2009年11月04日

今年の愛媛みかん 八協(はちきょう)

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 ここ数日で急に冷え込んできました。朝、目が覚めても、中々、お布団から出れません。こんな時は、温かいお鍋やおでんが食べたくなります。

 そして寒い時期。毎日のように食べるのが、みかんです。(ワイズマートでは、明日11月5日より、早生(わせ)みかんを販売致します。)

 そこで、これから4回に渡って、10月27日、28日の愛媛みかんの産地視察に行った内容をレポート致します。農協の皆さんが、みかんについて色々と教えて下さいましたので、今年のみかんの特徴などまじえながらご紹介致します。


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 ワイズマートで販売するみかんは、大きく2つの産地があります。

 最初の3回のレポートでは、こだわりみかん(味センサーで糖度と酸味が整ったみかんを選んだ最高級みかん。黒い箱のパッケージが特徴です。)に力を入れている西宇和からご紹介致します。(上の地図の左側です)

 西宇和は、愛媛県の西南部に位置し、九州に突出した45kmの長さを有する日本一の佐田岬半島とその基部の八幡浜市、伊方町をさします。

 宇和海と瀬戸内海に囲まれた海岸部は、典型的なリアス式海岸が続きます。地形は、起伏の多い傾斜地が連なり、平野部は極めて少ない地形です。土質は、結晶片岩を母岩とする壌土・砂壌土が大部分を占めるほか、一部に秩父古成層・蛇紋岩・石灰岩の層もみられます。日照量が多く、年間平均気温は17.3℃、年間降水量1,540mmと自然条件に恵まれ、みかん栽培に適した環境です。


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 みかん園地を訪問する前に、JA西宇和の木下さんから、今年のみかんの状況のご説明がありました。

 みかんは、5月に花が咲き、6月頭から中旬の雨の恵みを受けて大きくなります。(6月頭〜中旬が、みかんの細胞分裂が起きて大きくなる時期だそうです。)

 ところが、この時期に今年は雨が少なかった。6月下旬には、雨が多く降ったため、月間トータルでは例年以上の雨量でしたが、一番必要な時に雨が少なかったために、全体として小玉のみかんが中心になっています。

 8月、9月と日照時間、気温ともに例年通りで雨が少なかったことから、糖度と酸味が凝縮。特にSサイズのみかんほど顕著で、ただ甘いだけでない酸味とのバランスがとれたコクのある美味しいみかんになりました。


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 みかんは、放っておくと花の数だけ実を付けてしまうので、そのままでは美味しいみかんにはなりません。

 そこで、小さなみかんを間引いて形の良いものだけを残す作業(摘果(てきか))が必要となります。今年は、小玉のみかんが多く、生理落下(自然にみかんが落ちること)が少なかったために、例年以上の数を摘果しなくてはなりませんでした。

 上の写真の地面にころがっているのが、摘果されたみかんです。


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 自然に実ったみかんの8割ぐらいは摘みとり、残った2割のみかんだけに栄養を集中させるから、美味しいみかんが出来ます。

 この摘果を多くしなければならなかったということは、八協(はちきょう)、保内(ほない)、伊方(いかた)の3つの地区に共通する事実です。

 各園地では、摘果したみかんで転ばないようにとの連絡が徹底されたということからも、いかに多かったかが分かります。


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 それでは、今回の主役の産地「八協(はちきょう)」についてご紹介致します。

 八協は、高度200mぐらいにある園地です。木下さんが運転する車で登っていきました。本当に細い道を登っていくために、もっと高い標高に思えたのですが、南側に開けた段々畑は、太陽をしっかりと受けた素晴らしい園地でした。


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 太陽が降り注ぎ、みかんの葉がキラキラ輝いています。


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 この園地を訪れるのは、5回目だそうです。同じ時期、同じ園地を定点観察することで、毎年変わるみかんの出来栄えや、収穫量を理解出来ます。

 僕は、今年初めて訪問させて頂いたのですが、一緒に行ったバイヤーによると、色付きがとても早いそうです。黄色いだけでなく、少し紅が入った感じに見えました。

 また、今年のみかんは、台風の被害も少なく、とても美しいです。


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 実際にノギスを使ってサイズを測ってみると、Sサイズが中心であることが確認出来ました。(木下さんのお話では、全体の30〜35%がSサイズになる予想だそうです。)


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 園地の中のどの木を見ても、しっかりと太陽の光が降り注いでいることが分かります。

 写真の下に見える白いシートは、「タイベックマルチ」というもので、梅雨明けよりみかん園全体に敷き詰められます。みかん園地の乾燥と反射光によって糖度の高い、紅の濃い高品質なみかんを作ることが目的です。


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 タイベックマルチを敷いて、水分を減らしたり、結晶片岩を母岩とする壌土・砂壌土が大部分を占める地質など、みかんに色々なストレスが加わることで、みかん自身が頑張らなくっちゃ!という行動に出て、美味しいみかんが出来る。

 なんだか、ワインのぶどう作りに似ているなぁ〜と思いました。みかんにも、テロワールが存在するんですね。


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 上の写真は、みかん園地周辺の様子です。

 段々畑でみかんを収穫するために、モノレールが敷かれています。収穫したみかんだけでなく、人もこのモノレールを使って移動出来るそうです。


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 また、みかん園地のお隣りには、キウイフルーツも、栽培されていました。


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 こちらは、八協のブランドみかん「媛美月」です。

 高品質生産に取り組んだ果実の中から、味センサーで、糖度と酸度のバランスの整ったもののみを選び抜いた、八協の最高級みかんです。

 【西宇和農業協同組合(八協柑橘共同選果部会)】の公式ホームページはこちらを、ご覧下さい。
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2009年10月28日

愛媛にみかんの産地視察に行ってきました

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 10月27日、28日と愛媛のみかんの産地視察に行ってきました。(上の写真は、「媛美月」の園地、八協です。大変、急な傾斜の上にあります。)

 ワイズマートでは、愛媛のみかんを中心に毎年オススメしております。今年のみかんの出来はどうなのか、ワクワクしながらの視察でした。

 27日は、ワイズマートで黒い箱で販売されている「媛美月」、「蜜る」、「媛匠」の3つのブランドみかんの産地である西宇和の八協、保内、伊方という3つの園地を見学させて頂きました。

 黒箱のみかんは、少しお値段はお高いのですが、糖度センサーを通してチェックしているだけでなく、土づくりから剪定、芽花の管理、摘果についても厳密な基準を設けているみかんです。ただ甘いだけでなく、酸味も併せ持つおいしいみかん。それがこの黒箱ブランドのみかん達です。

 そのように美味しいみかんを試食させて頂けるわけですから、ワクワクしたのは言うまでもありません。


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 八協、保内、伊方の3つの園地は、それぞれが4〜5kmぐらいしか離れておりません。全ての園地が、瀬戸内海に面していると共通点を持つものの、標高の違い、海との距離の違い、土壌の違い、太陽の当り方など、様々な違いが、開花時期や色付き、味の違いとなって現れてきます。(上の写真は、「蜜る」の園地、保内です。「蜜る」ブランドを名乗れる園地には、この旗がさしてあります。)

 「媛美月」、「蜜る」、「媛匠」の味覚の違いについては、僕の主観が入ってしまうため、また、文章で上手く表現出来るか自信はありませんが、次回以降のレポートの中で、全体の傾向、それぞれの作り手のこだわりについて、ご紹介させて頂く予定です。


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 まだ収穫する前の時期なのに、この色付き。黄色に少し紅が入って美味しそうでしょ?

 実際に食べたら、予想を裏切らない美味しさでした。これが、きちんと熟成されて出荷の時期になったら、どれだけ美味しくなるのか。今年のみかんは、本当に旨いです。


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 この写真は、「媛匠」の園地、伊方です。3つの園地の中で一番、瀬戸内海に近く景色が大変綺麗でした。


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 そして、この写真は、本日28日朝の今治の園地です。

 昨晩のうちに西宇和から今治に移動しました。夜の食事の中で、JAおちいまばりの越智さんから、色々なお話を伺うことが出来ましたので、朝陽が昇る中、昨晩のお話を確認しながらの視察となりました。

 越智今治のみかんも西宇和のみかんに負けないぐらい美味しい。ですが、特に印象的だったのは、新しいみかん品種の登場です。

 愛媛のみかんの殆どが年内で終わるのに対し、1月以降に食べ頃を迎えるオリジナルの品種たち。昨年大晦日に、西船本郷店で出会って感動した「はれひめ」(過去にご紹介した記事はこちら)を始め、「紅まどんな」、「せとか」、「石地」など、覚えきれないぐらい沢山の品種が実っている様子を実際にみて、試食することが出来ました。

 あっという間の2日間でしたが、盛りだくさんの内容の産地視察でした。ワイズマートでは、今回の出会いを通して、お客様にも新たなサプライズを計画中です。

 次回以降のレポートに引き続き、楽しみにお待ち下さいませ。

 最後に、みかんの収穫で一番お忙しい中、迎えて下さったJAにしうわの八協、保内、伊方の各協同選果の皆様、JAおちいまばりの皆様、本当にありがとうございました。皆様のみかんに対する気持ちやこだわりを、少しでもお伝え出来るように頑張りますので、ご指導下さい。
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2009年10月09日

シナノスイートの産地視察に行ってきました その2

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 シナノスイート産地視察レポートの続きです。

 前回は、「接ぎ木」というものをメインにレポートしました。今回は、今年のシナノスイートで特徴についてレポート致します。


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 当日、園地をご案内下さったJA志賀高原の山本さんと春原さん。(向かって左から)

 山本さんから、今年のシナノスイートの状況についてご説明を頂きました。


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 今年のシナノスイートは、肌がきれい。それは、8月の長雨に対して、9月は良い意味で日照り状態が続いたからだそうです。

 写真から、上手くお伝え出来るか分からないのですが、本当に美しいシナノスイート。


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 また、シナノスイートの美味しさは、言葉だけでなく自然界が証明してくれる出来事に遭遇しました。

 この写真、何だと思いますか?

 そう簡単ですね。網です。


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 この網は、シナノスイートのまわりに張り巡らされていました。

 シナノスイートの隣には、今、収穫期を迎えている秋映があります。収穫時期ということは、今が一番美味しい時期です。ところが野生の鳥は、秋映には目もくれずに、シナノスイートだけを狙ってやってくるそうです。(秋映が美味しくないということではありません。シナノスイートがそれだけ鳥にも支持されているということなのです)


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 そしてもうひとつ、山本さんから面白いお話を伺いました。

 りんごの枝は、これぐらいの太さがちょうどいいのだそうです。つまり、あまり太い枝では、美味しいりんごが実らないということです。

 枝が太過ぎると、栄養は、みんな樹木そのものを成長させることに注力されてしまいます。でも、枝が細いと実ったりんごにも十分な栄養を分け与えようとする。木の枝が細い分、必要な窒素分が無駄なところにいかず、りんごの子供たちに集まるそうです。「新米パパとママは、初めて生まれた子供たちを一生懸命育てるけど、大きくなった息子や娘は放っておくでしょ?」う〜ん、なるほど。妙な説得力がありました。(笑)


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 りんごの「接ぎ木」には、こういったメリットもあるのかなぁ〜と思いながら、お話を伺っていました。他にも、りんごの種類によって枝を下に下げるようにした方が良いもの、大きな果実を実らせるためには、上向きに枝ふりをしなくてはいけないものなど、単純に「りんご」という言葉だけでは括れない経験と奥深い技術の世界があることを感じました。


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 色々な苦労や思いが込められたシナノスイート。

 台風が長野直撃と聞いて大変心配したのですが、奇跡的に雨が降っただけで、風はほとんど無かったそうです。

 前回のレポートで神様のことを悪く書いてしまいごめんなさい。そして、神様ありがとう。美味しいシナノスイートを守って下さって。園地の皆さんの思いが通じたのかもしれません。
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2009年10月08日

シナノスイートの産地視察に行ってきました その1

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 昨日、りんごの産地として有名な長野県北部、志賀高原山ノ内町平穏(ひらお)上條地区にシナノスイートを見に行ってきました。

 大型の台風18号の影響が心配される中、対応して下さったJA志賀高原の山本様、春原様、その他多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました。天候のことは予想出来ないとはいえ、本当に大変なときにお手数をお掛けしました。台風の被害が、少しでも少なくなることをお祈り申し上げます。台風に関しては、これから東北方面に向かうとの予測がされており、青森のりんごについても、昨年の雹害に引き続き、大変心配です。あわせて台風が弱まることを祈るばかりです。


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 それでは、大変な時に色々と教えて下さったことを、少しでもご紹介したいと思います。

 昨年、ワイズマートでも10月下旬に販売させて頂き、とても人気が高く、リピーターのお客様も多かったシナノスイートは、1978(昭和53)年、長野県果樹試験場が、ふじ(種子親)とつがる(花粉親)を交配・育成・選抜した品種です。1996(平成8)年に登録されたばかりで、りんごとしては、まだまだ新しい品種です。


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 とても甘く、果汁も多いりんごで、食べた時のシャキシャキ感が、より美味しく感じさせてくれます。酸味は少ないように思いました。


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 まだ、収穫するには少し早いそうですが、食べてみたら本当に美味しい。これが、さらに美味しくなるなんて、本当に楽しみです。

 果肉もしっかりしていて、りんご1個を食べたら、お腹も一杯になりました。

 台風が接近していて収穫してしまうか、それともより美味しくお客様に召し上がって頂けるように熟させるか、園地の方も本当に悩まれていました。

 これまで一生懸命、枝ふりや、摘果など多くの手間をかけてきたのに、神様は残酷だなぁと思います。より美味しいりんごを食べて欲しいとのお気持ちは、痛いほど伝わってきました。


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 山ノ内町は、観光地である志賀高原をかかえるりんごの一大産地です。平穏地区は、晴れていれば北信五岳である飯綱山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山が一望できる標高500から700メートルほどの緩やかな傾斜地で、りんごを栽培しています。

 その平穏地区で美味しいりんごを生産されているチャンピオンの湯本さんの園地にお邪魔させて頂きました。突然の訪問にも関らず快く迎えて下さりありがとうございました。


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 こちらのシナノスイートは、北斗というりんごの木に接ぎ木して、3年目だそうです。

 「接ぎ木」とは、人為的に作った切断面で接着して育てることを言います。果樹の枝変わり(偶発的に発生し新しい品種が出来ること)や新品種は遺伝的に固定していないので、増殖には接ぎ木を利用す場合もありますが、果樹等の育種年限の短縮化する目的でされることがあります。


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 赤丸部分が「接ぎ木」した箇所です。枝の太い元の部分が北斗というりんごの木、接ぎ木された細い枝がシナノスイートです。


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 シナノスイート以外にも、王林も接ぎ木されていました。王林は、2年前にTVのダイエット番組で紹介され、爆発的な人気になったりんごです。酸味があまり無く、甘いりんごで僕は、よく購入しているりんごです。(酸味が強いりんごが苦手な方には、オススメのりんごです)


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 また別の木には、秋映が接ぎ木されていました。酸味と甘味のバランスが良いりんごです。秋映は着色が良いりんごで、標高が高いなどの寒い地域で収穫されたものは十分な冷気に当たっているため黒っぽい色になります。


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 次回は、今年のシナノスイートの特徴や、園地で教えて頂いたことを引き続きレポートします。
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2009年07月17日

桃のおいしい食べ方

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 もう加納岩の桃(愛称「ぴ〜」)は、お召し上がりになりましたでしょうか。

 まだの方は、明日がチャンスです。昨年もご好評を頂きました桃のクーポン券(こちらも愛称は「ぴ〜クーポン」)が、明日18日のチラシについてきます。この機会に是非、ご賞味下さいね。

 さて、前回の「桃のおいしい食べ方」に続きまして、今回は、その2をご紹介させて頂きます。

 桃の一番おいしい部分は、皮と果実の間が一番美味しいそうです。それでは、ここをどのようにすれば食べられるのでしょうか?

 それでは、ご紹介いたしましょう。


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 これからご紹介させて頂く食べ方は、産地の丸山さんにお聞きした内容です。

 産地の人は、新鮮な桃を皮ごと丸かじりされるそうです。確かに桃の皮をむいたときに、果汁が流れているのを見ると、とても勿体無い気にまりました。

 それでは、いよいよご紹介です。


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 手順@
 桃を水で軽く洗います。桃の中心にむかって包丁を半分入れます。


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 手順A
 包丁を一度抜いて、1cmぐらい離れたところに手順@で入れた切り込みに向かって包丁を入れます。


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 手順B
 上の写真のように、V字に切り込みが入り、1個目のカットは完了です。


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 手順C
 2個目以降も同様にV字の切り込みを入れます。


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 最初に、皮ごと丸かじりすると聞いて、桃の皮って食べられるの?おいしいの?という疑問が浮かびました。

 でも実際に食べてみた感想は、桃の皮を感じることなく、むしろシャキッとした食感が新鮮で美味しいということでした。

 あくまで僕の感想ですが、桃の自然の甘味をより深く感じたといいますか、自然の恵みを全て頂いているようで、嬉しくなりました。(ただ、この食べ方は、お腹がゆるくなりがちの方は、一切れぐらいにした方が良いかもしれません。)


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 旬の桃は、今しか食べることが出来ません。7月中旬の中生種の桃は、大きい果実で一番人気の桃です。是非、お召し上がり下さい。

 (7月下旬から出荷の始まる晩生種の桃は、比較的大玉の桃で、追熟が遅いので、歯ごたえのある食感の桃となります。こちらも弾力性があり、濃厚な味わいで僕は好きです。)
posted by ワイズマン at 18:36| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地視察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

おいしい桃の選び方...

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 明日から、ワイズマート全店で山梨県加納岩産の桃、通常『ぴ〜』の販売がされます。

 7月上旬に販売される桃は、白鳳系品種で果汁が多く柔らかでジューシーな桃です。

 今回は、6月24日(水)の産地視察の際に、JAフルーツやまなしの鶴田さんから、今年の桃の出来についてご説明下さった内容をご紹介致します。


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 今年は例年に比べて開花も早く、実の付き方もよく、近年にない豊作となりそうだ・・・とのことでした。全体的に小玉傾向ですが、食味も良く自信を持っておいしいとおすすめ出来る桃に育ちました。

 しかし、5月20日以降、雨が多かったことで一つ問題が発生しました。


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 上の写真の桃ですが、何かおかしいと思いませんか?

 そうです。形が丸くなく楕円形(横形)です。全体が8の字のような形になっています。

 よお〜く見ると、つる割れりんごのように軸近くに亀裂があります。


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 普通の桃(写真上)と比べると下の桃は少し楕円形になっていますが、それほど違いがあるようには見えないかもしれません。


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 この2つの桃を割ってみると違いがはっきりとします。

 普通の桃(上)は、種のまわりまで果肉が詰まっているのに対し、楕円形の桃は、種のまわりに空間が出来ています。


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 写真を拡大してみましょう。赤い丸で囲まれた部分です。種のまわりに隙間があります。

 このような状態を「核割れ」と言うそうです。どうして、このような「核割れ」が発生したのでしょう。

 今年は、5月途中まで、あまり雨も降らず、乾燥していました。花が咲き、実が実る途中、種が固くなる時期があります。その時期に急に多くの雨が降ったことで、実が急成長しました。中学生ぐらいのときに成長スピードが早くて間接とかが痛くなる状況に似ているとのことでした。

 核割れ桃は、摘果されていきますので、その分、商品として出荷される数が減少すると予想されているそうです。


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 そして、もう一つのトピックスが、今年、ご案内頂いた桃の園地の素晴らしさです。

 従来は、普通に桃の枝が横にひろがっていくものを剪定していました。ところが、最新の園地では、Y字型に木の枝を調整して、枝ふりの面積をひろく、太陽の光を十分に受けられるだけでなく、収穫もし易いといったメリットがあります。


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 この園地の中に入って、上を見上げるようにして撮影したのが、この写真です。上から下まで、桃全体に太陽が降り注ぎ、桃の実も葉も光輝いています。

 ちょうどアーチのように木の枝が広がっているため、十分なく空間が出来ています。桃はとてもデリケートな果物ですから、収穫がし易い環境を作ることも大切なことだと実感しました。


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 それでは、ここからが本題です。

 おいしい桃ってどんな桃なのでしょうか? その見極め方をお教え致します。

 おっとその前に注意事項が一つあります。

 桃は、大変デリケートな果物です。おいしい桃を選ぶといっても、あれこれ触ってはいけません。触ったところから色が変色してしまいます。見る事で判断しなければならないから桃の見分けからは難しいのですが、以下のポイントを抑えておけば、おいしい桃をゲット出来ると思いますので、きちんと頭に入れて桃を選んで下さい。

<<おいしい桃の見分け方>>

 @「香り」
  未熟の桃は、香りが少ないものです。熟すに従い、香りが強くなってきますので、香りで成熟度をご判断下さい。

 A「形」
  きれいにふっくらと丸い形の桃を選びましょう。

 B「大きさ」
  桃は、樹の高い位置ほど大玉になります。樹の上部ほど光合成が活発でおいしく甘い桃になります。

 C「色」
  サンサンと日光を浴びた桃は、とっても綺麗なかわいいピンク色をしています。全体に色がのっている桃を選びます。

 D「産毛」
  桃の皮の表面には細かい産毛がびっしり生えています。この産毛が大切です。


 続いて...

<<美味しく桃の食べ方>>

 ●その1

 ジュース・コーヒーでホットと冷たいものがあった場合、あなたはどちらが甘く感じますか?もちろん、温かい物のほうが甘く感じます。

 それでは、桃はどのようにして食べたら良いでしょうか?

 まず、ご購入された桃は常温のところに置いておくと果肉の熟度が進みます。(桃は、熟すスピードが早い果物です。)冷蔵庫で冷やす場合も、食べる1時間ぐらい前に出して召し上がっていただくほうが、桃の甘さを増して感じます。

 ●その2

 桃の一番おいしい場所はどこでしょうか?

 その答えは、果皮(桃の皮)に近いほど糖度が高く、また、果頂部(桃のてっぺん部)ほど高い傾向があります。ですので、横に輪切りにしてしまうと、甘さに偏りが出来てしまいます。そこで、縦にスライスすることで甘味を均等にします。

 そして、もう一つ。皮と果実の間が一番美味しい、ここをどのようにすれば食べられるのでしょうか。後日、この方法について写真と共に、ご紹介致します。「早く教えて。気になって仕方ないわ。」という方は、是非、ワイズマートの桃売場をご覧下さい。

 桃の生産者の方の食べ方をご紹介しております。
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2009年06月24日

今年も『ぴ〜』の季節がやってきました!

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 本日は、山梨県まで、桃の視察に行って参りました。昨年に引き続き、JAフルーツやまなしの鶴田さんをはじめ、多くの方に大変お世話になりました。ありがとうございました。

 昨年は7月9日でしたが、今年は、6月24日ですから、2週間以上早い視察となりました。今年の桃の出来はどうなのか?昨年と何が違うのでしょうか?といったことを念頭に、非常に楽しみにしていた産地訪問です。

 でも、朝から土砂降りの雨。緑の中にキラキラ輝く桃の写真が欲しかっただけに少し残念な気持ちでのスタートでした。


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 JAフルーツやまなし様に到着した時は、雨は小降りになったもののまだ止んでいませんでした。

 昨年と違うお店のチーフ達と一緒に、選果場(果物を大きさや出来具合で仕分けして出荷するところ)の流れをご説明頂きました。


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 選果場の見学が終わり、会議室に移動。今年の桃の状況について、鶴田さんからご説明を頂きました。


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 こちらが試食で頂いた桃(ちよひめ)です。どうです? 美味しそうでしょう。僕も今年初めていただいた桃です。

 今年の桃の出来についての概要は次の通りです。

 @例年より、3日ほど開花が早いそうです。
 A小玉傾向ですが、食味は良くて自信をもって「おいしい」とおすすめできる出来だそうです。(6月22日現在出荷されているのが、「ちよひめ」という早生品種、6月25日からは、「日川」が出荷される予定です。)
 B希少品種の「浅間」、「嶺鳳」などの果実の実り状況もよく、安定した出荷が見込めます。(JAフルーツやまなし様で出荷予定の桃は、今年、14品種。一番出荷量が多いと予想されるのが、昨年ワイズマートでも大人気だった「白鳳」で340トン。8月中旬に出荷される「川中島」が125トンだそうです。桃は、一つの品種の出荷日数が非常に短く、約2ヶ月半の期間に14品種の桃が入替わりながら、出荷されていくことになります。夏が旬の桃ですが、1つの品種の旬は本当に短いのです。
 C「核割れ」という状態の桃が例年より多く発生しているそうです。(詳しくは、後日レポート致します)


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 そして今回のトピックス。

 ☆おいしい桃の選び方


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 ☆おいしい桃の食べ方

 詳しくは、今後、ブログやチラシでご紹介致します。


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 そして、打合せが終わって、外に出ると、先程までの雨が嘘のようなお天気。桃の「ぴ〜」だから、ピーカンです。(懐かしい言葉でごめんなさい。昔は、素晴らしい晴天のお天気を、ピーカンといっていました。)


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 園地で、鶴田さんから、色々なお話を伺いました。


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 印象的だったのは、説明が一段落ついた時のこと。

 感慨深げに桃を我が子達を見るような愛しい目で見つめながら、「今年の桃は、本当に実のつき方がしっかりしていて...。」自然に出てきた言葉に、鶴田さん達の自信を感じました。


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 おいしい桃の食べ方や、桃の品種の違いなどについても、売場やチラシで何回かに分けてご紹介する予定です。

 是非、今だけが旬の桃。『ぴ〜』を楽しみにお待ち下さい。

 そして、JAフルーツやまなしの皆様、本日は、本当にありがとうございました。本日の訪問で、あらためて桃の生命力といいますか、自然の恩恵を強く感じました。

 昨年の かのういわの桃『ぴ〜』のレポートは以下のリンクからご覧頂けます。

 ●桃が育つまで
 ●桃太郎の桃は...
 ●甘い桃が出荷されるまで
posted by ワイズマン at 18:30| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地視察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

りんご作りの厳しさ その2

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 青森のりんご産地訪問レポートその2です。

 弘果市場のいたるところに上記のはり紙がありました。

 「あきらめないで!! 〜NEVER GIVE UP〜 霜害・雹害支援キャンペーン」です。こちらから、詳しい内容をご覧頂けます。

 これは、弘果市場様からのメッセージです。

 平成3年の台風19号の被害の時は、全国から絶大なる御支援をいただき、青森りんごは再生復活いたしました。今回の被害も規模が甚大なことから、消費者皆様の支持が必要不可欠という小売とお客様に対してのメッセージ。

 もう一つは、被災園地の適正防除・肥培管理をしっかり行い、「あきらめないで」味の乗ったおいしいりんご作りをしましょうという生産者の方々へのメッセージが込められています。

 しかし、今年一番深刻なのは、「つる割れりんご」が大量に出来ていることでした。


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 市場を後にして生産者の外川さんのリんご園を訪問させて頂きました。

 収穫時期の大変お忙しい時に、貴重なお話をして下さいまして、ありがとうございました。


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 こちらのりんご園でも、今年は「つる割れりんご」が多いとのお話でした。


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 「つる割れりんご」がどうして出来るのかは、実は解明されていないそうです。色々な原因が考えられているのですが、一番有力なのが、累計の降水量が多いことのようです。

 今年は、夏日がなく、8月以降大雨が続きました。りんごのツル付近に割れが生じている「つる割れりんご」が、霜害・雹害りんごよりも多く発生しています。これが農家の方々を悩ませています。

 「つる割れりんご」は、水分や糖分をたくさん吸収して育つとき、果実の充実(膨張)に皮の成長が追いつかないため、つる付近の皮が割れてしまったりんごです。大型の果実に現れやすく、樹上で十分に熟した証でもあり、地元の人々の間では「美味しい」と好まれているそうです。


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 こちらは、雹害にあったりんご。りんご園を見回ると、「つる割れりんご」より少ないと言えども、多く見られました。


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 こちらは、JA津軽みらい様でご説明頂いた時の写真です。選果されて避けられた「雹害りんご」と「つる割れりんご」です。


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 八百屋さんの責任者も、自身の目で、厳しい自然を感じた瞬間です。


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 こちらは、「雹害りんご」の断面です。雹によってへこんだ箇所を取り除けば、特に問題ありません。むしろ、ミツがたくさん入っておいしいりんごでした。


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 こちらは、「金星の雹害りんご」です。サンふじりんごの様に、赤い果皮だと雹害の後が、あまり目立たないのですが、黄色の果皮の「金星」は、とても痛々しく映りました。

 正直、りんごが可哀想に思えたし、逆に生命を感じました。

 たった1日、訪問して見た僕でさえ、これだけの衝撃を受けたのですから、手塩に掛けて育てられた生産者の方々にとって、どんなに大きな衝撃だったのか、計り知ることは出来ません。

 実際に試食させて頂いたのですが、本当に瑞々しくて美味しいりんごなんです。


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 今年の青森りんごは、幾多もの厳しい自然と闘いながら、困難に負けずに育ちました。見た目は悪いけど、生産者の方々の愛情が込められたりんご。

 ワイズマートでは、今回の産地訪問を通じて、何か産地の方々を応援出来ないかと考えました。

 そこで、この度、被害にあわれた、生産者の皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、「雹害りんご」「つる割れりんご」の販売を強化し、この2つの商品の販売1個95円につき、5円の義援金を「JA津軽みらい」様を通じて、生産者の方々にお渡ししたいと思います。

 義援金対象の販売期間は、11月25日(火)から12月1日(月)の一週間とさせて頂きます。販売個数のご報告は、12月6日(土)号のチラシ紙面及び店頭、ワイズフォーラムえにて提示させて頂き、12月8日(月)に産地へ送金させて頂きます。
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2008年11月24日

りんご作りの厳しさ その1

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 11月12日(水)と13日(木)の2日間をかけて、和歌山県のみかんと、青森県のりんご産地を訪問したことは、以前、こちらにレポート致しました。

 今回は、青森県のりんご産地訪問について、詳しくご紹介したいと思います。

 上の写真は、大変お世話になったJA津軽みらい様の建物の窓からの眺めです。澄んだ空気に降り注ぐお日様の光。このように素敵な自然の中で美味しいりんごが育つのです。

 ワイズマートは、平成15年以降、定期的に青森の産地を訪問しています。生産者の方々にその年のりんごの出来を教えていただくこと、また、お客様の声を生産者の方々にお伝えすること、そういったことを繰り返すことが大切だと思うからです。

 そして、今年は、ある事実を目の当たりにします。

 12日に和歌山のみかんの産地訪問し、そのまま夜に青森に着きました。そして夜、JA津軽みらいの方々とお食事をとりながら、りんごについての貴重なお話を伺うところから始まります。


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 突然ですが、リンゴの花をご覧になったことがおありですか?

 桜よりも少し大ぶりで、どこか凛とした美しさを持つ白い花。青森県の県花にもなっているのがりんごの花です。

 品種のよって花の色や大きさに違いはありますが、一つの枝先に5〜6個の花が咲きます。蕾の時は、赤いのですが、開花したての花びらには白地に赤やピンクが混じるものの、次第に美しい白さを増していきます。

 りんごは、房の中心に咲いた花だけを残して、ほかの蕾や花はすべて摘み取ります。果実の数を減らして美味しいりんごを作るためです。中心に咲く花が一番大きいため、この花を残すそうです。

 お日様の光と澄んだ空気、美味しい水を吸収して育つ「サンふじりんご」は、順調に育つ筈でした。


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 ところが、今年は状況が違っていました。

 りんごにとって大変厳しい自然がやってきました。

 一つは、4月下旬から5月下旬、そうりんごの蕾が誕生して開花するぐらいの頃に発生した霜害(そうがい)です。

 りんごやなしは、開花期前後が最も低温に弱いです。この時期に今年は、霜害が発生してしまいました。


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 そして、5月26日と6月13日に降った雹(ひょう)による雹害です。

 これから、美味しいりんごに成長しようとしている時に、上の写真のような被害を受けたらどうでしょうか?

 花が咲くまでにも、たくさんの生産者の方の苦労と努力があった筈です。それなのに、一瞬にして上の写真のような状況になってしまったら、それまでの苦労がパ〜になってしまうのです。

 今年は、霜害、雹害の影響で、約8,000ヘクタールのりんご園(青森県全体の35%)が甚大な被害を受けました。

 まだ果実が未熟な段階で雹に打たれたりんご。そのまま育てても商品として出荷出来ないと分かっていても、農家の方々は来年のために、普通のりんごと同じように手間隙を掛けなければなりません。

 りんごは、果実が大きくならないうちに摘果(摘んでしまう)と、翌年花が咲かなくなってしまうそうです。だから、売り物にならなくても、きちんと愛情をそそいで、育てる必要があるのです。

 和歌山のみかんの農協のお話の中で印象的な言葉がありました。

 「僕たちは、製品を作っているのではありません。(果物の樹木と自然と対話しながら、どうしたらより美味しい果物が出来るのか愛情を注いでいるのです。)」


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 翌日(11月13日)の朝、弘果市場を見学しました。

 漬物用の赤かぶや、大根、白菜などもありましたが、市場の中は、ざっと99%が、りんごだけでした。

 りんごは、木箱の中にきれいに納められています。


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 とても美味しそうなりんごですね。天井からの光を受けたりんごを見ていると、生命を感じました。


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 こちらは、「金星」というりんごです。写真では上手く伝わらないかもしれないのですが、とても美しいりんごでした。

 JA津軽みらい様で雹害にあった「金星」を試食させて頂いたのですが、とても瑞々しくて甘いりんごです。果肉は適度なかたさがあり、香りもも良いりんごです。


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 こちらはおめでたい寿の文字の「陸奥」です。「陸奥」は、収穫のひと月くらい前まで袋にかけられ、最後に日光に当てることで果皮をピンク色に染めています。この時に、文字型のシールを貼ることで、その部分だけ色が付かず、このようなりんごとなります。

 このピンクの鮮やかさは、他のどのりんごにも負けないと思います。


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 しかし、このように見た目の美しいりんごばかりではありませんでした。

 市場をまわっていると、前夜、お話を伺った通り、「雹害(ひょうがい)りんご」、そして、今年もっと深刻な「つる割れりんご」をたくさん見ることになりました。

 りんごのレポートは、次回に続きます。
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2008年11月14日

物作りの姿勢と自然の厳しさ

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 11月12日、13日の2日間をかけて和歌山県のみかんと、青森県のりんごの産地視察に行って参りました。

 今回は、2つの異なる生産地、また、みかんとりんごという違いはありますが、共通して感じたことがあります。

 それは、生産されている農家の皆様、農協の皆様方が、美味しい果物を作ることにかける情熱と、一方で、人の力だけではどうにもならない自然の厳しさという現実です。

 それでは、簡単にレポートさせて頂きます。

 まずは、和歌山県のみかんから...。


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 昨年暮にワイズマート社内で大ヒットしたみかんがあります。

 味が濃厚で、酸味もあり、甘味を強く感じるみかん。

 誰もが、一口食べるとこのみかんの虜となって、ワイズマート社内でファンが急増。今から入荷されてくるのを期待待ちにしているみかんです。


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 今回は、この美味しいみかんを作られている農家の方に、色々とお話を伺うために和歌山まで訪問致しました。

 上の写真は、農家の方が、ご用意下さったものです。朝収穫されたのか、持った瞬間、少しひんやりしていました。

 食べてみたら、とても美味しい。甘さが前面にやってくるのですが、ただ甘いだけでない美味しさなのです。1個目は、粒の大きいものを試食させて頂いたので、2個目は小さなものを選びました。小さくてもやはり美味しい。一緒に訪問した八百屋さん達も、無言で首を縦に振りながら食べています。


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 こちらが生産農家の石川さんです。とてもシャイな方で、はにかんだ笑顔がとても素敵です。

 美味しいみかんの作り方、どのような試行錯誤をされているのか、技術だけでない、農地と美味しいみかんの関係など、色々なお話をして下さいました。

 とても収穫量が少ないのですが、ワイズマート全店で12月に2回だけ販売する予定です。ワイズマート社内で大人気のこのみかん。販売日が近づいてきましたら、チラシやブログでご案内致しますので、是非、召し上がり下さい。


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 みかんの産地視察が終わり、和歌山県から青森県へと移動しました。

 事前にお話は伺っていたのですが...。

 直接、現地で生の声(訴え)を聞き、またりんご園でその様子を目の当たりにした時に、自然の厳しさを痛感しました。

 青森県のりんご産地では、今年4月下旬から5月上旬にかけての霜害(そうがい)、5月26日と6月13日の雹害(ひょうがい)により、青森県約8,000ヘクタールのりんご園(県全体の35%)が甚大な被害を受けました。

 また、今年は、夏日がなく、8月以降の大雨が続いたことでりんごのつる付近に割れが生じているツルワレりんごが多い傾向にあります。

 ※雹害、ツルワレりんごについては、近日中に詳しくご紹介しますので、もう少しお待ち下さい。


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 上の写真は、せりも終わり出荷準備中の市場の様子です。


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 朝陽を浴びて出荷待ちのりんご達。農家の方々が手塩にかけたりんご達に息吹を感じます。

 一方、たくさんの木箱の中には、雹害(ひょうかい)やツルワレのりんごも多く見かけました。


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 これは、市場の天井に吊るされているタレ幕です。「りんごの将来 良いも悪いも選果から」

 りんごだけでなく、みかん、桃、その他多くの果物は、今年だけ良い果物が取れれば良いわけではありません。来年、再来年以降のことも考えなくてはいけません。その為に、生産農家の方々は勿論のこと、農協、市場の方々みんなが努力しているのです。


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 真心込めて育てていたりんごが、自然の厳しさを受けてしまった。

 見た目は悪いけど、中身はとても美味しいりんご。

 きちんとお客様に状況をお伝えすると共に、お買い得な価格でご提供すること。また、何か生産地の農家の方々を応援することが出来ないだろうか、そういったことを考えさせられた産地視察でした。

 近日中に雹害(ひょうがい)りんご、ツルワレりんごについては、詳しくご説明させて頂きます。
ラベル:ワイズマート
posted by ワイズマン at 18:22| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地視察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする