2008年06月03日

リーデル その1

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 ワインの味が、グラスで変わるなんて信じられますか?

 5月15日に開催されたワインセミナーは、そんな謎を解明し、体験して頂く内容でした。その不思議なグラスの名前は、「リーデル」です。


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 講師は、リーデル・ジャパン株式会社の庄司大輔さんです。JSA公認ソムリエ資格をお持ちで、且つ日本初のリーデル社認定シニア・ワイングラス・エデュケイターでもいらっしゃいます。

 ボルドー地方サン・テミリオンのCh.トロット・ヴィエイユにて、半年間住み込む傍ら、ブドウの収穫や収穫後の一連の作業、ボトルのエチケット貼りなどを体験されています。数々の体験に基づく、知識、味覚は、何にも勝る説得力となります。


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 庄司さんの説明は、とても分かり易いです。上の写真は、ワインの酸味と熟成のまろやかさをシーソーで表している様子です。オーバーアクション気味で、見ていて楽しいし、頭の中に映像として残ります。

 それでは、どのようなセミナーだったのか、具体的な内容をレポートさせて頂きます。


 今回のセミナーでティスティングされたグラスのセットです。リーデルにも幾つかのシリーズがありますが、今回のセットは、「vinum(ヴィノム)」というシリーズです。


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 素材はsommeliersシリーズと同く鉛24%含有の「最高級レッドクリスタル」を使用したマシンメイドタイプです。鉛が24%以上含まれていると「クリスタル」と言えるそうです。クリスタルというイメージからすると、グラスが滑らかでキラキラ輝いているように思いますが、実際は、その逆でザラザラになるそうです。(顕微鏡で見たレベルのお話ですよ)ザラザラだからこそ、ワインがそこに残るので、よりワインを見て楽しめるそうです。

 確かに、ちょっと話がずれてしまうのですが、カメラのレンズにも以前は、鉛が使われていました。当時のレンズは、今みたいにコーティングといった技術や、色々なレンズの硝材がありませんので、色々な収差がありました。でも、昔のレンズの方が、きっちり写らなくても、そこに「味」や「あたたかさ」が感じられました。これは、「鉛」が含まれているお蔭だと思います。


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 話が少し脱線してしまいましたので、元に戻しますね。

 一番最初にご紹介されたのが、ヴィノム Ref.No 6416/33 「ソーヴィニヨン ブラン」です。リーデルのグラスは、グラスそれぞれに一番合うぶどうの名前がついています。そう、このグラスは、ソーヴィニヨン・ブランがおいしくいただけるワイングラスということです。(以降、「」付きの場合、リーデルのワイングラス名です)

 ソーヴィニヨン・ブランは、際立った香りと爽やかな酸味が特徴の品種です。


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 庄司さんのジェスチャーだとこんな感じです。むかって左側が酸味、右側がコクだと考えて下さい。酸が強いソーヴィニヨン・ブランの場合、この酸味を柔らかくしてあげるといいのです。つまり、酸を軽くして、コクを重くするとおいしいワインになります。


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 こういう状態ですね。では、「ソーヴィニヨン・ブラン」が、どのようにして、この理論を実現しているのか、そこを解説します。


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 ちょっと見えないかもしれませんが、舌のイラストだと思って下さい。舌は、その部分によって、強く感じる味覚が異なります。酸味を感じるのは、舌の両側面です。酸味を弱くするには、この部分にワインが触れないようにすればいいのです。


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 「ソーヴィニヨン・ブラン」は、上の写真ぐらいの状態ではワインが飲めません。もっと顔を見上げるぐらの角度にしないとワインが口の中に流れ込んできません。角度がつくと飲むとき舌先が上、舌元が下になります。ワインは勢いよく口の中に流れるため、舌の両側に広がらずに真ん中部分をスゥッ〜と流れるのです。勢いよく流れるため、ワインが横に拡がりません。

 ここで、一般的に売られているワイングラスに同じワインを注いで、同じソーヴィニヨン・ブランのワインをティスティングしてみます。お客様一同、苦笑いされていました。顔を見上げずに飲めるため、ワインがゆっくりと口の中に拡がり、酸味を強く感じたためです。

 同じワインを再びリーデルに戻してみて、ティスティング。このようにして、リーデルグラスの良さを、実感していきます。


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 次のグラスは、ヴィノム Ref.No 6416/97「シャルドネ」です。この「シャルドネ」の特徴は、ワインを注ぐ部分「卵」(庄司さんは、そうご説明されていました)が、横に拡がっていることです。この形状は、シャルドネというぶどうの特徴を考えて作られています。

 シャルドネの特徴は、世界的に人気がある高級品種で、香り高く、樽で熟成されることで、酸味とまろやかになっているコクのバランスが絶妙になっています。こういうワインの場合は、酸味を感じさせてあげることが必要。つまり「ソーヴィニヨン・ブラン」の逆で、舌の両側にワインを拡がるようにしてあげれば良いのです。


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 ワイングラスを水平にした状態でも、ワインが口の中に流れてくるような形が「シャルドネ」です。

 上の写真の状態では、舌は、水平になっています。この状態でワインが口の中に流れてくるスピードはゆっくりです。舌の両側が酸味を感じ、シャルドネをおいしく感じるのです。また、白ワインにしては大きめなこの卵の形状が、複雑で柔らかみのある香りを、グラス内にバラ
ンスよくひろげます。


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 ここで実験です。「シャルドネ」から「ソーヴィニヨン・ブラン」にシャルドネのワインを移しかえて飲んだらどうなるでしょう。酸味が弱いシャルドネが、さらにスッ〜と流れてしまって、酸味を感じないので、おいしくありません。


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 リーデルグラスが、ワイン毎に考えられていることが、お客様にも自分の舌を通じて伝わっていきます。グラスティスティングのセミナーの醍醐味は、ここにあると思います。

 次回は、赤ワインに合ったリーデルグラスをご紹介致します。
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2008年05月20日

ニューワールドワインの魅力

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 5月8日に開催されたワインセミナーのレポートです。今回の講師は、アサヒビールの市場さんです。


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 フランス、スペイン、イタリア、ドイツといった昔からワインが造られているヨーロッパ諸国に対して、比較的、ワインが造られるようになって新しい国々のことをニューワールドと言います。

 カリフォルニア、オーストラリア、ニュージーランドなどのワインも、近年非常に品質が良くなってきています。そんなニューワールドワインの中で、日本の輸入量が4位と健闘している「チリ」、これから注目の「アルゼンチン」、「南アフリカ」の3カ国のワインをティスティングします。

 (全てのワインが、ワイズマートでご購入頂けます。画像をクリックして下さい。)


 一番手は、南アフリカ。

 輸出・マーケティング活動を担うKWV Inernationalが1996年に設立。品質第一主義を揚げたワインづくりは各国で数々の賞に輝き、欧米を中心に28カ国へ輸出され、ロバーツ・ロックは、手頃な価格のワインとして総輸出量の40%を占める人気商品に育っています。


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ロバーツロック セミヨン・シュナンブラン NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  ロバーツ・ロック
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

トロピカルフルーツの芳香、みずみずしい味わいを持ちながら、フィニッシュは繊細さとやわらかさを兼ね備えています。


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ロバーツロック カベルネ・メルロ NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  ロバーツ・ロック
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ

熟したチェリーの芳香とナッツの香ばしさ、しなやかで丸みのある風味。ほのかな樽香が余韻を引き立てます。


 続いては、アルゼンチン。スペインの植民地時代にワイン造りが始まりました。以前は、質より量の生産体制でしたが、ここ10年近代的醸造技術が導入され、世界的にも注目を浴びるワインが出てきています。

 そんなアルゼンチン代表は、サンタ・アナ社。1891年設立され、高品質なワイン造りに取り組むワイナリー。アルゼンチン国内でのボトルワイン販売量はトップの実績を誇ります。


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サンタアナ・トロンテス NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  サンタアナ
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

アルゼンチンの固有品種トロンテスを使用。マスカットやミュスカ、熟した白桃のような甘さを連想させる香りとなめらかな口当たり、それでいてドライな心地よい味わいで終わるバランスが見事なワインです。氷を入れても楽しめます。爽やかな酸味が引き立ち、新たな味わいが生まれます。2007年ヴィンテージ
IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション) 銅賞 受賞
JWC(ジャパン・ワイン・チャレンジ) シール・オブ・アプルーバル賞 受賞


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サンタアナ・マルベック NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  サンタアナ
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ

世界が注目するニューワールドの品種で、アルゼンチンが誇る「マルベック」種を使用。スミレや紫色の果実の香りと心地よい渋みや細かく残る酸味が、味わいをきれいにまとめます。2007年ヴィンテージ
  IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション) 銅賞 受賞
JWC(ジャパン・ワイン・チャレンジ) 銅賞 受賞
JWC(ジャパン・ワイン・チャレンジ) \1,000以下クラスベスト・バリューワイン賞 受賞


 最後は、チリワイン。日本の輸入量は、第4位です。スペインや、ドイツのヨーロッパよりも、日本でメジャーになっているんですね。

 チリは、ヨーロッパ品種を中心に、フランスの栽培法とカリフォルニアの近代的な醸造法を取り入れながら、質の良いワインを算出しています。

 チリは、四方を太平洋、南極海、砂漠、アンデス山脈で囲まれているお蔭で、フィロキセラ(Phylloxera、ブドウネアブラムシ)の被害が全くなく、フランスから導入された苗木が現在でも唯一、子孫を残しています。

 チリ代表は、カリテラ社。1996年にロバート・モンダヴィ社(米)とヴィーニャ・エラスリス社(チリ)とのジョイントベンチャーにより誕生しました。現在は、発展的に解消し、エラスリス社単独で生産しています。


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カリテラ・レセルヴァ・シャルドネ NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  カリテラ
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口


『土地とぶどうの最良の組み合わせが生んだ深くエレガントなチリのプレミアムワイン。』
クリコ・ヴァレーの厳選されたぶどうを使用、オーク樽で熟成させました。トロピカルフルーツやアプリコットの香りをもち、爽やかな酸味と程よいコク、ミネラル感がバランス良く調和し、長く心地よい余韻が続きます。
2006年ヴィンテージ
IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション) 銅賞 受賞


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カリテラ・レセルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  カリテラ
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ


『土地とぶどうの最良の組み合わせが生んだ深くエレガントなチリのプレミアムワイン。』
自社畑「カリテラ・エステート」の厳選されたぶどうを使用、オーク樽で熟成させました。ブラックベリー、プラム、ヴァニラの香りをもち、豊かな果実味となめらかなタンニンが調和した洗練された味わいです。


 ニューワールドのお買い得なワインの数々。各国の個性をお楽しみ下さい。


最後にお客様のアンケートから一部、ご紹介させて頂きます。

・新しい味に出会えて楽しかったです。南アフリカのワインは、今まで飲んだことがなかったのですが、6本の中では一番おいしかったです。試してみるものですね。

・予想外にアルゼンチンのワインがおいしかったです。サンタ・アナ トロンテスは香りがよく、一口目は甘口かな?と思いきや、結構、辛口で一度に色々愉しめる点が気に入りました。今日は、白ワインが全体的においしくいただけました。

・土地がぶどうを救うチリという国。国中の人々が空気とも例えるぶどう。ワインが、ぶどうが、国から愛されているのだと感じた。

・ニューワールドも捨てたものでは無いと思います。二時間はあっという間でした。

・ニューワールドワインを飲み比べることが出来て良かった。味はフランスワインに劣ることがなく、おいしく頂くことができた。カジュアルにも飲めるし、お手頃であると思った。
posted by ワイズマン at 10:23| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月01日

価格以上のワインたち

 それでは、ジャン・クロード・マス氏のこだわりのワインをご紹介していきましょう。(画像をクリックすると、ワインのご購入ページに移ります。お近くのワイズマートまで、1本からお取寄せ頂けます。)


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イル・ラ・フォルジュ シャルドネ
【産地/生産者】  レ・ドメーヌ・ポール・マス
【規格】      750ml
【タイプ】     白 辛口


 樹齢20年のシャルドネ種を使用、その60%を新樽で発酵させます。エレガントでフルーティな風味で、比較的早くから楽しめるまろやかな味わいが魅力です。


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イル・ラ・フォルジュ ヴィオニエ 2006
【VT】      2006
【産地/生産者】  レ・ドメーヌ・ポール・マス
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口

 ぶどう品種:ヴィオニエ
ヴィオニエらしい、白桃や洋ナシのような瑞々しい果実味が特徴。一部オーク樽発酵している為、ほのかなヴァニラ香が全体のコクや旨みをバランスよくまとめています。
ヴィオニエは、あまり栽培されていないぶどう品種です。キャンディやドライフルーツのニュアンスを持っており、シャルドネと比べると酸の度合いが低く飲み易くなっています。


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イル・ラ・フォルジュ シラー NV
【VT】      NV
【産地/生産者】  レ・ドメーヌ・ポール・マス
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ

 樹齢30年以上のシラー種100%でつくられます。芳醇な果実味と10ヶ月間のバリック熟成による豊かな風味、濃密な味わいが特徴です。


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イル・ラ・フォルジュ メルロー 2006
【VT】      2006
【産地/生産者】  レ・ドメーヌ・ポール・マス
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ

 ぶどう品種:メルロー
ソフトでなめらかなタンニンが特徴のメルロー種100%の赤ワイン。熟成はオーク樽で10ヶ月。果実味に富んだ、豊かな風味をお楽しみ下さい。


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イル・ラ・フォルジュ カベルネ・ソーヴィニヨン 2006
【VT】      2006
【産地/生産者】  レ・ドメーヌ・ポール・マス
【規格】      750ml
【タイプ】     赤フルボディ

 ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
厳選したカベルネ・ソーヴィニヨン種のみを使用、オーク樽で10ヶ月間熟成させたワイン。芳醇な味わい、重厚でしっかりとしたボディが特徴です。


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 セミナー最後は、サプライズがありました。ジャン・クロード・マス氏が目の前でサインしたワインを参加されたお客様にプレゼントされました。プレゼントの方法は、じゃんけん大会。

 じゃんけんのルールをご存知ないジャン・クロード・マス氏は、最初躊躇されていましたが、リハーサルをして理解すると元気良く「最初はグ〜!」と掛け声をかけて下さいました。


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 ルールが次第に分かってくると、ジャン・クロード・マス氏も楽しそうにされていました。じゃんけんがフランスで流行るかもしれませんね。


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 すらすらとサインをする姿がかっこいいです。


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 3名の方に、プレゼントされたのですが、皆さん、勿体無くて飲めないとおっしゃっていました。


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 最後にお客様の感想を抜粋してご紹介致します。

・ティスティングを1回しただけでは、ワインの評価が出来ないという話が興味深かったです。確かに体調や気分で味は変わるので一度だけでは判断出来ないと思いました。

・初めて参加しましたが、一言でいって、こんな有意義なワインセミナーが無料で参加出来て、楽しい時間を過ごせてとても良かったです。

・ティスティングの仕方まで教えて頂いた

・新たなことが分かったりして良かったです。ジャン・クロード・マス氏の考えも色々とお話を聞くことが出来て良かったです。
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2008年04月30日

ジャン・クロード・マス氏の哲学

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 ワイズマートのワインセミナー初。海外のワインの造り手に来日頂きました。大変貴重な時間だったと思います。

 レポート1回目は、ジャン・クロード・マス氏の哲学とワインのティスティングの考え方についてです。

 品質が高く価格が安いことで定評のあるドメーヌ・ポール・マス。ドメーヌの歴史は古く1892年にわずか9haの畑からスタートしました。4代目のジャン・クロード・マス氏になって、ワイン作りを本格的に始めました。1996年のぶどうを使って、1999年に瓶詰めしたのが初めて。このときの本数は、1万2千本。現在は、畑を拡大し800万本ものワインを作るようになりました。


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 【ジャン・クロード・マス氏の哲学】

@商業的な面
 消費者の目線・声で、好き嫌いを自由に言えること。日常的に買える値段で、価格以上のものを提供することで、お客様の喜びと南フランスの価値をあげていきたいということです。

A生産の面
 ぶどうの品質を高めるには、畑が良いことが前提。土地とブドウの適正を見極めるというフランスの伝統的な作業を守りながら、一方では、最新技術を導入し、農薬の消費量を減らすことに成功。また、収穫タイミングを、ぶどうの成分分析(糖度、酸度、ポリフェノール、香り)をすることで測っていくことを実施しています。
 ワイナリーの仕事は、伝統的な日々のティスティングを繰り返し、どのような味わいにして、どうブレンドするか、どれくらい熟成したらよいかといった、いわばアートの部分と、そういった直感だけでは駄目で、温度をきっちり管理する技術といった最新技術を上手に融合させることが大事です。

 古くから”大量消費用ワインの生産地”でしかなかったラングドック地方にも続々と意欲ある生産者たちが現れ始めています。このような中、新しいアイデアにオープンで、常にイノヴェーションを続けるジャン・クロード・マス氏の姿勢は業界からも高い注目を集めています。


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【ティスティングについての考え方】

 ティスティングとは、個人の嗜好に左右される部分があるので、個人の感想を重視します。また、ワインの外観からくるイメージ(ラベルや瓶)も重要です。

 ティステイングの順番としては...

@見た目
 色の濃さからは、熟成度の違いや、樽を使用しているかといったことが分かります。また、白で緑がかっている場合は、そのワインが若いことを意味します。

A香り
 グラスをまわしてはいけません。そのまま、グラスを鼻に近づけます。次にグラスの位置を変えることで、香りのニュアンスが変わってくることを確認します。例えば、グラスの淵に近い部分では、オークの香りがより強くなります。
 次にグラスを1回まわします。そして2回まわします。まわす回数を変えて違う香りが出てくるワインは、良いワインです。

B味
 好き嫌いは、個人の判断です。但し、体調によっても味覚は影響されますので、今日、まずいと感じたワインが、翌日はおいしいと感じることもあるかもしれません。ですから、一度で嫌いと見捨てないで、チャンスを与えてあげて下さい。

 また、人の舌の先端部分は糖分を感じ、両脇は酸味を感じます。ワインの味わいの一つとして、余韻があります。凝縮感が口全体にひろがる場合、舌先だけで終わる場合などの違いが出てきます。例えばヴィンテージワインの場合は、この余韻が長くなる傾向にあり、逆に若いワインの場合は、アグレッシブになります。
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2008年04月22日

ブルゴーニュワインの魅力

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 今回のワインセミナーは、「ブルゴーニュワインの魅力を探る」というテーマで、開催されました。


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 講師は、ワインコンサルタントとしてもご活躍されている田中康博さんでした。過去の講師の中でも、一番、躍動的に会場を歩かれていました。お客様との会話を楽しまれているご様子で、質問やらアドバイスもビシバシされていたのが印象的でした。

 とても、田中さんのセミナー内容を網羅することは出来ませんので、ブルゴーニュワインのポイントだけ簡単にレポートさせて頂きます。


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 ■ブルゴーニュ地方の土壌について

 氷河期以前には海だったブルゴーニュ地方は、アフリカとヨーローッパの大陸プレートがぶつかって出来ました。大きなプレート同士がぶつかって出来たため、成分の異なる土壌がパイ皮のように複雑に重なり合っています。
 そのため、ブルゴーニュ地方は同じ地区や村であっても、そして同じぶどう品種であっても畑によってテイストの違いが大きく出ます。

 ■ブルゴーニュの主要品種は3種類

 ブルゴーニュワインに使用される主要品種は、3種類しかありません。

 1.ピノ・ノワール
  カベルネ・ソーヴィニヨンと人気を二分する葡萄品種です。渋みが少なく酸味があり、豊かな果実の風味が特徴です。なめらかな舌触りで繊細かつ複雑な香りを持っています。但し、この品種は病気に弱く、冷涼な気候を好むため、栽培面積はそれほど広くありません。

 2.ガメイ
  フルーティーな味わい。渋みも少なく、さわやかなワインになります。明るいルビー色で、いちごやすみれの香りがします。

 3.シャルドネ
  世界中あらゆるワイン生産国で栽培されている、白品種のアイドル。適応能力がきわめて高く、冷涼なフランスのシャンパーニュ地方でも、温暖なオーストラリアのリヴァーランドでも栽培可能です。

 ブルゴーニュのワインは、ぶどう品種が少ないこと、またブレンドされることは稀で、単一品種により醸造されます。単一品種なだけに、土壌や気候の小さな違いもワインに大きく影響し、それがブルゴーニュのワインの魅力となっています。


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 ■ブルゴーニュの品質区分(AOC)

 AOCは、フランスの法律で厳格に定められている品質基準で、ワインの場合は、以下の9項目を満たす必要があります。(生産地域、品種、最低アルコール度数、大収穫量、栽培法、剪定法、醸造法、熟成法 、試飲検査 )

 AOC製品の印として、ワインのラベルには必ず「Appellation Contrôlée」または「Applacion d'Origine(生産地)Contrôlée」の表示を入れなくてはなりません。生産地の部分には、「Bordeaux(ボルドー)」などの地域名称、「Médoc(メドック)」などの地区名、「Margaux(マルゴー)」などの村名が入ります。ブルゴーニュ・ワインの場合は、さらに「Romanée Conti(ロマネ・コンティ)]」などの畑名まで入ります。(AOCの格付でいうと、下から、「地域名称」、「地区名称」、「村名名称」、「1級畑名称」、「特級畑名称」となります。)

 具体的な一例として、ヴォーヌ・ロマネー村の特級畑ロマネ・コンティが、何故高いのか。それは、法律で年間1100本しか生産してはいけないことが定められているためです。

 今回ティスティング頂いたジョセフ・ドルーアン社の魅力は、家族経営を大切にし、自社畑はすべてビオデイナミー農法(究極の有機栽培)に徹することでテロワールが活かされていることにあります。また、ブルゴーニュAC格付けのみ醸造する信念。徹底した品質管理。(樽材の自社乾燥、SO2、微生物、ワインタイプ別の安定性、コルクから充填に対する酸化防止の徹底など)

 そういったことが認められ、全フランス26の3ツ星レストラン中、23店が取扱われている今があります。

 それでは、ティスティングワインについて、ご紹介致します。画像をクリックすると、ご購入頂けます。


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ラベイ・ブルゴーニュ シャルドネ
【VT】      2006
【規格】      750ml
【タイプ】     白辛口
ぶどう品種:シャルドネ

 全体的な特徴はマコネから、いきいきとした骨格はシャブリから、ボディはリュリイ、複雑さはシャサーニュ・モンラッシェからと、様々なエリアのぶどうのブレンドに由来されています。あさりのワイン蒸し、天ぷら、白身魚のムニエルに良く合います。


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ラベイ・シャブリ
【VT】      2006
【規格】      750ml
【タイプ】     
ぶどう品種:シャルドネ

 淡い黄金色、爽やかなシトラス系の香りに青リンゴやミント、レモングラスを想わせる香り。いきいきとしたクリーンで上品な酸、バランスが良く、フィニッシュに心地よいミネラルをしっかりと感じることが出来ます。〈自社畑〉生牡蠣、鶏の水炊き、お寿司に良く合います。
ラベイとはフランス語でミツバチのこと。自然にやさしい無農薬の葡萄畑だからミツバチも集まると言う意味合いを込めたネーミング。誰よりもシャブリの地を知り尽くすドルーアン。シャブリ本来の特徴を遺憾なく発揮した真髄といえる逸品です。


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ボージョレ ヴィラージュ
【VT】      2006
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ライトボディ
ぶどう品種:ガメイ

 明るい紫色、スミレやボタンの花やラズベリーのような香りがあります。絹のように滑らかな舌触りで豊かな果 実味が長く余韻に残ります。テロワールやミクロクリマの特徴をうまく引き出して、快活で魅力的なワインに仕上げています。カプレーゼ、ソーセージ、鶏肉のトマト煮に良く合います。


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ラベイ・ブルゴーニュ  ピノ・ノアール
【VT】      2005
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ
ぶどう品種:ピノ・ノアール

 ラズベリーやさくらんぼなど赤い果物いっぱいの香り。フレッシュな果実味、エレガントな酸味、やわらかなタンニンを持ちブルゴーニュの典型的スタイルとしてお手本になっています。主にコート・ド・ボーヌの畑から手摘みにより収穫、選別し造られます。カマンベール(白カビ系チーズ)、ローストチキン、スモークサーモン、フィレステーキに良く合います。
90年代より本格的なビオディナミに取り組んでいるドルーアン。発酵も自然酵母のみで行うという徹底さ。あくまでもテロワールにこだわる造りをお試しください。


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ショレイ レ ボーヌ
【VT】      2005
【規格】      750ml
【タイプ】     赤 ミディアムボディ
ぶどう品種:ピノ・ノアール

 日本では、なかなか目にする事の少ないこのワインですが、本国フランスでは、レストラン需要が高く、入手困難なレアアイテムとなっています。
ローストチキン、肉のグリル、ブリー(白カビ系チーズ)に良く合います。


 最後にお客様のご感想を、抜粋させて頂きます。

・講師の先生がすばらしかった。すごい経歴の持ち主なのに庶民的な生活レベルの話もあり、入り易かった。ためになる話がポンポン出てきて、とても勉強になった。是非、田中先生のお話を聞きたいと思った。今回のショレイ レ ボーヌ、是非、購入して家でゆっくり楽しみたい。充実した講習ありがとうございました。

・講師の方がとても面白くて良かったです。土壌や製法によっても、香りや味わいに違いが出ることが分かりました。白ワイン、赤ワインが合う料理、食材の合わせ方も色々と試せていけたらと思います。

・田中先生がとてもおもしろかったです。弟子にしてもらいたいと思いました。ありがとうございました。

・ジョセフ・ドルーアンという非常に良い造り手を紹介して頂いて良かった。今後、ワイズマートで購入したい。

・有機農法による赤ワイン ショレイ レ ボーヌは、非常に良かったです。

・色や味は分かるような気がしますが、香りがなかなか分かりません。香りが中心になるセミナーなんてやっていただけないでしょうか?

・普段は、ドイツワインのフルーティな甘みのものを好んで飲んでますが、ブルゴーニュワインの奥深さを知りました。一度にこんな種類を飲むことはないので、色の違い、香りの違い、味の違いを堪能出来てすごく参考になりました。ありがとうございました。(チーズもおいしかったです!!)

・最後のショレイ レ ボーヌは、とても端正な「学習院初等科の1年生女子」って感じで良かったです。追加で友人を連れて来たいです。ありがとうございました。

・優秀なレベルの高い講師のお話が大変面白かった。今後もレベルの高いレクチャーを聞きたいと思う。


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2008年04月17日

アルガーノ

 勝沼醸造様の新ブランド「アルガーノ」、レポート2回目は、それぞれのワインの特徴について勝沼醸造様のコメントを掲載させて頂きます。

 ※【アルガーノ 甲州シュール・リー】を除く全てのワインは、画像及び、文字リンクから、1本より、お買い求め頂けます。


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【アルガーノ クラシック】
品種:甲州
栽培地:山梨県・勝沼町
色:白
タイプ:辛口

 このワインは繊細な日本人の味覚に合わせつつ、気軽に日々の家庭料理と共に味わっていただける食中酒としてバランスよく仕上げたワインです。甲州種ブドウを雑味が出ないように丁寧に搾り(プレスラン:圧縮して搾りだす方式)、やや低温で発酵を行うことで甲州ぶどうの優しい果実香とふくよかな酸味を大切に残しています。


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【アルガーノ 甲州ヴィンテージ】
品種:甲州
栽培地:山梨県・勝沼町
色:白
タイプ:やや辛口

 葡萄を作って下さる契約農家の方とじっくり話をし、いつも理想の甲州を追い求めています。ですから、葡萄の持ち味を上手く引き出すように醸したこのワインにも、勝沼醸造の甲州でしか表現し得ない「勝沼の風土−テロワール」を感じることが出来ます。すっぴんの甲州は、毎日飲んでも飽きない美味しさがあります。こちらのワインは、(フリーラン:葡萄の重みだけで搾りだす方式)で作られています。


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【アルガーノ ブラン樽熟成】
品種:甲州
栽培地:山梨県・勝沼町
色:白
タイプ:辛口

 勝沼1280年の葡萄栽培の歴史が培った、勝沼ならではの醸造用品種「甲州」をフレンチオークの樽の中でゆっくりと眠らせ、熟成させたワインです。ドライの中にも、バニラの香りや、甲州種独特のキャンディのようなかわいらしい香りが感じられます。


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【アルガーノ 甲州樽発酵】
品種:甲州
栽培地:山梨県・勝沼町
色:白
タイプ:辛口

 勝沼ならではの葡萄「甲州」は、私たちの誇りです。その甲州種のなかから、厳選した葡萄を優しく搾り、補糖や補酸を一切せずにオーク樽の中で発酵・熟成させ、複雑な味わいと香りを持つワインに仕上がりました。世界中の醸造家や愛飲家からも高い評価をいただき、私たちのワイナリーを代表する1本であると自負しています。


【アルガーノ 甲州シュール・リー】
品種:甲州
栽培地:山梨県・勝沼町
色:白
タイプ:辛口

 日本固有の「甲州種ぶどう」によるワイン造りに特化するワイナリー、勝沼醸造の新しいブランド「アルガーノ」。このワインは、食に合う辛口ワインをテーマにシュール・リー醸造法(ワインと澱をゆっくり接触させる)により仕込みました。辛口でありながら繊細な香りと程よい酸味が料理の味を引き立てます。

 ※こちらは、ワイズマートでのお取扱いはございません。



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【アルガーノ 甲州 ドゥー】
品種:甲州
栽培地:山梨県・勝沼町
色:白
タイプ:甘口

 ドゥーとは、フランス語で「甘い」を意味します。勝沼で栽培され、既に1280年以上の歴史のある甲州葡萄の特徴を生かし、葡萄本来の甘さを大切に、さっぱりとした甘口に醸造しました。繊細で優雅な味わいをお楽しみください。


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 ★ちょっとブレイク【酒石酸について】

 まれに、びん底にキラキラと輝く結晶が見られることがあります。(上の写真にある赤丸で囲まれた部分に沈殿しているもの)

 これは、ぶどう中に存在する酸の主成分である酒石酸が低温や長い時間の経過により、ぶどう中のカリウムやカルシウムやマグネシウムなどのミネラルと結合し結晶化したもので、人体に悪い影響を及ぼすものではありませんので、安心してお召し上がり下さい。

 本来ワインびんの底が上がっているのは、これらの結晶物や澱分を離し易くするための形状となっている訳です。

 グラスに入らぬように注いで、お飲み下さい。

 「勝沼醸造様からのご案内です」

 メルシャン様のワインセミナーでも、この酒石酸について以下のようなお話がありました。

 「第二次世界大戦中は、ワイン醸造が奨励されていたという事実。その理由は、ワインからとれる酒石酸が魚雷、潜水艦発見の音波探知機に使われていたという事実。」

 酒石酸があるということは、そのワインが上等であることの証(あかし)でもあります。


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【アルガーノ クラシック ルージュ】
品種:マスカットベリーA
   カベルネソーヴィニヨン
   メルロ
色:赤
タイプ:ライト

 このワインは日常気軽にお楽しみいただきたいワインとして繊細な味覚を持つ日本人の食生活を考え造られたワインです。果実味のあり、酸味や渋みが穏やかで優しいタイプに仕上げてあります。


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【アルガーノ ベリーAヴィンテージ】
品種:マスカットベリーA
栽培地:山梨県
色:赤
タイプ:ミディアム

 甲府盆地の東側のなだらかな傾斜地にある峡東地方において、栽培された完熟のマスカットベリーA種をゆっくりと醸した後、フレンチオーク樽で1年熟成しました。ベリー系の香りと豊かな果実味に加え、ほのかなタンニンが優しい味わいの料理に寄り添います。


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【アルガーノ ルージュ樽熟成】
品種:カベルネソーヴィニヨン
   メルロ
   マスカットベリーA
色:赤
タイプ:ミディアム

 日本の風土が育んだワイン用ブドウ品種毎にそれぞれを醸造し、フレンチオーク樽で1年ゆっくりと熟成した後、複雑さとバランスを求めアッサンプラージュしました。赤ワインならではのほのかな渋味と柔らかい味わいをお料理と共にお楽しみください。


 同じ「甲州」から、5つのワインが造られました。1つのワイナリー様の中で、同じぶどう品種から、これだけのバリエーションを造られているのも珍しいのではないでしょうか?

 それぞれの製法の違いをティスティングした今回のワインセミナー。
 以下にお客様のご感想から、一部をご紹介させて頂きます。お客様のご感想も、有賀さん同様、熱いです。(*^。^*)

●お客様のご感想

・土地の料理を、その土地のワインで飲む。これが一番美味しい味わい方だと私は思います。これからも、日本のワインで私の味の料理と共に楽しんで行きたいです。甲府に友人がいるので、近々お邪魔させて頂きます。今回は、本当にありがとうございました。

・それぞれに味の違いがあることが良く分かりました。ワイン=外国と思っていましたが、日本のものでも満足出来るワインがあることを知りました。神の雫は読んでいたので、そのワイン(勝沼甲州樽発酵)が飲めたのも嬉しかったです。

・漬物とワインが予想外に合い、白ワインを今後、家庭で試してみようと思います。

・甲州ドゥーは、非常においしかったです。先週、白ワインセミナーに参加し、今日の国内の白ワインと比較すると、甲州ドゥーは、海外のワインに劣ること無い出来であることに大変驚かされました。

・いつも赤を飲んでいましたが、やっぱり白がおいしいと思いました。本当においしかった!! ありがとうございました。甲州ワインにカンパイ!!

・何年か前に両親、夫と勝沼醸造さんに行ったことがあります。今日、気付いたのですが、そのときにも楽しく試飲をさせて頂き、たくさん買いました。懐かしく、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 会社の近くで、このおいしいワインが買えることは、とても嬉しいことです。今後もおいしいワインを飲ませて下さい。

 ※最後に気付きました。「風」(勝沼醸造様直営のレストランです)に行って、ワイナリーを紹介されたのでした。「風」もおいしく、とても良かったです。

 頑張って下さい。

・以前、ルーヒュ樽熟成を愛飲させて頂いておりました。今日、白ワインのご発展ぶりに驚きました。日本ワインの中で赤ワインの美味しさにご尽力頂きたいと思います。また、次回お会いするのを楽しみにしています。
「アルガーノ ブラン樽熟成」のスパイシーさ、「アルガーノ 甲州樽発酵」の甘い香りとねっとりとした味わいに感動しました。

・白菜の浅漬けと白ワインのマッチングなど、教えてもらえなければ発見出来ないものがたくさんあってとても良かった。
 樽とステンレスの熟成の違いも比較できて、美味しくテイスティングができました。

・産地の特性を生かしたワイン作りに興味が湧きました。ワインは、その土地の風土を味わうと言う言葉に感動しました。おいしいものを作るのに、努力されていることが良く分かりました。おいしくする為の工夫がOKだと思います。
 おいしいワインでしたので、そのおいしさを分かる人に飲んでもらうことも重要だと思います。日本で理解されなくても世界で認められるのもOKだと思います。個人的には、今まで知らなかったおいしいワインを教えていただけで、すごく嬉しかったです。

・初めて参加させて頂きました。お酒はあまり強くないのですが、ポルトガルに住んでいた時にワインの味を知り、料理にはワインだと思いました。ポルトガルの料理は、味が濃いので強いワインが合うのだと思います。でも、和食には今日のワインが合いますね。品の良いワインでした。懐かしいポルトガルのぶどう棚を思い出しました。ポルトガルのワインはとても田舎臭いです。日本のワインもヨーロッパに広まると良いと思います。お豆腐はヘルシーと文化人に知られているので、お豆腐と日本のワインのセットは、広まるかも?

・いい出会いがあったなと思いました。
白ワインが特に良かったです。こういう繊細な味わいの白ワインは、感激ものです。和食との合わせがとても楽しみです。会社の姿勢とか、興味深くお話を聞かせて頂きました。こういう機会がなければ、気付けなかったことなので、ありがたかったです。

・作り手の思いが感じられた。
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2008年04月16日

甲州ワインのこだわり

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 今回のワインセミナーは、国産ワインのワイナリー勝沼醸造様のブランド「アルガーノ」のティスティングでした。ワインセミナー最多の9本のティスティングです。


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 こちらが、講師の有賀さんです。

 何て言えばいいのでしょう。

 全てのワインセミナーを受講してきましたが、有賀さんのお人柄とでもいいましょうか。今までの中で、一番、ワインに対しての情熱とこだわり、そしてワインに対しての優しさみたいなものが伝わってきました。実際、僕と同じように感じたお客様が多くいらっしゃったようで、アンケートにも以下のように書かれています。

 ・先生の情熱がとても伝わりました

 ・熱意がとても伝わってきた

 ・特に甲州ワインのおいしさ、楽しさをお話されている時は、熱がこもっていてよかったです

 ・本音の話が聞けた

 ・日本のワインを広めよう、伝えようのハートが良い

 ・勝沼醸造さんのことについて詳しくわかって良かったです。会社のポリシーとか...

 この他にも、ご説明が分かりやすかったとの感想がたくさんあったのですが、今までのセミナーで、「ハート」とか「熱意」とかいう言葉が書かれたことはありません。それだけ、有賀さんの思いが、皆さんに十分、伝わったのだと思います。

 ちょっと変わった出だしとなってしまいましたが、勝沼醸造様のレポート1回目は、ワインに対するこだわりと工夫についてレポート致します。


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 いきなり本題です。勝沼醸造様のワインに対する考えは、上記の通りです。

 「ワインは、産地の風土性を楽しむもの」

 日本の風土で、日本固有の甲州ぶどうを使って、どうやったら世界に通用するワインが作れるか、また、日本で生まれたワインだから和食との相性が合って当たり前。そういったポリシーのもと、甲州ぶとうの白ワインに特化したチャレンジが始まります。


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 まず最初に、勝沼という土地柄についてご説明します。


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 甲府盆地東の扇状地に位置する勝沼。


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 盆地ということもあって、昼と夜の寒暖の差が激しい土地柄です。


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 一つ一つのぶどう畑は、とても小さいそうです。そのため、世界一高い農業コストにも繋がっています。このコストを肯定化するためには、量より質のプレミアムワイン作りを追求する必要があります。


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 ただ、残念なことに、ワインと言えばフランスとの意識が浸透しているのでしょうか。国内需要は低いそうです。そこで、勝沼醸造様は、まず、海外に日本のワインを広め、そこで評価されることで、国内でも評価されるようになることを考えました。


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 そのためにも、日本固有のぶどう、甲州で勝負することに意味があるのだと思います。

 ただ、甲州には一つ問題がありました。それは、他のぶどう品種と比べて味がうすいということです。味が薄いということは、樽に負けてしまうので、樽での熟成が出来ないということを意味します。

 どうやってこの問題を克服したのか。それは、次のような製法でした。

 まず、果汁エキスをステンレスに入れて凍らせます。凍った部分のみを捨て、残った部分を使うのです。オレンジジュースなどを凍らせた時に味の濃い部分と、氷だけの部分に分かれるのと同じですね。

 こうすることで、樽に負けない濃厚なワインが完成しました。

 次回は、こうして作られた甲州ぶどうのアルガーノシリーズについて、レポートしたいと思います。
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2008年04月11日

各国白ワイン飲み比べ

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 今回のワインセミナーは、各国の白ワイン特集でした。

 ワインの区分、種類、製造方法の違いについてのご説明がありましたは、こちらは、過去のセミナー内容と重複しますので、今回のレポートからは、割愛させて頂きます。


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 今回のセミナーのキーワードは、「ワインの個性(味わい)は、4つの条件で決まる」です。

 その4つの条件とは...

 @ブドウ品種

 A気候
   太陽の恵み(日照量)の多い、少ない

   冷涼な気候の産地 → すっきりと繊細な味わい
   温暖な気候の産地 → ボリュームたっぷりな味わい


 Bつくり手
   ブドウの栽培方法、収穫のタイミング、醸造方法の違い

 C土壌
   畑の土壌の性質(石灰質、粘土質、砂礫質など)

 です。

 それでは、早速、ティスティングされたワインについて、詳細にレビューしていきたいと思います。(全てのワインは、ワインズマートでお買い求め頂きます。気にいられたワインの画像をクリックして下さい。)


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 フレシネ コルドン・ネグロ

 生産国:スペイン

 ブラックボトルがトレードマークのフレシネの顔ともいえるアイテム。グリーンがかった淡い黄色。弾ける泡立ち、レモンやシトラスのようなクリーンでキリッとした酸味のドライな口当たり。どんな食事にも合う本格派。特に和食との相性は抜群です。12℃で低温発酵させたブレンド比率の高いパレリャダは透明感のある華やかな風味を持ち、キレのある酸味にアクセントを添えています。

 フレシネは、シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法によるスペイン産のスパークリングワイン(カヴァ)です。シャンパーニュと比較すると、お買い得な値段となっています。


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 ファルケンベルク リープフラウミルヒ マドンナ

 生産国:ドイツ

 聖母教会で修道僧たちが作っていた大変美味しいワイン、リープフラウミルヒ(聖母の乳)。次第にその名を真似たワインが次々と現れたので、本家のものには聖母像にちなんで<マドンナ>という呼称を加え、区別するようになりました。

 マドンナの魅力は、やさしく、ふっくらした果実のような味わいです。 爽やかなナシや熟したリンゴ、またレモンやライムを思わせる豊かな果実香が立ちのぼります。 皆様から愛されるその特長は活かし、更に香りを華やかに、よりリッチでフルーティな味わいを完成させました。この絶妙な酸味と甘味のバランスこそが、マドンナが追い求めてきた理想の味わいです。
フルーティでありながら、すっきりとしたおいしさの「マドンナ」は、和食との相性はもちろんのこと、スパイシーなエスニック料理や中華とも、抜群の相性です!そのやわらかい味わいは、冷やしてお飲みいただくとさらに際立ちます。
いつもの食卓で、また、うれしいことがあった日のちょっと特別なお食事に、きりりと冷やした「マドンナ」で、幸せなひとときをお楽しみください。

 1908年にドイツ・ライン地方で誕生、今年、生誕100周年を迎え、4月1日よりデザインがリニューアルされました。


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 ビニャ マイポ ソービニヨン・ブラン

 生産国:チリ

 チリで太陽の恵みを受けて育ったぶどうでつくった、凝縮した果実感のあるフルーティなワインです。桃やリングを思わせる爽やかな酸味が心地よい白ワインです。

 チリは、太平洋から寒い風が吹き込み、内陸は暑い気候のため、昼は暖かく、夜は涼しい地中海型気候で、ぶどう栽培に適した土壌・風土になっています。


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 トーレス ビニャ エスメラルダ

 生産国:スペイン
 
 白ワイン用ぶどうの中で最もフルーティな品種として知られるマスカット系ぶどう(モスカテル)とゲヴェルツトラミネールから生まれた、バラの花や柑橘類を思わせる美しい香りが魅力です。爽やかな酸味とすっきりした後味をお楽しみいただけます。ヴィニャとはぶどう園、エスメラルダとはエメラルドの意味です。

 ティスティングされたお客様からも、まるでお花を飲んでいるようなとのご感想を頂いておりました。ライチという表現が合っていると思います。


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 バロン ド レスタック ボルドー 白

 生産国:フランス

 おだやかな酸とセミヨン種ならではの厚みとにささえられたオーク樽熟成によるバニラ香の調和のとれた白ワインです。

 ”LESTAC”とは、カステル”CASTEL”の社名のアルファベットを逆さから読んで命名された、まさに社命をかけたボルドーワイン。


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 ウィリアム フェーブル シャブリ

 生産国:フランス

 キンメリジャンと呼ばれる、シャブリ特有の貝殻の化石混じりの土壌からくる豊かなミネラル感が特徴。フレッシュで心地よい酸味、和食との相性が抜群です。

 フレッシュな柑橘系の香り、キレのある酸味が際立った、軽快で心地よい辛口の白ワイン。スタンダードなシャブリでありながら、ミネラル感やしっかりとしたボディを備えており、シャブリ本来の魅力が充分に楽しめる、コストパフォーマンスに優れた1本です。

 シャブリでは、数軒しかない手摘み収穫にこだわり、収穫を制限し、クリーンで凝縮した果汁を使用。「樽で発酵、ステンレスタンクで成熟させる」というポリシーで醸造されています。
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2008年04月05日

和食と国産ワインの相性

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 今回は、久しぶりにワインセミナーのレポートです。和食と国産ワインの相性というテーマで、マンズワインの島崎さんに講演頂きました。

 上の写真は、親子料理教室で大活躍されてた助手さんの別の姿です。お料理しています。


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 良いワインは、良い葡萄でなければならない。では、良い葡萄はどのように作られているのでしょうか。まずは、マンズワインさんのワイン作りのこだわりをレポートします。

 マンズワインさんのブランド「ソラリス」。ラテン語で「太陽」を意味します。葡萄は太陽の恵み。降り注ぐ太陽を浴びて育った良質の葡萄だけをワインに使う、品質主義の象徴として使われているそうです。太陽の中心に配置された葡萄が、イメージデザインとなっています。 


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 日本の葡萄産地は、降雨量が多いため、果実が完熟する前に腐るといった問題がありました。そこで開発されたのがレインカット栽培法です。栽培形態は、日本で良く見られる棚型ではなく、ヨーロッパと同じ垣根づくりを採用。特殊な支柱により、悪天時には垣根全体に覆いをかけて、雨が直接葡萄にかかるのを防ぎます。


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 上の写真は、葡萄を間引きした写真です。小さくて分かりにくいかもしれませんが、間引きされた葡萄が地面に落ちています。ちょっと勿体ない気もしますが、養分を集中するために行われます。


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 こうして高品質の完熟した葡萄が出来上がります。


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 収穫された葡萄は、熟練した目で選別されていきます。出来の良い葡萄が、プレミアムワインとなります。


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 手で一つずつ除梗され、おいしいワインがつくられていきます。それでは、実際にティスティングされたワインのご紹介をしましょう。


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 ソラリス 信州カベルネ・ソーヴィニヨン2003

 フランスのボルドーを代表するカベルネ・ソーヴィニヨン。長野県で収穫したカベルネ・ソーヴィニヨンを丁寧に醸造し、ほどよい樽熟成をおこなってバランスよく飲みごたえのある赤ワインに仕上げました。


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 ソラリス ユヴェンタ ルージュ2005

 ソラリスのセカンドワインです。トップの品質をあげる為に選別基準がどんどん高くなっていきます。基準が高くなると選別から漏れたワインも、良質な葡萄となっています。そのとき漏れた葡萄から作られる値段が少し安いワインがセカンドワインです。2003年からセカンドワインを作り始めました。

 「ソラリス」づくりで培ったノウハウを惜しみなく注ぎ込み、同じように丁寧に醸造、育成してつくったワイン。メルローらしい果実香と、適度な樽香が調和した魅力的なアロマに溢れ、ほどよくやわらかい渋味で飲み心地のよいワインです。より身近な価格で、「ソラリス」のエスプリを感じていただくことができるワインです。

 ユヴェンタとは、ラテン語で「若さ」を意味します。セカンドワインの特徴は、飲み頃が比較的早くきます。直ぐに飲まれるのであれば、大変オススメなワインです。


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 甲州 シュル・リー 2006

 甲州とは、日本にしかない葡萄品種です。ルーツの解明が出来ておりません。

 アルコール発酵が終わっても、そのままおいておきます。ワインを移動させないことで、フレッシュさを残します。酵母が自己分解されて旨みとなるのを待ちます。こうすることで、苦味の発生を抑制し、甲州種の好ましい要素を引き出されます。


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 甲州 凍結仕上

 今回ティスティング頂いたワインの中で唯一、甘口のワインです。ワインを凍らせて水分を取り除いて作る方法を採用。豊かで芳醇なブーケとともに深い味わいが堪能できるワインです。


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 続いては、ご試食いただいたお料理のご紹介です。

 まずは、「牛肉と菜の花の炒め物」。

 牛肉を細切りにし、酒、塩、こしょうで下味をつけます。菜の花は固い部分を切り落とし、水につけてパリッとさせ、水気をきって半分に切ります。フライパンで菜の花を茎のほうから炒め、穂先を加えて炒め合わせ、塩、こしょうをし、取り出します。続いて牛肉を炒め、菜の花をもどし入れ、しょう油、酒、粒マスタードで調味し、炒め合わせたお料理です。


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 次のお料理は「たけのこの木の芽焼き」です。

 たけのこを適当な大きさに切って、しょう油、みりん、木の芽に漬けて10分ほど、おきます。汁気をきってグリルで焼きます。途中、漬け汁をハケで2〜3回塗りながら焼きあげるだけの簡単な料理です。


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 そして、最後の料理。準備している時にスタッフのアイデアで即席で作ったものです。クリームチーズにかつお節、ねぎ、しょう油をたらしただけです。でも、これがかなりご好評を頂きました。

 ワインと料理の相性のポイントは以下の5つ。

 1.料理とワインのコク(重厚さ)を合わせる

 2.肉の色とワインの色を合わせる

 3.ソースの色とワインの色を合わせる

 4.料理の格やTPOにワインを合わせる

 そして最後

 5.どんなワインにも合わない料理もある

   例)干物、魚卵など


また、その他の話題として、ワインの飲み頃には、以下の3つのファクターがあるそうです。

 1.熟成
   どういう条件でワインがおかれているか

 2.温度と光
   高い温度で保管していると早く熟成してしまいます。但し、ワインのピークも短くなってしまいます。低い温度でゆっくり熟成させた方が、ワインのピークも持続します。

 3.飲む側の好み
   これは、人それぞれですね。

 今回のワインセミナーは、島崎さんとお客様の質疑応答でゆっくりと時間が流れていました。島崎さんありがとうございました。
posted by ワイズマン at 10:00| 千葉 | Comment(3) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月31日

本日、ワインセミナーのお申込締切です

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 5月迄のワインセミナーのお申込受付は、本日が締切です。

 一部セミナーに人気が集中しておりますが、先着順ではございませんので、たくさんのご応募お待ちしております。
posted by ワイズマン at 10:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインセミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする