様にご説明、実際にチャレンジして頂いたところです。

 教え方がお上手だったのか、お客様が慣れていたのか、スコンという音もしないで、上手く開栓されていました。

 開栓方法については、過去にご紹介しておりますので、こちらをご覧下さい。

 次回は、当日ティスティング頂いたワインをご紹介致します。
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2009年04月13日

世界のスパークリングワイン

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 2008年11月27日に「世界のスパークリングワイン特集」というテーマで、ワインセミナーが開催されました。

 講師は、モトックスの塩崎さんです。準備段階では、大変緊張されていたのですが、当日は、堂々と講義されていました。

 スパークリングワインの基礎知識(各国のスパークリングワインの特徴、製法の違い、開栓の仕方)などのレクチャーの後、当日、ティスティング頂いたスパークリングワインのご紹介となりました。(過去のレポートと重複するため、基礎知識の内容は割愛致します)


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 こちらは、当日ティスティング頂いた5つのスパークリングワインです。それでは、順にご紹介致します。(ご紹介のワインは、全てリンク先のワインズマートでご購入いただけます。)


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 まず最初は、イタリアのサンテロ社です。イタリア北西の位置するワイナリーです。


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 1956年にサンテロ兄弟社として創立されたサンテロ社は現在、最新技術と品質分析研究所を備えた醸造所と優れた人材を持って、年間総生産2000万本ものワインを生産する大会社へと発展しました。

 この急激なサクセスストーリーの秘訣はサンテロファミリーの家族哲学にあり、リーズナブルな価格でのより良い品質提供、すなわち品質、価格、提案、サービスそれら全ての可能性へのあくなき追求の継続でした。

 たゆまぬ努力の結果、その品質はイタリア中に認められ、サンテロ社のアスティはヴィニタリー2003において、金賞の中でも最も優れたGran Medalia d’Oro(特別金賞)を受賞、アスティ部門でNO.1の評価を得ています。


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 ●Awards (サンテロ受賞暦(抜粋))

 ヴィニタリー醸造コンクール (開催地:ヴェローナ) :
 1996年を除く1994〜2005年連続入賞。特に『アスティD.O.C.G.』は、2003年の「特別金賞」を筆頭に、1994、1998〜2000年に「金賞」に輝き、『ヴィッラ・ヨランダ プロセッコ』、『モスカート・ダスティ』もコンスタントに高評価を獲得。

  フィエラ インターナショナル ワイン チャレンジ (開催地:中国) :
 1998年、『アスティD.O.C.G.』が「金賞」獲得

 インターナショナル ワイン & スピリット チャレンジ (開催地:ロンドン) :  
 1995、1998年、『アスティD.O.C.G.』が入賞、内1998年には「金賞」獲得

 ドゥーヤ・ドーロ (開催地:アスティ) :
 1994年、『モスカート・ダスティD.O.C.G.』が「金賞」獲得

 それでは、当日、ティスティング頂いたワインのご紹介です。


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【VT】      NV
【生産国】     イタリア
【産地/生産者】  ピエモンテ
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【原産地呼称】   アスティ D.O.C.G.
【ぶどう品種】   モスカート・ビアンコ 100%
【飲み頃温度】   6℃

マスカットの華やかな香りと爽やかな風味を持つ甘口の発泡酒です。
優しい味わいで、女性を中心に世界的に人気があります。
天使は、神の使者として多くの幸せを届けてくれます。


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【VT】      NV
【生産国】     イタリア
【産地/生産者】  ピエモンテ
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【原産地呼称】   スプマンテ
【ぶどう品種】   ピノ・ビアンコ 50%、シャルドネ 50%
【飲み頃温度】   6℃

ピノ・ブラン種とシャルドネ種を用いてつくられた本格的な辛口のスパークリングワインです。
泡立ちはきめ細かく、スッキリとした味わいで料理との相性も抜群です。


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 続いては、チリを代表する南米最古のスパークリングワインメーカー、バルディビエソ社のご紹介です。

 チリには、旨いのに安いワインが出来て当たり前!?と思えるぐらい理想的な条件が揃っています。

 その条件とは...

 @気候条件がブドウ栽培に理想的!(灌漑は必要)

 A土地も人件費も安い!

 B醸造技術に関しては、カリフォルニアやヨーロッパから最新のものを取り入れている!

 Cチリの国は長い為に気候に富んでいるので、いろいろなブドウ品種を作れる


 バルディビエソ社は、1879年、シャンパーニュ・バルディビエソとして南アメリカで最初にスパークリングワインを生産した家族経営の醸造所です。

 100年以上の歴史と伝統はスパークリングワインの枠を超え、今日スティルワインの生産者としてもチリのワイン史上類のない高い評価をボルドーの品評会で受賞するなど、数多くの金賞を受賞し、高品質ワインの造り手としての地位も築いてきました。

 全ては畑からと、ブドウ栽培にこだわり、栽培に適した環境を持つセントラルヴァレーやカサブランカヴァレーで自社畑以外にも、バルディビエソ社が提唱した栽培方法を実践した農家と長期契約を結び、品質を重視した報酬制度を用いて高い品質のブドウを生み出しています。

 醸造家はチリ産カベルネの第一人者ブレット・ジャクソン氏。これまで多くのチリワインを世に送り出し、高い評価を得てきました。


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 自社畑は土質、深さなど土壌を詳しく分析した上で、最適な品種を栽培しています。

 それでは、バルディビエソ社のワインをご紹介致しましょう。


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【VT】      NV
【生産国】     チリ
【産地/生産者】  セントラル・ヴァレー
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【ぶどう品種】   シャルドネ 60%、ピノ・ノワール 40%
【飲み頃温度】   6℃

南アメリカで最初にスパークリングワインを造った、チリ屈指の泡の生産者。
青りんごや柑橘類に繊細なトースト香。
エレガントな泡を持つシャンパン方式で造られるグレートバリューな泡が特徴です。


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【VT】      NV
【生産国】     チリ
【産地/生産者】  セントラル・ヴァレー
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【ぶどう品種】   シャルドネ 60%、セミヨン 40%
【飲み頃温度】   6℃

南アメリカで最初にスパークリングワインを造った、チリ屈指の泡の生産者。
青りんごや白い花のアロマに香ばしいアーモンド香を持ちます。
フレッシュでイキイキとした酸と細やかな泡が特徴です。


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 そしてラストを飾るのは、世界の多くのワイン情報誌が絶賛!! フランスのボーモン・デ・クレイエールです。

 ボーモン・デ・クレイエールの歩みは、まさにブドウ栽培の歴史そのものです。

 大地の恵みを分かち合うために1955年に創立されたメゾンは、今日ではシャンパーニュの至宝のひとつに数えられております。

 ボーモン 強さの秘密を4つご紹介します。

 @世界中(特に英)で伸びています。

 A熟成させた独特のスタイル(コク)があります。
 
 Bこだわりの製法です。

 CCM(生産者協同組合)であることです。


 それでは、【A熟成させた独特のスタイル(コク)】とは何でしょう?

 デゴルジュマン前の法定熟成期間は15ヶ月ですが、ボーモンでは、それを上回る熟成期間をかけています。

(例)
 グランド・レゼルヴ:24〜30ヶ月
 グラン・プレスティージュ:48ヶ月
 フルール・ド・ロゼ :40ヶ月
 フルール・ド・プレスティージュ:54ヶ月
 ブラン・ド・ブラン :85ヶ月
 ノスタルジー:85ヶ月 

 だからこそ、コクがあります。


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 【Bこだわりの製法】

 ボーモンでは、キュヴェ(一番搾り)しか使いません。


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 ぶどう4,000Kgからは、2,550Lの果汁が採れます。そのうちの2,050Lがキュヴェ(果肉)で、残り500Lがタイユ(果皮)、ルベシュ(種子)となり、純粋なキュヴェ(果肉)しか使用しません。


 【CCM(生産者協同組合)】

 約240の生産者から構成される生産者組合で、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区に約80haの畑を所有しています。ブドウ畑は庭園のようにその伝統と価値を尊重しながら栽培が続けられています。個々の栽培農家の所有畑は1haにも満たないため、機械や化学農薬はほとんど使用されていません。だからこそ手をかけた栽培が出来るのです。

 それでは、最後にティスティング頂いたワインをご紹介致します。


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【VT】      NV
【生産国】     フランス
【産地/生産者】  シャンパーニュ
【規格】      750ml
【タイプ】     白・辛口
【原産地呼称】   A.O.C.シャンパーニュ【ぶどう品種】   ピノ・ムニエ 60%、シャルドネ 25%、ピノ・ノワール 15%
【飲み頃温度】   6℃

フルーティーでまろやかな優雅さが際立つ、きめ細かな泡立ちのシャンパーニュ。
熟した果実のアロマと柑橘類のフレッシュな風味が心地よく、後味はすっきりとしています。


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 それでは、最後に当日のお客様アンケートの中から、一部ご紹介致します。

・色々なスパークリングワインを一緒に試してみると、自分が好きなものが分かり易くて嬉しいです。こういうセミナーに参加すると、次にスパークリングワインを選ぶのが楽しみになります。

・とてもよく勉強されていて、説明も分かり易かったです。外国の事情説明も楽しかったです。

・シャンパンの飲み比べは初めてだったので、泡のたち方など、違いが良く分かった。


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・1つ1つのスパークリングワインの味や香りの違いが良く分かりました。

・生産者のこだわりや造り手の思いを聞くことが出来て良かったです。

・丁寧に詳しく話して頂いたのが良かったです。自分が前から飲みたかった「天使のアスティ」も飲めて...。ぜひ、買います!


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・寒暖による酸味の変化の説明など分かり易かったです。

・シャンパンの歴史のお話がとても興味深かったです。日頃、スパークリングの飲み比べをする機会が無かったので、貴重な体験になりました。


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・コストパフォーマンスが高いスパークリングを紹介してもらえて良かったです。

・いつも、シャンパン、スパークリングの選び方に迷うので、今日、参加させて頂き、レパートリーがが増えました。聴きやすいテンポで、とても良かったです。ありがとうございました。
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2009年01月21日

ボジョレー ヌーヴォー セミナー

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 2008年11月20日は、ボジョレー ヌーヴォー解禁日でした。その1週間前の13日に、サントリー株式会社様協賛で、ボジョレー ヌーヴォー セミナーが開催されました。


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 「ボジョレー・ヌヴォー」は、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯・ボジョレーで生産される赤ワインのその年の11月に出荷される新酒のことを言います。

 赤ワインであればガメ(ガメイ)種、白ワインであればシャルドネ)種を使用したものに限られ、これらは法律によって定められています。(白ワインの生産量はごく僅かです)また、ボジョレー・ヴィラージュと呼ばれるより限定された地域のものにも新酒があり、こちらには「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌヴォー」として販売されています。

 基本は、その年に採れたブドウの出来栄えをチェックすることが目的で、短期間でワインを作りあげるために、マセラシオン・カルボニック法と呼ばれる急速にブドウを発酵させる技術が用います。

 そのため、醸造期間は短く、通常のワインと異なり、醸造後に数年寝かした品ではありません。その年収穫された葡萄をお祝いする為のワインなのです。

 ところが、今回のセミナーでは、このボジョレー ヌーヴォーを何年か寝かしたもの、つまりヴィンテージの異なるものをティスティングしようという内容でした。


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 ジョルジュ デュブッフのボジョレー ヌーヴォーのラベルは、とても華やかなイメージがあります。毎年、デザインが変わるのですが、女性が好みそうなお洒落なラベルデザインだと思います。


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 コルク栓も、お花の焼き印が入っていたりして、可愛らしいですね。


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 ボジョレー ヌーヴォーは、新鮮なワインを、その年に飲むためのお祭なのに、レポートが遅れてしまって申し訳ございません。今更感もありますので...。

 というわけで、当日の感動が、お客様アンケートに滲み出ておりますので、そちらをご紹介させて頂きます。

・楽しかったです!
 ボジョレー ヌーヴォーの定義がよく分かりました。色々試せたのが貴重な体験でした。

・ガメイだけのティスティングは、面白かったです。

・ガメ種を飲み比べることが出来て面白かったです。こんなにも味の違いがあるなんて、驚きました。ボジョレーについても、色々と勉強になって良かったです。ありがとうございました。ヌーヴォーを熟成させるという発想がなかったので、そうなのか〜と思いました。全然違う味になって、これもまた楽しめますね。

・同じ品種、ほぼ同じ地域のワインをティスティングするという試みが良かった。個人では中々出来ないことなので。

・分かり易い説明で良かったです。白ワインのボジョレーも美味しい。寝かせておくことの違いが分かったので、一度、試してみたい。
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2009年01月17日

モエ・エ・シャンドン の魅力

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 昨日に引き続いて、2008年10月30日に開催されました「モエ・エ・シャンドン」のティスティングセミナーのレポートです。

 前回は、シャンパンについて、ご説明致しました。今回は、その中でも、最も親しみ深い「モエ・エ・シャンドン」というブランドについて掘り下げてご紹介致します。

 上の説明、ちょっと抽象的で難しいですね。


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 「モエ・エ・シャンドン」というブランドのミッション(使命)、こちらの方が明快で分かり易いですね。

 でも、想いだけでは、このミッションは達成出来ません。裏づけが必要です。

 まず、モエ・エ・シャンドンの歴史は、17世紀までさかのぼります。

 17世紀、シャンパーニュ地方の修道僧ドン・ピエール・ペリニヨンが泡の立つワイン、シャンパンの醸造過程の基礎を確立しました。


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 そして、1743年、モエ家がドン・ペリニヨンの偉業を継ぎ、シャンパン会社を設立します。そして、現在のモエ・エ・シャンドンというブランドが確立したのですが、日本に届けられたのは、1905年のことでした。

 そしてモエが確立した商品の定義は...

 ・強いブランド力
 ・高い品質
  (品質維持を継続するための葡萄の確保
   生産プロセスのコントロール)
 ・ワインとしての価値をあげる
 ・ブランドに見合った、高い価格帯
 ・専用企画営業部隊設立
 ・影響力ある人たちとの強いコネクション
 ・影響力のある人たちによる、商品の認知をあげる

 でした。


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 単にブランド力を高めるだけでなく、バックボーンとなる技術の向上にも力を入れているところが大きなポイントです。


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 さらにシャンパーニュ地方という限られた地域の中で、絶対的なホームを持ち続けることで...


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 他を圧倒する品質と...


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 ユニークなシャンパンの愉しみを提案し続けることが、モエ・エ・シャンドンの魅力となっています。


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 それでは、当日、ティスティング頂いたシャンパンをご紹介致します。


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 まずは、「モエ・エ・シャンドン ブリュットアンペリアル」です 。


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 タイプ:白・辛口

 モエ・エ・シャンドン社の基本スタイル。3種類の葡萄が完璧に調和し、バランスがとれたエレガントな味わい。グラスに注ぐと緑がかった淡い黄色。新鮮なフルーツと花のやわかなか香が楽しめます。口に含むとしなやかな口あたりで、後味はどこまでも新鮮で良く余韻が残ります。
アサンブラージュは、ピノ・ノワール種(30〜40%)、ピノ・ムニエ種(30〜40%)、シャルドネ種(20〜30%)です。
緑がかった薄めの黄色。
ブリオッシュのニュアンスをもった、ほのかなフルーティ(新鮮な果実のメドレー)、フローラル(白い花)の香りが特徴です。
しなやかな口あたり、コクのある、芳醇な喉越しごし、新鮮で長続きする後味です。


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 続いては、モエ・エ・シャンドン ロゼアンペリアル です。


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 タイプ:ロゼ・辛口

 厳選されたピノノワールのフルーティーで野いちごのような香が強く出ている特長のあるシャンパンとなりました。赤褐色がかったあたたかみのあるピンク色。味わいは力強くまろやかです。新鮮でいきいきとした果実味がはっきりと出ていて、喉ごしはやわらかです。
アサンブラージュは、ピノ・ノワール種(50〜60%)、ピノ・ムニエ種(20〜30%)、シャルドネ種(10〜20%)です。
銅色がかったピンク色が特徴。
表現豊かな香り、野いちごとアカフサスグリの特徴、呼称の香りです。
活き活きとして、はっきりとした果実らしい口あたり、柔らかな喉ごし、さわやかでしなやかな後味です。


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 そして最後が、昨年発売されたばかりのモエ・エ・シャンドン ネクターアンペリアルです。


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 タイプ:白・やや甘口

三種類のシャンパンの葡萄品種が持つ多様性と相補性、また、地区最高の畑の豊饒さを反映し、世界でもっとも愛されるシャンパンの魔法をときあかします。快活にして寛大なネクター アンペリアルは、トロピカルなフルーティーさとリッチな味わいの後に、くっきりとした後味を残し、瞬時に驚きと喜びをもたらし、独自性を発揮するようなシャンパンです。2008年7月より全国の主要バー、クラブ等にてお楽しみいただけます。

ネクター アンペリアルのアサンブラージュは、ピノ・ノワール種(40〜50%)が骨子をつくりピノ・ムニエ種(30〜40%)がフルーティな厚み、シャルドネ種(10〜20%)でフレッシュさを加えた構成となっています。
厳選されたリザーブワインを20〜30%使用することにより、アサンブラージュが完成され、強く集約された濃厚さや密度が高まります。
寛大で濃厚なトロピカルフルーツ(パイナップル、マンゴ)と砂糖がけドライフルーツ(ミラベルプラムとアプリコット)の香りに、穀類(モルト)と甘いスパイス(シナモン、バニラ)のニュアンスが香りとしてかぶさってきます。
濃厚でありエレガント、非常にクリーミーな中にグレープフルーツのはじけるフレッシュさの混ぜ合わさった、滋味に富む味わいです。

 ネクターアンペリアルは、お洒落なカウンターバーで愉しまれることを想定されて開発された商品で、アイスで割って飲むためのグラスも細長い専用グラスが用意されるなど、その見せ方含めて考えられているところが、モエ・エ・シャンドンのブランドを象徴しているようです。

 以上、ご紹介したワインは、全てワインズマートでお買い求め頂けます。画像をクリックされるか、ワインズマートからご購入下さいませ。


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 最後に、お客様アンケートから、一部、ご紹介致します。

・シャンパンセミナーは初めて参加したけど、味だけでなく、そのバックグラウンドにロマンチックさがあって、飲んでいて本当に幸せな気分になれました。3種類を飲み比べることが出来るチャンスはあまりないので、とても良い経験でした。

・ロゼは、ブリュットより甘いものの、概念が崩れてスッキリとドライで美味しかったです。

・初めての参加です。分かり易く、楽しく、あっという間の2時間でした。素朴な疑問が解決しました。ビンテージ・シャンパンが飲みたくなりました。また、機会があれば参加させて頂きたいです。

・初心者向けの丁寧な解説が良かったです。シャンパンやスパークリングワインが大好きなのですが、製造工程などは知らなかったので、とてもためになりました。これからは、もっと深く味わえそうな気がします。

・説明が詳しくて、とても勉強になりました。モエ・エ・シャンドンは、表面的なイメージしかなかったのですが、企業の方針とか、スタイルが分かって良かったです。ネクターアンペリアルのグラス市販して欲しいです。

・あらかじめHPを見て参加したためか、すんなり受け入れることが出来ました。とても有意義なセミナーをありがとうございました。

・ワインと発泡ワインの違いがよ〜く分かりました。ヴィンテージ、ノンヴィンテージの知識が増えました。ネクター・オン・アイスのグラスが欲しい!!この飲み方もカルチャーショック!!祝い事の酒と思っていましたが、日常的に飲みたいと思いました。(価格的には無理ですが)

・シャンパンのことが良く分かりました。製造工程や、モエ・エ・シャンドンの歴史、情熱が良く分かった。ネクターアンペリアルが新鮮だった。シャンパンは、年に何回かしか買いませんでしたが、今後は機会が増えると思います。

・ロゼやネクターを試飲させてもらって、味の違いが良く分かりました。また、醸造の手間がかかっていることも良く分かりました。お値段が高いと思っていましたが、作り手のこだわりをまた味わってみたいと思いました。

・ネクターアンペリアルのグラスが気に入った。味は勿論、演出でも味が更にアップするような気がします。

・ネクターアンペリアルは初めて味わったが、非常に飲み易くさっぱりとしていた。夏向けの飲み方として参考になった。

・巨大ブランドであることを実感させられました。

・なぜモエ・エ・シャンドンの値段が高いのか分かりました。1本1本、手間をかけて作られているなぁと思いました。今まで、ブリュットとロゼしか飲んだことが無く、ネクターアンペリアルを、本日、飲むことが出来て本当に良かったです。

・大好きなシャンパン、しかも、モエのセミナーに参加させて頂いたことに感謝致しております。以前より、ディスプレイなど見かけて美しいなぁと思うことがありました。女性にとっては、特にキラキラしてわくわくするブランドだと思います。今までは、ただ味が好みというだけでしたが、さらに内容のある味を、味わえそうです。

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2009年01月16日

シャンパンの基礎知識

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 シャンパーニュと言えば、「モエ・エ・シャンドン」。豪華なひとときを過ごすためのシャンパン ブランド、「モエ・エ・シャンドンのティスティングセミナー」が、2008年10月30日に開催されました。

 講師は、MHDディアジオモエヘネシー株式会社の田村さんでした。

 実際のセミナーの流れは、「モエ・エ・シャンドン」というブランドのご説明からされましたが、ちょっと順番を変えまして、先にシャンパンの基礎知識をレポートします。

 シャンパンにつきましては、過去のセミナーでもご紹介しております。ワイズフォーラムの検索窓に「シャンパーニュ」と入れ、記事のチェックボックスをオンにしてから、検索ボタンを押して下さい。過去の関連記事をご覧頂けます。


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 シャンパン(正式にはシャンパーニュ)を名乗るには、以下の厳格な規定があります。

 1.フランス、シャンパーニュ地方のの発泡ワインであること
   (28,000haと非常に限られています)

 2.AOC(原産地呼称統制)の規格に則って製造されていること

 3.指定されたぶどう品種のみを使用していること

 4.製法が、自然と発生した炭酸ガスを閉じ込めたものであり、壜内二次発酵されたものであること

 これらの条件、全てを満たしたものだけが、シャンパンを名乗ることが出来ます。余談ですが、クリスマスの時に子供用に販売される清涼飲料水を「シャンメリー」と言いますが、かつて日本ではこれを「シャンパン」と名付けて販売していた時期があります。これに対してはフランス政府からの抗議があり、現在では、シャンメリーという名称に変更されました。


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 まず、フランス、シャンパーニュ地方の気候をみてましょう。シャンパーニュ地方は、北緯49度に位置し、とても冷涼な気候です。


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 また、石灰質の痩せた土地は、ワイン用の葡萄作りに最適の環境です。一般的に、農作物は、環境が厳しければ厳しいほど、その自然に立ち向かうために糖度が増したり、頑張ります。


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 また、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエといった葡萄品種が、このシャンパーニュ地方のテロワール(気候や土壌)に完全にフィットしているため、良質なシャンパンが出来ます。(逆に言えば、だからこそシャンパンがシャンパーニュ地方で生まれたとも言えます。)


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 シャンパンの製造過程をざっくりと説明すると...


 1.葡萄から葡萄ジュースへ

 2.葡萄ジュースからスティルワインへ

 3.スティルワインからシャンパンへ

 という工程になります。スティルワインとは、普通のワインのことを言いますから、シャンパン(一般的なスパークリングワイン含む)は、さらに手間が余計にかかっていることになります。

 収穫した葡萄を圧搾し、葡萄ジュースにしたら、酵母と糖分を加えて発酵させるのが、第一次発酵と言います。ここまでが、スティルワインを作るまで。

 ここまでのワインをベースにして、ブレンド(アッサンブラージュ)して、そのブランドの味を決めていきます。ここが作り手の腕の見せ所です。

 大きく、ノン・ヴィンテージ・シャンパンと、その年のワインだけで作られたヴィンテージ・シャンパンの2種類があります。

 ヴィンテージ・シャンパンは、葡萄の当たり年にのみ作るブランドもあり、ノン・ヴィンテージ・シャンパンよりも熟成期間が長いものが多いです。


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 シャンパンの規定では、瓶内二次発酵されたものであることとあります。これは、言葉そのままの意味で、大きなタンクや樽を使って発酵させては駄目です。

 アッサンブラージュされたワインに、二次発酵のための酵母とその発酵を促進するため蔗糖の入ったシロップをワインに加え、瓶詰めします。


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 瓶詰めされたワインの中では、発酵により二酸化炭素が発生し、瓶内に閉じ込められ、ワインの中に溶け込みます。そして、発酵を終えた酵母が澱となり溜まるので、澱引きの作業をします。(台に差し込まれた瓶を、毎日微かに回転させながら徐々に倒立した状態にし、澱を瓶の首の部分に集めます。勝沼醸造さんでも、1本1本人間が手でされていました。)

 出荷が近づくと瓶の口を氷点下20度に冷却し、栓を抜くことで気圧により凍結させた澱がぬけ、澱が除去(デコルジュマン)されます。目減りした分はワインやシロップで補充(ドサージュ)しますが、このときのシロップの比率で甘口か辛口かが決まります。


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 モエ・エ・シャンドンの1本のシャンパンが出来て、日本に届くまで、どれだけの時間がかかるかを表したのが、上の製造過程です。

 これだけ手間と時間がかかっているのですから、高価なのも頷けます。


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 そして、シャンパンが、他のスパークリングワインと違う特徴をまとめると上記のようになります。一般のスパークリングワインもスティルワインと比べたら手間がかかっているのですが、さらに厳しい規定を満たして生まれたシャンパンのこだわりに特徴があります。

 シャンパンの基本を押さえた上で、次回は、「モエ・エ・シャンドン」というブランドの特徴と、当日、ティスティング頂いたワインについてご紹介致します。
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2008年12月29日

ワインライフを楽しむためのアイテム

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 10月23日にリーデルグラスを使ったティスティングセミナーが開催されました。5月の開催を受けてのアンコールセミナーです。


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 講師は、前回に引き続き、リーデル・ジャパン株式会社の庄司大輔さんです。JSA公認ソムリエ資格をお持ちで、且つ日本初のリーデル社認定シニア・ワイングラス・エデュケイターでもいらっしゃいます。


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 庄司さんのご説明は、体全体を使ったオーバーアクションで、とても分かり易いです。言葉だけだと直ぐに忘れてしまいそうですが、ビジュアルと一緒に記憶されますので、きちんと頭に残ります。


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 前回に引き続きご参加頂いたお客様も複数名いらっしゃいましたので、今回は、これらの特別なワインをご用意させて頂きました。


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 そして、もう一つのサプライズ。

 全く同じ内容では面白くないので、今回は、リーデルのデキャンタを使い、使う前、使った後で同じワインの味覚がどう変わるのか、その違いをティスティングして頂きました。

 このデキャンタは、リーデル社の数多くあるデキャンタの中でも、コストパフォーマンスの良い、お薦めのものです。サイズも手軽で、扱いし易く出来ています。

 デキャンタにワインを入れて空気と触れさせることをデキャンタージュと言いますが、これには、次の意味があります。

 1.古いワインをデキャンタに移すと、貯蔵の過程で形成しているかもしれない澱で色や純度に濁り出さずに済みます。

 2.サーブする数時間前に若いワインをデキャンタに移すことでワインに、その芳香を開花し、長年の貯蔵によってしか得られない熟成度に到達する可能性を与えます。

 普通にご家庭でワインを召し上がるために、デキャンタージュするなんて...と思われるかもしれませんが、一度、このワインの違いを体感されると根底から考えが変わるかもしれません。


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 それでは、デキャンタの使い方についてのご説明です。

 まず、ワインを入れる前にきれいにする必要があります。水や温水で洗い流すよりも、ちょっと勿体無いのですが、これからデキャンタージュするワインを少量入れて、デキャンタの中の隅々までいき渡るようにまわして、ワインで洗浄します。

 洗浄が終わりましたら、洗浄に使ったワインを捨てます。


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 いよいよ、デキャンタージュするのですが、ワインを入れる方法は特にこだわらなくても良いそうです。

 漫画などでは、かっこいいデキャンタージュの方法がご紹介されていますが、上の写真の庄司さんのように、普通に流し入れて頂き、少し寝かせるだけでワインは十分、開花します。

 このデキャンタージュの効果につきましては、お客様アンケートをご覧下さい。


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 それでは、お客様アンケートから一部、ご紹介させて頂きます。

・グラスとワインの味わいの違いが良く分かりました。手入れの仕方も教えてもらえて、とても参考になりました。

・グラスによって、本当に香りや味わいが変わることが素人の私にも分かりました。グラスもじゃんじゃん使っていきたいと思います。

・自分が思っていたよりもグラスによる変化が大きかった。グラスの形状も良く考えられたものであることが実感出来ました。

・前回も参加しましたが、新たに学習するところがあり、勉強になりました。デキャンタによるレベルアップについても参考になりました。
 ワインのレベルもいつもより高くて、グラスによってより楽しめました。ありがとうございました。

・普段飲めないようなワインを、それが一番おいしく飲めるグラスで飲めて、大変幸せな時間を過ごせました。いつもワインを飲む時には、温度ぐらいしか気をつけていなかったので、なんだか損をしていたような気持ちがします。
 折角のワインが持っている旨味を十分味わってあげられるように、今日、持ち帰るグラスを活用したいと思います。これからのワインライフが膨らみそうで楽しみです。本当にありがとうございました。

・ブルゴーニュのシャルドネの白ワインは、同じヴィンテージでも、瓶によって味、香りが違うことに驚きました。熟成した白ワインはスモークした感じで新たな発見でした。
 デキャンタとシャンパングラスが欲しい!!!!!
 今日は、ワインのレベルが高くて、来て良かったです!!

・グラスによって味が変化する。これは、初めての経験でした。ぶどうの品種、味でグラスの変化をつける。舌の味わいで、最大限の味を楽しむ。これは大切なことと感じました。

・今までグラスに関心が無かったのですが、これからワインとグラスの関係を考えながら、楽しんで飲みます。
 ワインについて、もっと勉強して、おいしく飲みたいです。

・グラスの飲み口の広さで、こんなにワインの味の感じ方が変わるのには驚きました。ワインを注ぐ量が大事というのも勉強になりました。  今後は、ワインによってグラスを選んで飲めるようになりたいです。


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 如何でしたでしょうか?
 リーデルグラスの良さ、特徴につきましては、前回のレポートをご覧下さい。(以下のリンクからご覧いただけます)

 ●リーデルその1

 ●リーデルその2

 ●リーデルその3

 また、ワイズマートのワインネットショップ、ワインズマートでは、リーデルグラスの販売を始めました。さらにワインライフを楽しむためのアイテムを多数、取扱っております。これらのアイテムは、順次、追加されていきますので、ご期待下さい。

 ワインズマートのリーデルグラス、及びワインアクセサリーアイテムの売場は、こちらになります。

 庄司さんもお薦めのアイテムを、1つだけご紹介させて頂きます。


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 ワインセミナーの準備で1番大変なのが、グラスの用意です。1回のセミナーで5種類のワインをティスティング頂く場合、お1人様で5脚、定員が20名様だとすると合計で100脚以上のワイングラスが必要となります。以前は、布巾を使っていたのですが、直ぐに水分を吸収して使えなくなってしまうし、毛羽立ってくるので、とても神経と時間を費やしました。

 しかし、新機能繊維「マイクロファイバー」を使ったレツィ のグラスクロスを知ってからは、目から鱗状態です。食洗機で洗ったワイングラスを練れたままサッと拭くだけで、水滴も残らないし、毛羽立ちもありません。もう、手放せないクロスです。

 有名なレストランの多くでも、全てのこのグラスクロスに替えるほどのヒット商品です。皆さん、同じご苦労をされていたんですね。勿論、ワイングラスだけでなく、お皿を拭くのにも便利です。
posted by ワイズマン at 11:40| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

ボルドーワイン 中級編

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 ワインセミナー「ボルドーワイン中級編」が、10月9日に開催されました。今回の講師は、ワインセミナーではお馴染みのメルシャンの佐藤さんでした。

(レポートのアップが遅れておりますが、必ず順番にアップしますので、暫しお待ち下さいませ)

 7月11日に「ボルドーワインの世界 初級編」が開催されておりますので、重複する部分は割愛させて頂きます。


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 ブルゴーニュと並ぶ世界的にも有名なワインの大産地、ボルドーとは、どこにあるのでしょうか?

 ボルドー地方のワイン産地は大西洋に注ぐジロンド河とその上流であるドルドーニュ川、ガロンヌ川に沿って分布しています。フランスの大西洋側、かなり南に位置する地方です。気候的には大西洋の海の影響を強く受ける海洋性気候になっています。


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 参考資料として、フランスの主要なワイン生産地の地図をアップします。画像をクリックすると拡大しますので、ご覧下さい。


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 それでは、ボルドー地方の各生産地を詳細に見ていきましょう。

 まずは、メドック (Medoc)地区です。

 AOCを名乗れるのは赤ワインのみで、白ワインはボルドーAC,ボルドー・スーペリュールACとなります。また、以下の6村は村名ACを名乗ることが出来る村です。

 @ サン・テステフ (Saint-Estéphe)村
オーメドック地区北部の村  粘土質土壌 力強いコシの強い味わいのワインを産します。

 A ポウイヤック (Pauillac)村
 砂利質土壌 芳醇で豊かな味わいのワインを産する偉大な有名シャトーが集中しています。

 B サン・ジュリアン (Saint-Julien)村
 小石混じりの砂礫質土壌 豊かなポイヤック、繊細なマルゴーの中間 芳醇でエレガトな味わいをもつといわれています。

 C リストラック (Listrac)村
 Dのムーリと共にオー・メドック地区の内陸部に位置。力強く果実味に富むワインを産します。

 Dムーリ (Moulis)村
 6つの村名アペラシオンの中で一番面積の小さいAOC.力強くリッチな味わいのワインを産します。

 Eマルゴー (Margaux)
 根深い砂利層をもつ土壌 繊細で優美なワインを産します。


 a. メドック (Medoc)の格付け

1855年 パリ万国博開催にあたり制定されたもの 
     ボルドーのクルチェ(仲買人)を中心に当時の市場価格から 61シャトーが格付けされました。

 1855年当初 最高級の格付け 第1級(Premiers Grands Crus Classes)には次の4シャトーが選ばれた。

Ch.Lafite-Rothschild (ポウイヤック)
Ch.Latour(ポウイヤック)
 Ch.Margaux(マルゴー)
Ch,Haut-Brion(グラーヴ地区)

上記の内、 Ch,Haut-Brionはグラーヴ地区の格付けに移り、1973年  Ch.Mouton-Rothschild (ポウイヤック)が2級から1級に昇格

 以下、第2級14シャトー、第3級14シャトー、第4級10シャトー、第5級18シャトーが格付けされています。

 当日メドック地区のワインとしてティスティング頂いたのが、このシャトー・レイソンです。こちらでご紹介させて頂くワインは、全てご注文頂けます。ご注文の際は、ワイン画像、又は、ワイン名をクリックして下さい。


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【VT】      2003
【産地/生産者】  ボルドー/シャトー・レイソン
【原産地呼称】   A.O.C.オー・メドック
【ブドウ品種】   カベルネ・ソーヴィニヨン50%
          メルロー50%
【規格】      750ml
【タイプ】     赤ミディアムボディ

 メルシャンが所有するオー・メドック地区クリュ・ブルジョワ格付けのシャトー。1988年に買収してすぐ醸造設備や畑の改良に着手し、酒質は飛躍的に向上しました・メルロー品種、カベルネ・ソーヴィニヨン品種ならではの格調高い味わいが楽しめます。数多くのガイドブックやコンクールで賞賛されています。

とても濃い色合い、芳醇さ、豊かなタンニン、強さを感じさせるスタイルの中に魅惑的な余韻の長さと果実味がある、素晴らしく成功したワイン。

肉料理やチーズとともに。

受賞暦:マコン・グラン・ヴァン・コンクール金賞受賞(1996年ヴィンテージ)


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 続いては、少し南下したガロンヌ河左岸のグラーヴ (Graves)地区のご紹介です。

 b. グラーヴ (Graves)地区

 地名はGrave(小石・砂利)に由来、その名の通り小石混じりの砂利質土壌です。赤ワイン・白ワイン共AOCを名乗ることができます。

 <グラーヴの格付け>
 1953年、1959年の2回、赤ワイン 12シャトー、白ワイン 9シャトーが格付け。1973年以降 メドック地区で格付けされていたCh,Haut-Brion が加わり格付け赤ワインは13シャトーとなりました。

 c. ソーテルヌ (Sauternes)地

 貴腐葡萄による極甘口ワインの産地として有名。グラーヴ (Graves)地区の更に南に位置します。

 <貴腐 極甘口ワイン>
 葡萄の果粒に繁殖するボトリティス・シネリア(貴腐菌)の作用により糖度の高くなった葡萄から造られる黄金色に輝く蜜のような味わいと芳香をもつ極甘口のワインです。

 <ソーテルヌの格付け>
 メドック地区同様 1855年に格付け。Ch.d’Yquem(ソーテルヌ)を特級(Premier Cru Superieur)として、第1級11シャトー、第2級14シャトーが格付けされています。

 f.アントル・ド・メール(Entre-Deax-Mers)地区

 ガロンヌ河とドルドーニュ河に挟まれた地区です。コストパフォーマンスが高いワインが産出されます。ガロンヌ川右岸に続くプルミエ・コート・ド・ボルドー地区ではカジュアルな赤白のワインが出来ます。

 ここでティスティング頂いたのが、シャトーレイノン ブラン 2005です。


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【VT】      2005
【産地/生産者】  ボルドー/シャトー レイノン
【原産地呼称】   A.O.C.ボルドー
【ブドウ品種】   ソーヴィニヨン・ブラン 100%
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

 プルミエ・コード・ド・ボルドー地区に15世紀からのあるシャトーを1958念にジャック・デイヴィッド氏が購入し、全面的な畑の植え替えを行い、ボルドー大学の醸造学者であるデュブルデュー教授が引き継いでいます。
このワインは緑がかった麦わら色、ハーブや柑橘系の爽やかな香りと引き締まった味わいの白ワインです。

微かに緑がかった麦わら色、青いハーブやシトラスを想わせる爽やかな香りと、ソーヴィニヨン ブラン種の特徴である若干の麝香の香りとともに、レモンやグレープフルーツのように引き締まった味わいが特徴です。刺身、生牡蠣等の魚介類、寿司等、和食に良く合います。


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 続いては、ドルドーニュ河の右岸地区のご紹介です。

 d. サン・テミリオン (Saint-Emilion)地区

 世界遺産に登録されたサンテミリオンの街、東側Côtesと呼ばれる丘陵部分と北西部Gravesと呼ばれる平地部分に分かれる。メルロー種を主体にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランを用いて造られる。AOCを名乗れるのは赤ワインのみです。 

 <コート (Côtes)>
 石灰岩質の岩盤が硅土質で覆われた土壌。力強くボディのあるワインを産します。

 <グラーヴ・ド・サンテミリオン (Graves de Saint-Emilion)>
 平坦な砂利質土壌、ポムロールとの境界に近い地区。繊細で優雅な赤ワインを産します。

 <サン・テミリオンの格付け>
 1954年INAO,1955年農務省により、84のシャトーが選ばれた。最高級の格付けとしてプルミエ・グラン・クリュ・クラッセには11シャトーB,別格としてCh.Ausonne , Ch.Cheval Branc がシャトーAとして選ばれました。現在、以下の格付けに分けられ、グラン・クリュ・クラッセについては一定数年ごとに見直しが図られ、入れ替えが行われています。

 プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ
 グラン・クリュ・クラッセ 
 グラン・クリュ

 ここでティスティング頂いたのが、シャトー・テシエ 2004です。


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【VT】      2004
【産地/生産者】  ボルドー/シャトー
【原産地呼称】   A.O.C.サンテミリオン・グラン・クリュ
【規格】      750ml
【タイプ】     赤フルボディ

 サンテミリオンのカルトワインである、”ル・ドーム””シャトー・ラフォルジュ”のオーナー、ジョナサン・マルタス氏による人気のグラン・クリュです。ラックカラントやカシスのスパイシーなアロマがあり、すばらしいオーク香も感じられます。しなやかで甘くしっかりとした特徴の味わいを秘めています。

ルビー色をしたミディアム・レッドで、ブラックカラントやカシスのスパイシーなアロマがあり、すばらしいオーク香も感じられます。しなやかで甘くしっかりとした特徴の味わいを秘めています。スムースでチョコレートのようなタンニンとミネラル感のあるフィニッシュです。

 e. ポムロール (Pomerol)地区

 ドルドーニュ河右岸 サンテミリオン地区の西北部に位置 780haの小さな地区。粘土質・砂利質土壌。メルロー種を主体にカベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン種を用い、ボルドーでも特に注目すべきしなやかな赤ワインを造り出す。AOCを名乗れるのは赤ワインのみです。

 こちらでは、シャトー・ギャザン 2002をティスティング頂きました。


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【VT】      2002
【産地/生産者】  ボルドー/ジャン・ピエール・ムエックス
【原産地呼称】   A.O.C.ポムロール
【規格】      750ml
【ブドウ品種】   メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
【タイプ】     赤フルボディ

 このワインは、ペトリュスとレヴァンジルと隣り合ってポムロールの高台に位置するという理想的な立地条件を持ち、1980年代後半以降連続して素晴らしいワインを生産してきました。味が良く、ふっくらとして、みずみずしいポムロールの特徴が存分に表現されています。

 更にサンテミリオンの右側に位置するコート・ド・フランからは、シャトー・レ・シャルム・ゴダール 2004をティスティング頂きました。


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【VT】      2004
【産地/生産者】  ボルドー/シャトー
【原産地呼称】   A.O.C.コート・ド・フラン
【ブドウ品種】   セミヨン65%
ソーヴィニヨン・ブラン20%
          ミュスカデ(ムロン・ド・ヴルゴーニュ)15%
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

 カスティヨンの北部にある小さいけれど評判の高いアペラシオンでつくられ、ワインの所有者はヴュー・シャトー・セルタン、ル・パンなど有名なシャトーを所有していることでも知られるディアンポン・ファミリーです。小高いコート(丘)の地形にあるセミヨン品種を主体にして少量だけつくられます。


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 ボルドーワイン中級編は、如何でしたでしょうか? 今回は、土壌の違いがどのようにワインに影響するのか、各産地の特徴をご紹介しながらティスティングして頂きました。

 それでは、最後にお客様アンケートから、一部ご紹介させて頂きます。


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・少々、難しかったですが、フランス産ボルドー、ブルゴーニュ他、地方を意識しての飲み方が分かりました。

・ニューワールドのワインばかり飲み続けていたため、やはり正統派(?)のワインは違う!!と実感。ひらいてきても味、香りは変わらず。品質が安定している印象を受けました。

・今回は、レベルが高いので甲乙つけるのに悩みました。

・ボルドーは、奥深いのでまだまだ理解不奥ですが、右岸と左岸の味の違いなど、今まで意識したことがないことが、体験出来て良かったです。

・ワインは奥が深いと思いました。ボルドーワインをこれからは、飲みたいと思います。少し高いですが、ライフスタイルの中にもっとワインを取り入れたいと思うセミナーでした。

・今回のボルドーセミナーで自分の好みのワインが少し分かったような気がしました。本当はボルドーの左岸と言いたかったのですが、赤も白も右岸が好みのようです。ボルドー地方でも、こんなに味が違うものなのかと感じました。

・右岸と左岸では、結構味が違っているので、びっくりしました。白のシャトーレイソン ブラン 2005は、時間をおいて飲んでみたら、全然味が変わっていて、凄くおいしく飲めました。
posted by ワイズマン at 21:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする